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最後の晩餐にはまだ早い


綾瀬「手打ちそば重吉」

 今年の夏は「半端なく」暑かった(まだ過去形では語れないが(笑))、家から出るのを躊躇う程の灼熱状態が続いた事もあり、電車に乗っての外食活動は滞りがち。出かけたのは自転車で往復可能な、半径2~3km位までの店が多くなった、自転車は乗っている間なら風を受けるので暑さも我慢できる、ただ太陽に照らされるだけの信号待ちが恐怖だが(笑)。結果ブログ更新記事は暫くの間地元の店が多くなりそう、それでも今迄知らなかった意外な良店も発見出来たので、猛暑は悪い事ばかりでもなかった(笑)。
 この日も特に予定が無く、上野、浅草辺りでフレンチかイタリアンランチを新規開拓しようかな?と考えていたのだが、朝から上がり続ける気温に早々に白旗(笑)、「こんな暑い日には冷たい麺しかない」と思った。
 そこで向かったのは足立区が誇れる蕎麦の名店「重吉」、何時以来だろう?とブログを調べたら、最後に訪れたのは去年7月、また「光陰ミサイルの如し」になった(笑)。蕎麦が本当に美味しいのは、新蕎麦が出回る晩秋以降だが、その時期は他の食物も豊富、食べたくなるのはこうした暑い日だ。

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 早めの11時に開店するこの店、昼夜それぞれ打った蕎麦の売り切れ仕舞いなので、早い時間に行くのが安心だ、店前に着いたら11時10分位だった。
 暖簾をくぐって入店するが、既に2組着席していた、一人だったので蕎麦打ち場の前にあるカウンター席に進んで座る。

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・お品書き(冷たいそば・うどん)

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・お品書き(温かいそば・うどん)

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・お昼のセット(小丼ぶりとかけ又はせいろ)※平日昼のみ
 此の店は蕎麦も美味しいが丼物もいける、糖質過多は怖いが、ついセット物に目が行ってしまう(笑)。
 前回はたしか天丼だったので、今回は「鴨とじ丼セット」(税込1,130円)で、冷たいせいろをお願いした。

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 「本日の蕎麦」と産地を紹介している、この日は鹿児島と茨城だった。
 店内は小柄な奥様一人で担当している、厨房はご主人が一人、前回は息子さんが手伝っていたが、この日は二人だけだった。店主はめったに店内に出ないが、蕎麦を打っている姿は見た事ある、元ミュージシャンでドラムを叩いていたと聞くが、風貌はインテリ調で教師みたいな人。

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 暫くしてまずは丼と蕎麦用の支度一式が運ばれて来る。高価な物ではないが、時間をかけて店主のセンスで選んだ、趣味のいい器を使っている。

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 鴨とじ丼、簡単に云えば親子丼の鶏を鴨肉に替えたものだ、質のいい鴨肉と長葱、卵の火入れが、これ以下でもこれ以上でもバランスが崩れるギリギリのライン、最近「とろとろ」を謳ってもっと柔らかい丼物に出会うが、個人的にはこの位が好み。味のベースになっている「かえし」がいいのだろう、つい夢中で食べてしまう(笑)。

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 続いて「せいろ」、江戸蕎麦伝統の二八割だと思う、細打ちで喉越し、香り、余韻がいい、過去一年間食べて来た蕎麦店の蕎麦と比べると1オクターブ上だなと感じる。蕎麦ツユも辛口だが醤油味が強すぎず、かえしの良さが分かる。

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 洒落た木の容器に入った蕎麦湯、後から蕎麦粉を足していると思う、ベジポタラーメンのスープみたいな粘度(笑)「たかが蕎麦湯」と云うなかれ、これも美味しかった。
 一気に丼と蕎麦を食べてしまい、気が付いたら先の2組を追い抜いて食べ終わっていた、早食いは私の数少ない「芸のうち」だが、高齢になったら喉に詰まる事もあるので、気を付けないといけない(笑)。

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 手廻し石臼、これはインテリアとして置いてあるもの、現在この店では電動石臼を使って蕎麦を挽いている。
 石臼で挽いた蕎麦は粒子の角が尖って不均一、それを蕎麦打ちの技術で麺状態にすると表面が凹凸になる、これが口中の触感つまり喉越しの良さに繋がり、蕎麦ツユも絡みやすくなるのでは?と思っている。また蕎麦は熱に弱く香りが飛びやすいが、石臼は摩擦熱が上がらないとも言われていう。
 久しぶりだったが、重吉の蕎麦は美味しかった、値段も都心の趣味系蕎麦店に比べたら良心的と感じる。地元の手打ち蕎麦店は減少傾向にあるが、綾瀬の誇れる名店として、これからも続いて欲しいと願っている。


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  2. 麺・ラーメン
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東麻布「ローブ(L'aube)」

 去年8月にランチ訪問して以来、ご無沙汰していた東麻布(赤羽橋)のレストラン「ローブ(L'aube)」、通常だと昼営業は金・土曜日だけだが、今年の8月も平日ランチを開催するとの知らせを受け、食仲間を誘って訪問する事にした。
 最近の外食活動?は殆ど昼になっている、経済的な理由もあるが、加齢と共に朝型人間化し、重い料理を食べるなら夜より昼の方が身体の調子がいい(笑)、またブロガーとしても、光量の違いにより画像の写りがいいのは得難い魅力だ。「じゅん散歩」の高田純次さんみたいに、年齢を重ねても「いい男」のオーラを放てればいいのだが、残念ながらもう手遅れ、普通の年寄りは、華やかな夜の主役は若い人達に譲るべきと思っている(笑)。
 この日も暑い日だった、前回と同じく麻布十番駅から歩いて行ったが、太陽が真上に来て日影がない、汗を流しながら2階にある店下に辿り着いた。
 階段を上がりサービス担当の関氏に挨拶、この日はオープンキッチン正面の真中席に案内された。あえて外光を遮り照明を落とし、海の中に居るみたいな雰囲気の店内、エアコンの他に冷風機まで置いてあり、外の灼熱を暫しの間忘れる事が出来る。
 「見られる」事を意識してか、真夏でも長袖で汚れのないコックコート姿の今橋料理長と平瀬パティシェールに挨拶、一年ぶりになってしまった事をお詫びする(笑)。この日の昼は関氏も含め3人で店を回していた。
 白ワインで乾杯し、始まった真夏の ‘MENU HARMONIE’ は以下のとおり、通常メニューにデセール1品を追加してもらった。

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・ウェルカムジュース(宮崎産マンゴー)

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・アミューズ ブーシュ(ハーブのソルベ、チーズのチュイール)

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・鎌倉野菜、牡蠣のエッセンス

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・功刀鱒 クルジュ

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・土佐ジローの卵 トリュフ

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・鴨 増田採種場のケール

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・関ソムリエセレクションのイタリア産ワイン白&赤

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・桃 横田農園の薔薇

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・ミルフィーユ、熊本産ブルーベリー(追加)

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・ホンジュラス産水出しコーヒー(冷)

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・ごちそう茄子のグラス、オリーブとチョコレート

 まずは冷たいソルベ(甘くない)で涼しくなってもらおうとの意図、続く鎌倉野菜は今橋氏が以前から使っているもので、野菜の味が濃い。
 富士宮市で養殖される鱒は使う店が増えているが、繊細な肉質と適度に乗った脂が特徴、川魚特有のクセも全く感じない、クルジュはクルジェット(ズッキーニ)の成体、両者の相性は色合いも含めて良好だ。
 続く卵料理は今橋氏のスペシャリテで、盤石の美味しさ。鴨は仏ブルターニュ産で、ケール粉末を使うのも今橋氏の得意技だ(笑)、微かな青臭さと苦みが、意外な程鴨の肉質と合う。
 この店でデセールはアンコール演奏ではなく「第二幕」だ、始まりはムニュに載っている桃と食用バラの一皿で、去年8月も同じ構成だったが、桃の種類か処理の仕方が違うのか、味わいに妖艶さを増していた。
 そして、この日のハイライトがミルフィーユ、持ち運びや時間経過を考慮する店売りスイーツでは、パイ生地の重いミルフィーユがあるが、あれがダートコースを走る馬だとすれば、これは雲の切れ目に向かって駆け上がる、翼の付いた天馬と云いたい程に違う(笑)。生地はあくまでも軽やか、クレームパティシェール(カスタード)はリキュール類を使わず、素材の良さがストレートに伝わる、何時までも食べていたいと思わせる完成度の高さ。過去体験したレストランデセールでは、かの「アルページュ」の高額ミルフィーユに比べても遜色ないものだった。
 絶賛していたら、平瀬さんも乗ってくれて(笑)、この後通常だとミニャルディーズになる処を、何と三皿目になる茄子のデセールが登場、これも良かったがミルフィーユの後だと少し分が悪かったが、やはり茄子は茄子以上の、孔雀や鳩にはなれないなと思った。

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 今橋&平瀬コンビを知ったのは4年前の前店時代、
http://toshioncle.blog.fc2.com/blog-entry-280.html 
 当時と基本的なものは変わっていないが、細部に生硬さが取れて柔軟さを増したように感じる、歌手ならヒット曲を連発する時期に入ったのかも知れない。
 今回はサービスの関氏の対応にも感心した、衣装も含めてあくまでも黒子に徹しているが(笑)、さりげなく勧めるワインや何気ない会話に、経験と過剰にならない自信を感じた。
 此処は料理、デセール、サービスと正三角形みたいにバランスが取れている、1990年代迄はこうした店が結構あったが、最近は人材不足によるものなのか、料理以外が低下傾向で残念に感じていた、レストランは料理だけ突出しても完成しない。
 3人に見送られて退店、お土産までいただいてしまった(笑)。8月一杯だが、この平日ランチはお勧めしたい、炎天下でも暑さ忘れる事の出来る素敵な午後になるからだ。



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浅草橋「The Good Vibes(ザ グッド バイブス)」

 秋葉原に行く用事があり、ついでにランチと思い、以前から行ってみたかった、秋葉原地域で一番人気とされるラーメン店へ向かった。秋葉原と云うより浅草橋に近いエリアだが、11時半の開店時間直前に着いたら行列が出来ていて驚く、少しなら並ぶつもりだったが、20人以上居るので順番が来るのは30分以上かかりそうだ、時間が惜しいのであきらめた。それにしても平日に皆何処から集まって来るのだろう?秋葉原には星の数ほどラーメン店があるのに、此の店が突出して人気なのは不思議だ。
 こんな事もあるかも知れないと、次点の店を考えていた(笑)、それが目前の道を挟んで斜め向かいの古いビルにある、「The Good Vibes(ザ グッド バイブス)」だった。

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 食関係の友人から教えてもらった店で、料理ジャンルとすれば「アメリカ料理」になるだろうか、NYのデリカテッセンで提供されるような、肉類を挟んだサンドイッチをメインメニューにしている、2017年3月の開業。
 同じく11時半オープンだが、こちらはベビーカーを押したヤンママ2人が、一番で入店しようとしている位だった(笑)。

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 彼女達に続いて入店、奥の小さなテーブル席に座る、此処からはキッチンが見えるが、厨房一人、サービス一人で若い男性が担当している。

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 ランチメニュー、3種類のサンドイッチがメインになる、画像を見るとハンバーガーみたいな丸いバンズで挟むスタイルだ。
・玄米クランチフライドチキン REGULAR 700円(税込)、BIG1,200円
 w/江戸甘味噌とかめびし醤油の照り焼きソース
・エスプレッソBBQプルドポーク REGULAR 850円、BIG1,400円
 w/自家製コールスロー、チポトレパウダー
・自家製パストラミ REGULAR 1,200円、BIG1,800円
 w/オニオンソテー、粒マスタード
 バンズサンドだけでなく、店では「オーバーライス」と呼んでいる、ご飯の上に通常のサンドの中身だけ載せる形態も選択可能。
 初回という事もあり、店の代表メニューとされる「パストラミサンド」に決めるが、BIGは止めておいた(笑)。

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 インテリアは1960年頃のアメリカのイメージか?築80年以上と聞く古いビルの一階を改造、綺麗で清潔と云う感じではないが意外に落ち着く。若い人は知らないだろうけど、昔「ルート66」と云う米TVドラマがあったが、あれに出て来たみたいな店(笑)。

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 一つだけ気になったのが、座った席がたまたまだと思うが、微かに排水管の匂いがした、これ古いビルでありがちな事で、直すには相当費用がかかるから、すぐ改善すべきとは簡単に云えないが、奥の席は冷房もキツイし避けた方がいいかも知れない。

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 勿論ビールも提供しているが、この日はフルーツアイスティー(300円)を注文、あまり期待していなかったが、自家製でなかなか美味しかった。

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 やって来たパストラミサンド、レギュラーサイズでも見た目十分な迫力ある。ハンバーガーと同じくフライドポテトを添えるのが約束みたいだ、奥は少量のマカロニサラダ。
 「パストラミ」とは、香辛料調味した燻製牛肉の事で、冷蔵技術がない時代に東欧で発達し、ユダヤ系移民(豚肉は禁)によって米国に持ち込まれたとされる。ドイツ系移民がハンバーガーを生み、東欧系移民がパストラミサンドを作った、お互いに「こっちの方が旨いぞ」と、「ウェストサイド物語」みたいにNYの路上で言い合っていたかも知れない(笑)。

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 肉部分アップ、牛バラ肉だろう。

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 店名入りバンズは割と柔らかめ。
 まずは肉だけ食べてみる、昔よりは塩分は抑えていると思う、柔らかいだけでなく、適度な歯応えあり美味しい、続いてバンズに挟んで食べる、肉が多いので掴むのが難しいが、まずはバンズの甘味と柔らかな口腔感、続いてパストラミの塩気と燻香、肉の脂味がやってくる、これらが混じり合う味はなかなかのもの。
 玉村豊男氏が著書の中で「フランス人は肉と野菜を口中で一緒にしない、ワインも同じく食べ物と同時に嚥下しない」と、たしか何処かに書かれていた、本当かどうかは不明だが、食べ物でも文化でも、混ぜてしまって「fusion」にする、米国ならではの料理だと思う(笑)。

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 この分野の料理経験値は浅いが、美味しい食事だった事は間違いない、高級ハンバーガー店は増えているが、パストラミサンドを提供する店は希少なので存在価値あり、増加するインバウンドの観光客にも受けるだろうと思った。また来たいと思うし、次はオーバーライスを試してみたい(笑)。
 なお店名の「Vibes」とは雰囲気とかノリ(がいい)的な意味で、音楽業界等で「バイブス上がっているぜ」みたいに使われると聞く。


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亀有「オホーツクダイニング 銀星」

 昨年末に訪れブログ記事にした、亀有北口の手打ち蕎麦「木楽」が閉店してしまい、店舗が古いので建て直すのだろう思っていたら、意外にも居抜きで別の飲食が入った、自転車で店前を通ったら「オホーツクダイニング」と書いてあり、今度は蕎麦ではなく北海道料理を提供する店らしい。ランチメニューの黒板が出ていて、面白そうな内容だったので「今度来てみよう」と思ったが、ただ値段は亀有にしては少し高いなと感じた。
 その後ネットで調べたら、ランチタイムには総菜が数種食べ放題とあったので値段も納得、すぐ実行する事にした(笑)。

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 蕎麦店時代と店構えは殆ど変わっていない、元々この場所には昔から続いていた出前もやる蕎麦店があったが、ある時から本格的な手打ち蕎麦を提供する店に変わった。その後数年して経営者と店名が変わり、前述の蕎麦店だったが、今回別業種にリニューアルした。大規模再開発で人の行き来が増えた亀有駅南口に比べ、北口側のこの辺りは何か取り残されたみたいな印象、行列が出来るラーメン店はあるが、地域全体として飲食の生き残りは厳しいと感じてしまう。

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 開店は11時半、店前に自転車を停め以前と変わらない木製の引戸を開け入店する。
店の内部も蕎麦店時代と殆ど変わっていない、店の女性に「どうぞ(どちらでも)」と云われたので、カウンター席に座ろうかと思ったが、惣菜コーナーから遠くなるのでテーブル席にした(笑)。

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 ランチメニュー、8種類からの選択で北海道らしいものにしたいと、「知床鶏ザンギ定食」か「ジンギスカン定食」で迷ったが、結局鶏ザンギに決めた、「ザンギ」とは唐揚げの北海道固有の呼び方、語源については諸説あるが、中国語の「ザーギー(炸鶏)」が訛ったのではないかと云うのが、有力説として紹介されている、たしかに「ザンギ」の方が呼びやすい(笑)。
 店内は若い女性が一人で担当、調理場には男性が一人、あとで小さな子供が顔を出していたから夫妻だろう、おそらく店主が北海道出身なのだと思う。

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 これが期待していた惣菜ビュッフェ(笑)、蕎麦店時代は蕎麦打ち場だったスペースに置いてある。さすがにファミレスのサラダバーより品数は少なくて5種+スイカ、上段左よりポテトサラダ、ニラとモヤシの和え物、人参・大根・ハンペンの煮物、下段中がゴーヤと豆腐の炒め物(チャンプル?)、辛くない麻婆豆腐。「残さないでください」と注意書きあり、沢山取って残す人居るのだろう、困ったものだ。

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 我ながら盛付けが雑、料理コンクール予選落ち間違いない(笑)。特に北海道を意識した訳ではなく、家庭で食べる一般的な惣菜の延長だが、どれも薄味で好印象、これとご飯だけでも十分楽しめそう。

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 ソフトドリンク込みのランチなので烏龍茶を、たぶんペットボトル入りのもの。

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 やって来たのが「知床鶏ザンギ定食」、知床半島近くで飼育されている鶏肉を使用しているそうだ、見かけは普通の唐揚げだが、コーンとマヨネーズが添えてあるのが北海道風か?そう云えば勤め先近くの洋食店で、唐揚げ定食にマヨネーズを追加で頼んでいる客が居たが、あの人は北海道出身だったのかも知れない、コレステロール値高そう(笑)。
 味は一般的な骨なし鶏モモ肉の唐揚げ、白く揚がっているので片栗粉ベースだと思う、下味が付いているから、醤油や塩をかけずそのまま食べるのが正調、唐揚げ自体は油も古くなく綺麗に揚がっていて美味しい。

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 ご飯は北海道米だと思うが、炊立てで美味しかった、美味しいご飯を食べたかったら、開店一番に行くのに限る。

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 ワカメと豆腐の味噌汁は白味噌ベース。

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 スイカは北海道産ではないと思う(笑)。

 特に北海道は感じなさせかったが、これで千円なら十分満足できる内容、無理に北海道食材揃えるために冷凍物等使うより、近くで揃う野菜類を使って値段を抑えているのは、かえって好感持てる。
 今年の夏は異常に暑いので、これだけ豊富な野菜中心の惣菜と唐揚げを家で作る事考えたら、それだけで汗が出そう(笑)、外食が続くと野菜不足になりがちだが、このランチならその心配もいらない。
 また来てみたいと思った、地元の家族経営個人店はやはり応援したくなる。


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御徒町「L'ambiance douce」(2018年7月)

 今年の7月は異常に暑かった、外出すると逃げ場のない熱波が襲ってくる感じで、遠出は遠慮してしまう、行動は午後3時過ぎに家の近くを自転車で回る位になっていた。
 それでも月に1度は御徒町のアメ横まで珈琲豆を買いに行くので、この日も汗を拭きながらJR御徒町駅近辺を歩いていた。
 いつもなら上野まで歩いて、インドカレーかラーメンを食べるのが定番?だが、この暑さであまり歩きたくない、もっと近い店を考え「そうだ、あそこにビストロがあった」と閃いたのが、ブログ記事で一度紹介した、御徒町~上野間にある「L'ambiance douce(ランビアンス ドゥース)」だった。 
 開店時間の11時半まで時間があるので、冷房の効いている近くのディスカウントストア「多慶屋」で待機?ついでにトイレも借りる事に(笑)。

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 時間が近づいて来たので、昭和通りを歩いて店へ向かう、頭上の太陽が「お前を逃がさないぞ」と云わんばかりに照り付けて来る。
 記憶のある赤いファサード、フランス料理店でもフランス国旗を掲げる店は減っているが、此処は店前に出している、まずは営業するようで一安心。

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 店前に置いてある黒板、平日ランチは全て税込1,000円、前回と値段は変わっていない、この日は下記の5種類だった。
・豚肩ロースのグリエ、ジャガイモのピューレ添え
・ステークアッシュ※ビストロ定番。粗挽き肉のステーキ
・キッシュロレーヌ※玉ねぎベーコンチーズを使った王道キッシュ
・鶏もも肉のバロティーヌ※中に詰め物をした、温製肉巻き
・L'ambiance douce オリジナルハンバーガー

 サービス担当の若い男性に一人である事を告げ、カウンター席に座る。前回の注文はスペシャリテの豚肩ロースグリエだったので、今回はステークアッシュに決めた。

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 頭上には夜のカルトが書かれている、夜も来てみたいのだが、仕事をリタイアしてからは、すっかり夜の行動が弱くなり朝型人間化、外食は昼中心になってしまった。

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 水ではなくジャスミン茶みたいな香りがする冷茶。

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 サラダはキャロットラペ、トマトとサニーレタス、キャロットラペはたまに自分でも作るが、この店では割と太めに人参を切り、あまり酸味を尖らせず優しい味わいだった。

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 自家製パン、店主は本郷「ビストロ・アバ」で働いていたと聞く、パンも似ている、焼きが浅く柔らかめだが美味しい。

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 ステークアッシュ、幅40cmはありそうな楕円皿に乗って来た、バターライスの盛りがいいのが嬉しい(笑)、食べきれない人も居ると思うが、それでも盛りを減らしたくないのだろう。
 ごく簡単に云えば、ステークアッシュはタルタルステーキを両面炙ったもので、バベットステーキと同じくフランス人の国民食の一つ、牛肉赤味を叩き細かくして形を整えて焼き、つなぎ類は入れないのが正調。国境を越えてドイツに入ると「ハンブルガーステーキ(ハンバーグ)」だが、現地では「ハックステーキ」とか「フルカデレ」と呼ばれるそうだ。
 この店も殆ど香辛料を使わず肉の旨味で勝負している、ソースは粒マスタード、生クリーム、白ワインだと思う。肉汁の混ざったこのソースをバターライスに混ぜて食べるのが堪らない、うなぎの高騰から、白米にウナギ蒲焼のタレだけ混ぜる「たれめし弁当」が登場して話題になったが、あれに近い(笑)。

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 断面、中心は生状態、肉は荒く挽いてある。
 勿論残さず完食、美味でした(笑)。
 「せんべろ」と云う言葉があり、千円でべろべろに酔える安価な居酒屋等を指すが、この店はそれに倣えば「せんとれ」ランチだなと思った、千円で“très bon”で“très bien”な気分になれる(笑)。

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 気が付けば正午を過ぎていて次々と客がやって来る、殆どが近くで働いていると見える若い女性だ、彼女達は安くて美味しい店を知っている。でも此処の店名は呼び難いので、
「今日のお昼、あそこのフレンチ行かない?」、「ああラビドゥーね、先行って席取っておく」とか話しているのかも知れない(笑)。

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 フランス料理を食べた後は、どうしてもデザートとコーヒーが欲しくなる、でもこの店は回転を早めたいためか、平日の提供は無いので、店を出てから昭和通りを渡り、向かいにあるドトールで「イタリア栗のモンブラン」(税込420円)とコーヒー(Sサイズ220円)を注文、行動パターンが前回と同じで進歩がない(笑)。
 暑い日だったが、せんとれランチで幾らか活力を回復できた。


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プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
店の点数評価等はしません、「食と人」を描きたいと思っています。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手で加齢による朝型人間化のため、ランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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