最後の晩餐にはまだ早い


亀有「SHEE’S CURRY(シーズカレー)」

 昨年10月に、実家のある葛飾亀有にスープカレーの店がオープンした、店内工事をしている時に知ったのだが、インド・ネパール系のカレー店は頻繁にオープンしても、スープカレー専門店は珍しい、亀有では初めてだろう。暫く経った日曜日に行ってみたら、開業した様子だが「本日はお休みです」の表示が、「日曜日に休業、大丈夫かな?」と心配したが、その後店評価サイトにも登場したので営業はしているみたいだ、休業日等の情報が少ないので、再度平日昼に行ってみたら開いていたので、入ってみる事に。
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 場所は亀有駅南口を出て、「ゆうろーど」(郵便局があるからか?)と呼ばれる商店街を直進、5分程歩いた左側にある、以前の店舗は持ち帰り専門のおにぎり屋だったと思う。
 店の名前は「SHEE’S CURRY(シーズカレー)」で、「野菜ソムリエのスープカレー」をキャッチコピーにして店のテントに表示している。
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 店内はカウンターだけの8席、この椅子が短足族には少々座り難い(笑)。店名から女性店主?と思っていたがやはりそうだった。インテリアのセンスがよく明るい雰囲気で、女性一人でも安心して利用できそう。
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 メニュー、スープは「スタンダード鶏スープ」と「濃厚海老スープ」の二種から選べる、カレーは6種類で他に「お子様カレー」もある。ライスの量は選べるが辛さレベルの注文は出来ないようだ。
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 一番上の「チキンベジタブル」(税込1,400円)を選ぶのが無難かな?と思ったが、店主がザンギ(鶏唐揚)を揚げていて、それがとても旨そうに見えた、店内表示にメニューには載っていない「北海道ザンギとベジタブル」(1,400円)を見つけ、それをお願いする事にした。
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 オープンキッチンなので作り方が見えるが、大きなスープポットから小さな雪平鍋にスープベースを移し、具を加え温めて調理する。
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 暫くして出来上がった「北海道ザンギとベジタブル」。まず見た目だけで「これは美味しいだろう」と判った(笑)。何と云っても野菜が活かっていて死んでいない、確認できたのは、南瓜、蓮根、オクラ、ベビーコーン、人参、茄子、ブロッコリー、水菜と盛沢山、例えばブロッコリーは茹でた後蕾の部分を黒く焼く等、それぞれに合わせた調理をしている。
 まずはスープを一口啜るが、サラサラであっさりしたカレー風味の中にスパイス数種の香りが、ガツンと来る味わいではなく、優しく包み込まれるような味と香り、美味しいスープだ。
 そして「野菜ソムリエ」を名乗るだけあって野菜が美味しい、輸送コストから全て北海道産ではないだろうが、出自はともかく調理が的確なので香りと味が立っている。
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 北海道で「ザンギ」と呼ぶ鶏唐揚、スープカレーに入れるので、通常より小さめに切っている、味わいは特別ではないが、揚げ立てだから香ばしく美味しい、諸事情から揚げ物は控えたいが、食べると旨いから困ったものだ(笑)。
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 辛さのオーダーは出来ないようで、足りない人はこの「辛みパウダー」で調節する、私は激辛好きではないので少しだけ使った。
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 白飯ではなくターメリックライスだった、これは中盛(150g)だが、スープが美味しく量もあるので大盛(200g+50円)でもいけた(笑)。
 美味しいカレーでした、味の決め方と濃すぎずサラっとしている点が、過去東京で食べたスープカレーより、札幌で食べるものに近いと思った、あえて云えばもう少しスパイス感が立っていれば尚よくなりそう。
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 フェミニンなセンスあるトイレ(笑)
 食後店主と話しをしたが、家庭事情からか営業時間が11時半~15時半と短く不定休の営業、それでも思い切って起業したのは、色々なリスクを覚悟しながらも立派だと思う。「札幌出身ですか?」と訊いたら、同じ道内でも函館出身との事。
 1,000円以下が普通の亀有ランチでは高い部類だが、内容を考えたら納得、此処はまた来てみたいと思った、そして「ママさん料理人頑張れ」とエールを送りたくなる(笑)。
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 店の前にある「両さん少年像」、店に行く時はこれを目印に。

 現役をリタイアしてから地元の飲食店を回る機会が増えたが、まだまだ私の知らない店がある、そして此の店みたいに、料理やスイーツの分野で小規模ながら起業している女性達が居るのを知った。皆家事と兼業しながら頑張っているのを見ると、これからの日本の食を支えるのは彼女達ではないかとも思えて来る。一様に云えるのはあまり自己宣伝が上手くない事で、このブログが少しでも役立てればと思っている(笑)。


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竹ノ塚「花一」※千代田区神田に移転したそうです。

 「(食べに行く)店はどうやって探すのですか?」と訊かれる時があるが、やはりWEB上での情報からが多くなる、料理評価サイトは店の地図以外はあまり当てにならず、ツイッターやインスタグラムもまず参考にしないが、「この人が書くことなら信用出来る」と思えるブログ記事に負う処が多い。自分がブログをやっていると、「不特定多数の人が読むので、行って後悔しない店、読むに堪える記事」を心掛けているつもりだが、他の食ブログでも「此の店へ行ってみたい」と思えるかの視点で読むことが多く、参考にさせてもらっている。今回記事にするのもブログ情報で知った店だ。
 東武スカイツリーライン竹ノ塚駅西口にある「花一」と云うカレー専門店で、私は知らなかったが、今年6月までは港区西新橋で同名店を営業していて、サラリーマン相手に人気だったそうだ、それが竹ノ塚とは意外な場所に移転した。
 我家からは自転車で行くのが一番便利、環七から西新井陸橋手前で右折、栗六通りから東武線の下を潜って小滝橋通りへ出て竹ノ塚駅方面へ向かう、そのまま直進すると右側に店が在る、駅から歩くと10分はかかりそうだ、店前には東武バスの「竹の塚車庫」の停留所、駅名は「竹ノ塚」だが地名は「竹の塚」の表示になっている。
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 事前に調べていて知ったのだが、この店舗は以前「原価率研究所」と云う名前で、1杯200円のカレーで一時マスコミでも話題になった店だった、さすがに200円ではビジネスとして成立しなかったみたいで、間もなく閉店してしまい、その後に入った事になるが、前店は立食と聞いていたので内装は変えていると思う。
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 看板商品は「ロースカツカレー」、値段が税込550円だから、個人店ではかなり安い部類に入る。店前に挨拶分が貼り出してあり、新橋時代よりカツを大きくしたそうだ(笑)、店主は地元民で職住接近のための移転みたいだ。
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 朝10時からの開店、店の扉を開けると目の前に食券販売機がある。「ロースカツカレー」は自販機左上のポールポジション?(笑)。持ち帰り販売もあるが、値段は変えていない。
 初回なので、やはり「ロースカツカレー」を選んだが、野菜もあった方がいいと思い、トッピングでほうれん草(120円)を追加した。
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 カウンター席が2列で10席程、ドリンク類の販売は無いので客回転は早そう。厨房内に若い男性一人、配膳が女性一人で夫妻だと思う。
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 卓上にはソースと辛みスパイス、辛口注文はなくて辛さはこれで調整する、水はセルフ。
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 食券買った後では遅い気もするが(笑)、提供している全メニュー、値段は安いと思う。
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 やって来た「ロースカツカレー」、料理の見た目が大事なのはフレンチでもカレーでも同じ、なかなか旨そうに見える。
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 まずはカレーソースだが具は殆ど見えず野菜は溶け込んでいる、最初スパイスの香りが感じられ、続いて酸味これはトマト系だろう、そして辛さが続く、味のバランスは良好。
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 カツは80g位か?薄いが揚げ置いたものでない、この薄さはかえってカレーと合う気がした、ほうれん草は普通のソテー、悪くはないがこれは無くてもよかったか(笑)。
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 福神漬は卓上になくカレーと同時に運ばれる、ココイチもそうだがコストを下げる意味かラッキョウ漬はない、福神漬好きなのでつい取り過ぎる(笑)。
 全体的な味は、値段から過大に期待していなかったが、カツは薄いながら予想以上によかった、国内産こしひかり使用とあるご飯も美味しい。チェーン店「かつや」のカツカレーは80gカツ使用で715円だが、こちらの方が断然いいと思った(笑)。区内のカレーライス専門店では、西新井の「王子ムルギー」が知られていて、オールドスタイルの味と感じたが、「花一」はトマトの酸味を感じる等、より新しさがある。

 此処はリピート決定と2週間後に再訪問、裏を返す事に。
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 初回で気になった「牛すじカレー」(690円)、見た目の色がカツカレーと違う。
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 牛筋煮込みがゴロンと入っている、赤は缶入りのトマトホールか?
 全体の味わいは牛筋肉煮が入るのでカツカレーより濃い目の印象、ボリューム感あるので若い人や肉体労働者向けと思った、個人的にはカツカレーの方が好みだが、これも試してみる価値あり。
 此の店からそう離れていない場所に、お気に入りのベーカリー「市東製作所」があるので、次もセットで来たいと思う(笑)。


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札幌・北15条東「Curry Powerパンチ」(2019札幌食べ続け-6)

 札幌最後の夜は、北13条東駅から歩き環状通り沿いに在る、スープカレーの店「Curry Powerパンチ」を訪れる事に、2015年から5年連続6回目の訪問になる。
 店主の植木氏とは店を開業する前からの知り合いで、ちょうど十年前の2009年に一緒にFRANCEのレストランを回った、私が海外へ出かけた最後の年で、あれから十年経って、フランスの料理界を取り巻く状況も変わったが、この話をすると長くなりそうなので止めておく、今日はスープカレーの日だ(笑)。
 特に夜来ると駅からの道に迷う、周りに目標となる建物がないからで、今はmapアプリで自分の位置が確認出来るので助かるが、寂しい道の途中に見覚えのある小さなパン店が見え、「この道で合っていた」と安心する。
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 環状通りの向こう側に店の灯りが見えた、人で賑わう繁華街のすすきのとは正反対で誰も歩いていない(笑)、こうした場所で飲食店を営むには、フリの客を狙うのではなくリピーターを確保しないと続かない筈、2014年に開業して6年目に入ったから、ポイントカード発行等で集客の努力をしているのに加え、人を雇っていないのが続いた理由だろう。
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 入店して一年ぶりに会う店主に挨拶する、去年迄と違って食券自動販売機が導入されていた。リースではなく買取りだそうだが、ワンオペ営業なので人を一人雇うよりは結局安く付く(笑)。客側としては、入店後すぐに食べるものを決めないといけないので、リピーターはともかく初回利用者は機械の前で迷うかも知れない。
 過去「うまうまつくねベジタブル」を選ぶ事が多かったので、今回は「タンドリーチキン(野菜5種)」(税込1,080円)に決め食券を購入し、いつものカウンター席に座る。
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 5周年記念のお祝い花、本当に月日が経つのは、矢ではなくミサイルみたいに早い(笑)。
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 スープが3種類、辛さが一番弱い「パンチ」から最強の「試合放棄」迄8段階、ライスの量も小盛から特盛まで選べる。私はノーマルスープでフック(辛口)、ライス普通盛でお願いした。
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 以前はなかった「ちょってりスープ」と云う、濃味オプションも出来ていた(笑)。
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 これが「タンドリーチキン(野菜5種)」、実際にタンドリー釜がある訳ではないが、それで焼いたみたいな仕上がりの鶏骨付モモ肉、野菜があっさりした和風スープの中に横たわっている。
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 スープカレーの重要な要素が道産野菜特に根菜類で、此の日は人参、ブロッコリー、蓮根、南瓜、さつま芋と5種、色合いを考えてオクラ、パプリカも加えてある。
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 ご飯は道産の「ななつぼし」使用との事、北海道米は最近急速に美味しくなっている、東北米を追い越す勢いだ。
 スープカレーを食べた事のない人には、従来の「カレーライス」のイメージとは違う食べ物、カレー味の付いた汁物とご飯を一緒に食べ、中の具はおかずと考えた方がいい。特に此の店のスープベースは和風味なので、余計にそう感じる。湿気の多い本州とは違い、春から秋迄は欧州的で乾燥した気候の札幌ならではのカレーだと思う、そして寒い冬には身体を温めてくれる。
 具の鶏肉は煮た「やわらか」と、焼いた「タンドリー」があるが、両方食べてみて私の好みは此のタンドリーの方だと思った、皮目を焼いた香ばしさがいい。
 4日間の食べ続けで、胃腸と身体は飽和状態に来ているのだが、それでも短時間で完食した、やはり日本人に汁物は欠かせない(笑)、勿論美味しくなければ話にならないが。
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 店主からのサービスで、店では「のむヨーグルト」と表示しているラッシー。
 
 一年ぶりの「パンチ」だったが、記憶にある優しく穏やかな美味しさに変わりなかった、東京でもスープカレー店がオープンしていて、幾つか利用してみたが何かが違う、去年店主が話していたが、北海道の土壌が生む力強い根菜と、札幌の良質な水に負う処が大きいのだろう、根菜は運べても水はまず無理だ。
 次に来るのは来年秋になると思うが、変わらない味で続いていて欲しいと願う。
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 ホテルのあるすすきのへ帰り、近くのローソンで買ったカップケーキ「ごろっと栗のモンブラン」(税込295円)とコーヒーでデザートタイム、コンビニのスイーツ類は年々レベルが上がっている、夜遅くでも入手可な事も含めて個人経営店には脅威だと思う。
 札幌滞在もあと一日、昼食の場所は決めていないので、井之頭五郎氏みたいに「さて、明日も札幌だ、何を食おうか」と考えているうちに眠りに就いた(笑)。


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末広町「Curry&Cafe SAMA神田店」

 今は何でもネット通販で買えるが、時には実物を見て決めたいし、店まで行くとお買得品に見つける事もある。此の日はヨドバシAkibaへスピーカーケーブルを買いに出かけた、今は秋葉原でオーディオ製品を売る店は少なくなった、現在の主力商品はスマホ関連とフィギュア、ピュアオーディオは限られた老人の趣味になってしまったようだ(笑)。
 行く前に何処かで昼飯を食べようと思ったが、駅周辺は平日でも人が多くてパスしたい、時間も限られていたので、事前にネットで探した店に行ってみる事に。
 訪れたのは、千代田区外神田6丁目に今年5月オープンしたスープカレーの店「Curry&Cafe SAMA神田店」、住所は千代田区外神田だが、駅は銀座線末広町か千代田線湯島駅が近い。スープカレーの本場札幌上野幌に本店があり、此の店は国内13店舗目の出店、香港とシンガポールにも支店がある。
 場所は旧錬成中学校(現在は3331Arts Chiyoda)の東側で、作家池波正太郎が贔屓にしていた和食店「花ぶさ」と同じ並びに在る。
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 開店時間の11時半に店前に着いたら、既に女性2人組が開店を待っていた。
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 営業時間案内、店名の「SAMA」はインドネシア語で、英語の「together」みたいに「~と一緒に」と云う意味だそうだ。因みにザ・ピーナッツが歌った、怪獣モスラの歌もインドネシア語(笑)。
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 カウンター席に案内されてメニューを見る。スープカレーは数種類あり、スープベースは5種類から選ぶ。
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 辛さは0~30段階まで選べる、トッピングやライス選択の説明がある。一応悩んだが、結局一番無難そうな「チキン野菜カレー」(税別1,250円)をライス普通盛(250g)で、スープは店定番らしいトマト味、辛さは「市販カレーの中辛」だと云う、女性店員の説明により「3」でお願いした。
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 ドリンク類、この中からプレーンラッシー(カレーとセットで250円)をお願いした。
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 水は断熱ポットで来る、省人力化なのだろうこの方式を他業種でもよく見る、ちょっと味気ないと思ってしまうのは古い人間だからか(笑)。
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 割と短時間で到着した「チキン野菜カレー」、メニューの説明ではチキンレッグ・にんじん・じゃがいも・ピーマン・なす・コーン・レンコン・オクラ・アスパラ・カリフラワー・ブリッコリー・ヤングコーン・うずらの卵とあるが盛沢山、全部ではなくても一部は北海道産だと思う。
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 ライス、たぶん北海道米だと思う、少し固めに炊いてあり普通に美味しい。
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 カレーにはお約束のラッシー、此の店は割と濃い目の作りだった。

 女性店員の助言で「3」にしたが、これは4か5でもよかった、トマトの酸味と野菜の甘味で辛さが中和される印象だった。
 札幌では何店かでスープカレーを体験している、「同じ味か?」と訊かれると、店によって味の構成は違うので難しいが、此の店の印象はカレーのスパイス感は抑えめで、中身の豊富さが売りなのかなと思った。
 特に何か飛び抜けている訳ではないが、普通に美味しいカレーだった。上野~秋葉原間はよく出かける地域なので、ランチ場所の選択肢の一つにしてもいいと思った。
 ただこれで支払いが税込1,620円なので、此処からそう離れていない「ビストロ ヌー」なら前菜+メイン+コーヒーのランチが味わえる値段、それ考えると日本のフランス料理は安過ぎるのかも知れない(笑)。
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 開店を待っていた2人と、私の後に7人位続けて入店して来たが、驚いたのは全員女性だった事、「ラーメン、牛丼、カレー、=男飯」のイメージを持っていたが、考えを変えないといけなくなった(笑)。スープカレーは野菜が原形のまま多く摂れるので、女性受けするのかも知れない。カウンター席で女性一人客がスープカレーを食べていても違和感ない、そんな雰囲気の店作りにしているようだ。
 サラリーマン時代の経験でも、ランチに使えるお金は女性の方が多いと思っていた、特に一食千円越えとなると、男はなかなか思い切れないものだ(笑)。外食産業が生き残るには、女性顧客をいかに取り込むかが課題だ。


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八潮「カラチの空」

 東京都に隣接する埼玉県八潮市は、昔は大消費地の東京(江戸)へ農作物を提供する農業が中心だったが、戦後は工業地域に変貌、作地から転換した土地を生かし、東京への物流倉庫や配送業も増加した。土地が必要な中古車販売と輸出業も盛んになり、主に中東諸国への輸出が増える、これに携わったのがパキスタン人達で、彼等が多く定住する事により、別名「ヤシオスタン」や「リトルパキスタン」と呼ばれる事になる。2005年のつくばエクスプレス八潮駅開業後は、その傾向が一層顕著になり、最近では労働目的で来るベトナム人も増えていると聞く。
 人が増えれば当然彼等が利用する飲食店が出来る、今回紹介するパキスタン料理「カラチの空」は2010年に開業、この後幾つも出現する事になるパキスタン系料理店の嚆矢となった店だ。日本人のエスニック料理好きにも知られ、都内から車や電車で訪れる客も結構居るみたいで、Google検索すると訪問記が幾つもある。
 以前から行ってみたかったが、地図を見ると何とか自転車でも行けそうな距離、寒くも暑くもなく、風も少なかった日に遠征する事に決めた。我家からだと葛西用水桜通りを北上、都県境にある垳川を渡り埼玉県へ入る、そのまま直進してつくばエクスプレスと高速道路の高架を潜り、市役所通りを進むと八潮市役所へ向かう途中に店が在る、迂闊にも途中道を間違えてしまい30分以上かかったが(笑)。
 八潮駅からは歩くと20分はありそう、公共交通はバスだが店で送迎もしていると聞く、よくこんな場所に店を出したなと思う。
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 店前に着くと派手なエクステリア装飾で、和食の侘び寂び的な世界観とは対極だ(笑)。
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 開店時間の11時直後だったが既に先客あり、この後も次々と入店して来た、事前情報どおりの人気店。店内に液晶画面が2つあり、パキスタンの衛星放送?と、此の店を取り上げた「タモリ倶楽部」の録画を流していた。店員はたぶんパキスタン人だと思う男性が数人。
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 ホワイトボードに書かれたメニュー、パキスタンの公用語はウルドゥー語だが、読めるわけない(笑)。
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 勿論日本語メニューも揃えている、ランチタイムはインド・ネパール料理店的な、カレー+ナンみたいなセット物もある。「パキスタン料理」がどう云うものか分かっていないが、日本人が好むフカフカなナンは食べないのは知っている、せっかく遠くから来たので、単品メニューから「チキンビリヤニ」(税別900円)を注文する事にした、特に辛さの指定などは聞かれなかった、店員には普通に日本語通じる。

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 まずサラダが出て来たが、インド・ネパール料理店でお馴染みの刻みキャベツ(笑)、サウザンではなく胡麻味ドレッシングなのがパキスタン流?割り箸と共に出て来たが、和食で云う「突出し」みたいな感覚なのかも、味は見た目どおり。

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 来ましたチキンビリヤニ、予想を上回る激盛りで24cm径程の平皿に山の状態、どう見ても2人前ある、覚悟を決めてチャレンジするが、食べても、食べても減らず下からビリヤニが湧いて出て来る感じだ(笑)、辛さはそう強くない。

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 少し食べると骨付きチキンが出て来た、これは遺跡を掘り当てる感覚(笑)。
 ビリヤニは私がよく行く、東上野の「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」と比較したくなるが、まず量はこちらの方が多い、バスマティライスを使うのは同じ、「ハリマ~」の方が少しオイリーでスパイス感も強い濃い味系で、こちらはアッサリ系で軽目な味、例えて云えば大阪人と神戸人の違いみたいか?(笑)。

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 量があり味が同じなので途中飽きてくる、この時に役立つのがライタ、刻んだキュウリと無糖ヨーグルトを混ぜたものだが、ラーメンに胡椒、饂飩に七味と同じく味変アイテムになり変化が生まれる、ビリヤニにはお約束の相性ものだ。
 4分の3位食べ進んだ処でギブアップしそうになるが、残すのは失礼と思い、ギアチェンジして何とか完食した。後で知ったのだが、食べ切れない時は持ち帰りも可だそうだ、「それさぁ、早く言ってよ~」だが(笑)。前評判どおり美味しかったが量が多すぎた、暫くビリヤニは食べないでいいなと思った(笑)。

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 食事中、店に電話があり「今何処ですか?駅、そこで待っていて下さい」と、店員が八潮駅まで客を迎えに出て行く、送迎ありは本当だった。パキスタン人だと思う男性2人組も来客、日本人家族連れ客も混じり、店内は独特の雰囲気になってきた、まさに国際交流の場になっている。

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 フランス料理にはコーヒーだが、こうした料理の後に飲みたくなるのがホットチャイ、別料金(税別200円)だがお願いする事に、濃くて私好みだった。
 かねてから念願だった店へ来られて良かった、味も期待を裏切らなかった、他の一品料理にも惹かれるし、また来てみたい。更にはこの店のすぐ近くに別のパキスタン料理店があり、其処もビリヤニがスペシャリテと訊くので、ビリヤニ熱が復活した頃に訪れ、違いを知りたいと思う。
 間違えて進んだ道には良さそうな蕎麦店も見つけた、八潮は食に関して注目していい街のようだ(笑)。


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プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
人はそれぞれに「見方、感じ方、考え方」が違います。私が美味と思ってもそう思わない人が居て当然です、味覚とはそれだけ不安定で不完全なもの、あくまでも筆者個人の嗜好による感じ方である事を承知の上で読まれてください。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに赤坂、麻布十番等。
混雑電車が苦手で加齢による朝型人間化のため、ランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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