最後の晩餐にはまだ早い


西亀有「ギャラリー(GALLERY)」(2020年4月)

 「こんな時だから地元飲食店を応援しよう」で、今日の昼に伺ったのは、葛飾区西亀有2丁目の中国料理「ギャラリー(GALLERY)」、営業自粛をする店が多い中、此処は定休日以外時間を短縮して営業継続している。
 2019年2月の開業、私は3月4月と続けて昼に訪れたが、何時の間にか一年経ってしまっていた。今回も自転車で行ったが、あらためて凄い場所に店を作ったなと思う、一番近い綾瀬駅からは15分以上歩くし、バス路線はあるが本数は少なく、あとは車か自転車で来るしかない、住宅地で周りには飲食店は無いので、此処まで来て満席等で利用不可なら困る事になる。こうした不利要件を抱えながらも一年続いたので、支持されていると云う事だろう。
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 11時半のオープン直後に店前に着くと、一年前と同じく鄧徳勝総料理長自ら来た客を迎える、テイクアウトもやっているので「今日は食事をされますか?」と確認される。私の顔を何となく覚えていたのだろう、「いや~、(コロナ騒動で)お客さん減ってしまいました」と話すが、騒動前は客入り安定していたみたいだ。
 2階の4人席に案内されるが、店内サービスも鄧氏が担当するので、開業時より従業員が減っているのかも知れない。
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 お茶は冷温を聞かれ、温かい方(中国茶)をお願いした、無料です(笑)。
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 「GALLEERY Casual Lunch set」と表記のあるランチメニューは4種類、以前あった「シンガポールチキンライス」は無かった、この中から「綿綉厨師蔬菜麺」と表示のある、日本風に云えば「本日の焼きそば」が「海鮮焼きそば」でそれに決め、前菜、点心、デザートが付く「バリューセット」(本当にそう表示があった(笑))(税込2,000円)にしてもらった。
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 鄧氏から「ご覧になりますか」と渡された、此の店を紹介している「かつしかwalker」と云う地域ムック本、雑誌に載っている人が目の前に居るのは不思議な感覚(笑)。
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 まずは前菜で、右から大根の醤油漬け、よだれ鶏、クラゲのレモン酢
 店のスペシャリテのよだれ鶏はやはり美味しい、我家でも似た料理を作るが、タレがなかなかこの味にならない、レモンで和えた海月も爽やかだった。
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 卵スープ、これはまあ普通でした。
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 点心三種(翡翠焼売、糯米焼売、蟹肉小籠包)
 鄧氏が「醤油や酢でなく、よだれ鶏のタレを使って食べてください」と云ったので、それで食べてみる、どれも安定して美味しい、特に小籠包がよかった。
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 海鮮焼きそば、細麺を鍋に焼き付ける作り方みたいだ、具は帆立、蟹、海老、野菜で、他店より飛び抜けて美味しい訳ではないが、安心して楽しめる無難な味わい。これもよだれ鶏のタレを加えると味変化が楽しめる。
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 マンゴープリン
 これも無難な美味しさだった。

 全体的にホテル中華出身の料理人だけあって、サプライズ感や心に刺さって来るような料理ではないが、平均点が高く安心して楽しめると前回同様に思った。個人的には同じ位の値段なら稲荷町の「白燕」の方が好みだが、交通費かかるし(笑)現在休業中なので、自転車で気楽に来られるのはいい。特に周辺地域の人には洒落た内外装で味もまともな飲食店は、ありがたい存在だろう。
 今日は空いているだろうと思ったが、席数を減らしているのもあるが、意外にも満席に近くなった、この時期なのに家族なのか7人の団体利用もあって、「密集大丈夫なの?」と心配してしまうが、何かにつけそう反応してしまうのもコロナ禍なのか?(笑)。
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 1階のレジに置いてあった「よだれ鶏ソース」を買ってみた(税込480円)、「スターシェフ鄧徳勝監修」とあるので、やはり偉い人みたいだ(笑)。まだ使っていないので店で使うタレと同じかは不明だが、表示によると山梨県にある「味研」と云う会社の製造。
 個人資本ではないみたいだが、此の店も去年の開業なので、このコロナ騒動を乗り越え、この地域に根付いて欲しいと願ってしまう。
 

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稲荷町「中国意境菜 白燕」(2020年4月)

 出歩かない方がいいのは理解しているが、珈琲豆が切れてしまったのでアメ横まで買いに行く事に。空いている時間帯の空いている電車を選んで乗車したが、考えてみれば数年前迄は毎日混雑電車で往復、テレワークには縁のない仕事なので、今でも続けている当時の同僚達が居るから、抱えるストレスは相当だろうなと同情してしまう。
 御徒町~上野間の人口密度は以前の4分の1位か?もう「三密」の場所ではない。あれだけアメ横を闊歩していたチャイナ系の人達を全く見ない、いかに彼&彼女達が此処の経済を支えていたのか、居なくなって初めて分かる。
 買物のついでに昼飯を何処かで食べようと思い、向かったのが稲荷町の中国料理「意境菜 白燕」だった。去年昼2回、夜1回利用したが、今年になってから未訪で、こうした時にはまず個人経営店に行こうと考える。
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 店の近くにランチメニューの案内黒板が、さらには税込600円と云う破格な「白燕弁当」(平日のみ)の紹介、新型コロナウィルス蔓延で来客減少する現状で、こうして何とか店を維持しようと、何処も知恵を絞っている。
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 店入口には「期間限定 テイクアウトメニュー」の案内がある、全11品で全て800円、テイクアウト(英語では「テイクアウェイ」だが、和製英語の方がしっくりする(笑))メニューに取組む店が増えているが、此処は「仔羊の内モンゴル風煮込み」「油淋鶏」等、なかなか魅力的な料理が並んでいる。
 入店は開店直後の11時半過ぎ、予約はしないで突然行ったので、白岩料理長を驚かせてしまった(笑)、既に女性二人客が居て、この後次々と客が来てほぼ満席になった。来客にはまずアルコールスプレーで手を消毒する。
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 ランチメニューが以前と変わり3種類になった、あまり長居しない方がいいだろうと思い、Aランチの中から以前から食べたいと思っていた、「魚介スープのワンタン麺」(前菜&ライス付で税込1,200円)を、スペシャリテのミニ麻婆豆腐(300円)と共に注文する事にした。
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 ランチタイムサービスのセルフドリンクは酸梅湯(サンメンタン)、山査子を使った薬膳ドリンクで酸味が胃を刺激するので、アルコールは含まないアペリティフになる。
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 前菜:ホタルイカの和え物、家鴨の低温調理
 フランス料理店でも働いた経験ある料理人ならではの、少量だがセンスの良さが感じられる前菜。
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 魚介スープのワンタン麺。
 まずはスープを一口、見た目は白湯ラーメンだが魚介ベースなのでもっと淡白な味わい、深さと奥行きがあり軽さに逃げていない。麺は少し柔らか目に感じた、ワンタンはスープに合わせた上品な作りで、横にあるのが中国福建省産の岩海苔、この海苔が結構効いていて、最初はゴワっとした食感だが、次第にスープを吸ってキクラゲみたいな味わいになる、この相性を見抜いた料理人のセンスは、中国国内でも働いた経験あるだけにさすがだ。
 ラーメン専門店の白湯ラーメンがマッチョな青年とすれば、このワンタン麺は艶と色気ある30歳位の女性?と云う印象(笑)、優しい味わいながら後を惹く旨さで、特に女性に好まれそうだ。
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 添えられたのが、店のスペシャリテ「よだれ鶏」に使う辛味だれ、味変材料として途中で入れるとまた違う味わいになり、最後まで飽きずに食べられる。
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 追加注文のミニ麻婆豆腐、中国料理有名店の麻婆豆腐をそう食べている訳ではないが、過去経験した中では上位に入れたい出来だと思う、辛さや痺れ感だけが突出することなく、中庸でバランスが取れている。
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 麻婆豆腐には白ご飯がベストカップル、炊き立てで且つ量を多く炊いているから美味しい、サービス担当のパートナー女性から「お代わりできます」と云われて乗りそうだったが、「コロナ太り」中のため糖質過多を恐れてグッと堪えた(笑)。
 この二品で税込1,500円、サラリーマンの毎日の昼飯には高めかも知れないが、週に一度の贅沢と思えば、内容を考えたら十分安い、充実したランチになった。
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 2019年9月にオープンした此の店、一年も経たないうちに大変な騒動に巻き込まれてしまったが、若い料理人のやる気とアイディアで、困難に立ち向かおうとしているのが感じ取れた、隣席の客は食事のついでに「夜の分も」と云って、持ち帰り料理も注文していた。利益自体は少額だろうが、料理をしないより料理をする事で、料理人自身のモチベーション維持にもなっているのでは?と思った。
※この後、店は暫くの間休業する事がリリースされた。
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 帰りには隣のビルに在るベローチェで好物の「コーヒーゼリー」(310円)を、これが太る原因だが、両店合わせても2,000円以下で満足な昼餉として完結した(笑)。


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稲荷町「中国意境菜 白燕」(2019年10月)

 今年9月8日にオープン、9月末ランチで初訪問した上野稲荷町の中国料理「白燕」、料理が気に入り「これは人気出そうだぞ」と思い、此の店に興味があると云う食仲間を誘い夜に再訪する事になった、初訪問から2回目までの日数は、過去ブログで紹介した店の中では最短かも知れない(笑)。
 稲荷町は寺社が多い上野と浅草の中間地にあたり、昔から仏壇・仏具店の多い街だった、夕方には閉める店が殆どなので夜が早い、従業員が仕事帰りに飲食するとなると、近くの上野や御徒町へ出てしまうみたいで、夜は浅草通りを走る車以外は人通りも少なく、静かな街になる。
 前記事にも書いたが、店内の青紫色の照明が独特で、夜は更に怪しさを増している(笑)。店奥のテーブル席に座り、青島ビールで乾杯、始まった4,950円(税込)の夜料理は以下のとおり。
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 まずタブレットPCで主菜の説明があるのは若い料理人の店ならでは、通常は鶏手羽の蓮葉包みだが、プラス500円で海老料理または熟成黒醋酢豚に差替え可能との事、私は前回酢豚を体験しているので、そのままにしてもらった。
 チャイナ服姿の女性は料理人の奥様だと思って訊いたら、「まだなんです」との応えだったので、あまり詮索しない方がいいかも知れないが、一応パートナーとしておきたい(笑)。

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・燻:リンゴアメ(中はフォアグラ)

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・彩:前菜三種(よだれ鶏、秋刀魚の燻製、マコモダケと人参他の和え物)
 ※失礼、画像ブレています。

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・煎:手作り点心(焼餃子、大根餅、焼豆腐)

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・潤:フワと梨(豚肺、梨、牛蒡のスープ)

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・蒸:秋の蓮の葉包み
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 開いた中身は鶏手羽、棗他

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・炒:青い龍(中国菜の炒め物)

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・辣:麻婆豆腐(中辛)

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・青島ビール金印(700円)、甕出し紹興酒(600円)

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・甜:デザート(マンゴープリン)スモーク付(笑)
・香:中国茶(ジャスミン茶)

 料理全体の印象はランチ時と大きく変わらない、この価格帯なので驚くような高級食材は使えないが、それでも工夫と組合せによって、平凡でなく秀逸な料理構成になっている、各料理にバラツキが無く、どれも高得点を出せる技術があると感じた。
 フランス料理からヒントを得たみたいなリンゴアメに続くのは前菜三種、特によだれ鶏が良かった、麺やご飯に乗せても十分いけそうだ。
 点心はホッとする優しい味、次の豚肺と梨を使ったスープが此の日一番か、淡く雑味ないが上品過ぎないスープのベースは鶏と豚両方使うとの事、微かに薬膳の香りもして、淡にして濃く、麗にして烈がある、「これ何時までも飲んでいたい」そう思わせる旨さがあった。
 蓮葉に包んだ鶏手羽も家常菜的でありながら非日常的な味わい、店名に偽りない奥深い味だ。青龍菜と云う名前の珍しい青菜はニラと葱のかけ合わせで、炒めるとシャキッとした歯応え、おそらく口直しの意味もあるのだろう。
 締めは麺や炒飯ではなく店のスペシャリテである麻婆豆腐、前回ランチで体験していて優しい味わいだが、山椒の香りと刺激を効かせた印象に残るもの。デザートのマンゴープリンも良かった。
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 食後、料理長の白岩勝也氏と話をする事が出来た、見かけからして若いと思っていたが、何と1987年生れとの事、オーナーシェフとして驚愕の若さだ(笑)。直近では広尾「JASMINE」で働いていたが、その前は「過門香」や六本木「グランドハイアット」の中華部門にも居たそうだ、一時北京で働き、今でも年一回は中国大陸へ行き、食べるだけでなく実際に厨房に入って料理を作って来るらしい。四川、広東と云った枠に捉われず、自分が美味しいと思う料理を心掛けていると語るが、変に力まず、己を過信することなく、着実に階段を昇ろうとしている若者、何かそんな印象を受けた。
 特徴ある照明は客の好き嫌いが別れるかも知れないが、店は新しく居心地良く、特にトイレブースが広く綺麗な事は好印象。サービス担当女性の接客も、前回より人に慣れて来たと感じる。若さとは応用力でもある、そして「失敗は若者には名誉であり、老人には屈辱である」とアリストテレスが云ったらしいが、リスクを恐れて小さくならずに、やがて大きな料理人になって欲しいと思う。
 これから定期的に通いたいと思う中国料理店は、このブログでは初かも知れない、あまり有名になり過ぎないでと思うが、反面繁盛して欲しいとも願う複雑な気持ちもある、でも今日の料理でこの値段なら、きっとブレイクする事は間違いないと思う、この夜もう一組の客も「先物買い」狙いの、嗅覚の発達した客に見えた(笑)、いい店です。


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稲荷町「中国意境菜 白燕」

 定期的に見ている食関係のブログで知ったのが、この日初訪問する上野稲荷町の中国料理「中国意境菜 白燕」で、「ばいえん」と読むが「意境菜」とは中国語で「奥深い料理」的な意味らしい。
 WEB情報によると今年9月8日オープンの最新店、店主は広尾の人気中国料理「JASMINE(ジャスミン)」で副料理長を務めた人との事。上野~秋葉原間なら私のホームみたいなエリア(笑)、アメ横へコーヒーを買いに行く時に寄ってみる事にした、情報が少なく休業日や営業時間がよく分からないが、最近評判急降下の店評価サイトには「11時30分~」とあったので、それを信じて向かった。
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 店の場所は銀座線稲荷町駅から近い、私は上野から歩いたが、浅草へ向かう浅草通りと清洲橋通りの交差点に「カフェ・ベローチェ」があり、その隣のビルの2階。フランス料理「キエチュード」と下谷神社との間の細い道と進むと、清洲橋通りの向かいに見える。
 11時半になったが未だ開店していない、今日はランチやらないのかな?と離れた場所から様子を見ていたら、3人組客がやって来て階段の下に並んだ、横には開店祝いの胡蝶蘭の鉢が置いてある。2階から中国風の服を着た女性が出て来て看板を出したので、彼等に続いて入店する事に。厨房前のカウンター席と椅子席があるが、「椅子席にどうぞ」と案内された、厨房に若い店主男性一人とサービスに女性一人の二人体制。
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 ランチメニュー、平日は1,200円(税込)、3,000円の2種類、単品注文可のサイドメニューも数種ある。初回なのでAランチから「熟成黒醋の特製酢豚」に決め、「ミニ麻婆豆腐」(300円)をプラスしてもらう事に。
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 テーブルの抽斗に箸やレンゲがセットされていて、客自ら使う物を用意する、隣の席では「箸が入っていません」と申し出ていたが(笑)。
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 ランチタイムにはセルフのドリンクサービスがある、此の日は「酸梅湯(サンメイタン)」で、サンザシを使った酸味のある飲み物、消化や血流促進に効果があるそうだ。
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 鮮やかな色合いはキールみたいで、ノンアルコールだが胃を適度に刺激するアペリティフと云う印象。
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・シェフのきまぐれ前菜
 1,200円ランチだが前菜もある、此の日は白木耳のレモン煮(右)と秋刀魚の燻製、浅利の佃煮?味はなかなかいい、原価はそんなにかからないと思うが、味のまとめ方に料理人のセンスが感じられる。
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・熟成黒醋の特製酢豚
 運ばれて来た段階でいい香りがして、見た目と共に「これは旨いだろう」と、食べないでも分かった(笑)。
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・酢豚部分UP
 豚は肩ロース部位か適度な歯ごたえがある、ヒレ肉酢豚を好む人も居るが、個人的にはこの位の弾力があった方が好み、肉だけで野菜はなく上に乗せたのが牛蒡のチップ?黒酢の酸味と風味が生かされ、店名どおり奥深い味、銀座アスターの酢豚が昭和なら、これは令和時代の酢豚か(笑)、久しぶりに美味しい酢豚に出会ったと思った。
 スープは卵とあおさ海苔、主菜の邪魔をしない控えめな味、愛媛宇和島で作られるコシヒカリ三間米を使ったご飯も良質。
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・ミニ麻婆豆腐
 「遅くなってすいません」と謝られながら来た麻婆豆腐、12cm径位の平鉢に盛ってある、まず山椒の香りが立っている、辛味や痺れ感はそんなに強くないが、味わいは平凡ではなく深い、確かな技術と経験が感じられた。夜コースの締めにも麻婆丼が出るそうで、店主の自信作だけある出来、思わずご飯のお代わりをお願いした(笑)。
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 これで税込1,500円なら十分満足できる内容だと思う、全体の味付けに安手な感じがなく、ピントが合っている。
 奥様だと思う女性のサービスはややぎこちないけれど、真剣さと客をもてなそうと云う気持ちは伝わって来る、時間が経てばもっと良くなっていく筈だ。
 店内照明が青色で独特な印象だった、これで天井に大きな扇風機が回っていれば、昭和末期に流行したカフェバーだが(笑)、夜はもっと怪しい雰囲気になりそう。
 「また来ます」と云って店を出たが、これは有名になる前に夜にも来ようと、後日早々に夜の予約を入れる事に、この報告はまたあらためて記す事にしたい。

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 麻婆の山椒が口中に効いて甘味が欲しくなり、隣のベローチェで好物の「コーヒーゼリー」(320円)を注文、昼時なのでサラリーマン&OLが並んでサンドイッチやドリンクを買っている、私も現役時代そうだったが、なかなか日常では1,500円ランチには行けないものだ、でも今日の店は近くに来たら寄ってみる価値はあると思う。
 上野稲荷町界隈はフランス料理「キエチュード」&「ビストロノーガ」、インド料理「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」、ラーメン「稲荷屋」等、手頃な値段ながら満足出来る佳店が増えている、我家からのアクセスもいいので嬉しい事だ(笑)。



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竹ノ塚「羊記」(閉店しました)

 今回紹介する店を知ったのは、ケーブルテレビ地域番組内での飲食店レポで、何より面白いと思ったのは、羊肉料理に特化した中国料理店だったからだ、我家から自転車では結構距離はあるが、往復すれば摂取したカロリーの消費にもなると思い(笑)、天気のいい日に訪れる事に。
 店の名前は「羊記(ようき)」、場所は東武スカイツリーライン竹ノ塚駅東口至近。国道4号線(旧:日光街道)から竹ノ塚駅へ向かう「けやき大通り」を直進、駅のすぐ手前の交差点を左折すると駐車場がありその前に店は在る。
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 貸金業、ダーツバー、焼肉店等入った少し怪しげな雑居ビルの1階で、WEB情報では以前定食500円台からの格安大陸系中華だったが、今年3月にリニューアルして羊肉料理店になったそうだ。
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 昼開店時間の11時直後に入店する、入口の黒板にはランチメニューが列記してある、日本で使う漢字やカナに間違いは無く、経営には日本人が関わっているかも知れない。昼は羊肉料理だけでなく、麻婆茄子やエビチリ等一般的な中華メニューも提供している。
 入店したらTVにも出ていた、若い頃の葉月里緒奈さんに少し似た店内担当の女性が、2人掛けの椅子に案内してくれた、話し方から中国の人だろう。
 料理を選ぶが、麺が食べたい気分だったので、「ラム肉担々麺+ラム肉とキャベツ入り餃子」(税別880円)かな?と思ったが、その上に書いてある「魚羊麺」の文字が気になった、この女性に「この魚羊麺はどういうものですか?」と訊いたら、「魚と羊で取ったスープの麺です」と字そのままの答えで、これは質問が抽象的過ぎた(笑)、まあ此処はチャレンジしてみようとお願いする事に。
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 一品料理の菜単だが、一応料理ジャンルは「四川」みたいで、ラム肉料理は種類豊富、昼でも注文可能みたいだ。
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 これにも惹かれた。

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 やって来た「魚羊麺」、清湯系で具は香辛料で煮た羊肉と茹で卵、青菜、香菜にモヤシ。スープを一口啜ると微かに羊と魚介の香りが来る、味は意外と上品で、無理に分類するなら日本のタンメンに近いか?淡く優しいが最後に中国的パンチ(香料)がやって来る、冬なら身体が温まりそうだ。麺は私の好みからすると柔らか目、大陸系中華は概ね麺を柔らかく茹でるが、彼・彼女達の好みなのかも。

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 ランチ定食に付くザーサイとサラダ、これは普通でした。

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 少し遅れて来たラム肉とキャベツ入り餃子3個、皮は厚めでサイズはそれ程大きくない、そのままで食べてみるが、中から羊肉の香りと味、出来は良好、黒酢と醤油を少量付けるとさらに味わいが増す。
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 厨房内が見えるが、料理人は2人で1人は女性、どちらかが点心専門の厨師だろう。
 支払いは950円、他の大陸系中華と比べると高めだが、羊肉料理は珍しいし内容も満足、また来てみたいと思った。
 そして2週間後に再訪問をする事に、年中無休店なので交替制勤務らしく、此の日は葉月里緒奈さんが居なくて、割と体格のいい中国人女性が店内を担当していた。

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 此の日の注文は、「ラム肉小籠包(5個)+ラムスープ+半五目チャーハン」(税別780円)にしてみた、前回餃子が良かったので、今回は小籠包狙いだった。
 小籠包の造りは丁寧で蒸しも問題ない、包んだ皮の端を破ると、中から羊の香りの肉汁が滲み出してくる、私自身は中国料理の経験値が深い訳ではないが、それでも過去食べた小籠包中では上位に置きたい出来だった。大陸系中華では炊飯器チャーハンに出会う事あるが、これは鍋で炒めてあり油の香りが回っている、シンプルだが美味しかった。
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 続けて2回行った印象では、此の店では麺類より点心系を選んだ方が良さそうと思った、その点心の菜単を見ていたら、「ラム肉入りフライパン(2個380円)」なる不思議な名前の点心あり(笑)、「羊肉餡餅」を和訳したみたいだが、ちょっと興味を惹かれた。「ラム肉焼売(3個450円)も食べてみたいし、また来たい店だ。
 従業員や後継者不足により日本人の飲食店経営者が撤退した後に、こうした大陸系中国料理やインド・ネパール料理が増えて行くのは、もう時代の必然なのだろう、寂しい事でもあるが、競争原理が働いて安くて旨い物が食べられるのなら、一消費者としては嬉しいと云う、複雑な気持ちにもなってしまう。


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プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
人はそれぞれに「見方、感じ方、考え方」が違います。私が美味と思ってもそう思わない人が居て当然です、味覚とはそれだけ不安定で不完全なもの、あくまでも筆者個人の嗜好による感じ方である事を承知の上で読まれてください。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに赤坂、麻布十番等。
混雑電車が苦手で加齢による朝型人間化のため、ランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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