最後の晩餐にはまだ早い


広尾「有栖川宮記念公園」と「東京フロインドリーブ」

 麻布十番「グリグリ」からの帰りに、広尾の「東京フロインドリーブ」でパンを買おうと思いMapを調べたら、有栖川宮記念公園まで行く近道がある事を知り、スマホを頼りに歩いてみた。
 現在の地名なら港区元麻布になるが、下町人間の私には未踏の地で、「ハイソな人達」が住む街としてイメージがある。実際に歩いてみたらそのとおりで、大臣級か最高裁判事の邸でもあるのか、警備の警察官を数人見かける、車は外国車ばかり目に付き、家自体はそう広くなく金ピカ成金趣味ではないが、お金をかけた普請なのは見て分かった、昔は直近の交通機関がなく、「陸の孤島」とも云われた麻布十番の商店街や飲食店を支えていたのは、此処の住人達だった。
 お屋敷街を抜けた場所に在るのが有栖川宮記念公園。江戸時代は陸奥盛岡藩の下屋敷で、明治29年に有栖川宮威仁親王の御用地になり、その後有栖川宮家が途絶えると、昭和天皇の弟である高松宮家の御用地に変わる、昭和9年に東京市に下賜があり、同年に記念公園として一般公開された、昭和50年に東京都から港区に移管され、現在は港区立の公園として運営されている。

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 広尾駅側からは入った事あるが、北側から入るのは初めて、「三軒家口」と云う変わった名前の門で、石積みは相当古いと思う、門跡の金具に時代を感じる。

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 公園内の案内図、今回は北側から入園し、水の流れに沿い傾斜地を下りながら、広尾駅方面へ出た事になる。

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 小さいが滝があり渓流もある、池へ向かって流れる小川には時代を感じさせる石造りの橋、これも相当時間が経っていそうだ。

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 公園内中間地にある四阿風な場所、昔は茶室があったのかも知れない、奥に見えるのが都立中央図書館。

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 都心とは思えない風景、野鳥もやって来ていて、カルガモの一家?

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 池にあった石灯篭、これも時代ものか。
 公園は今回みたいに、北側から入り下って行くのが正しい順路?な気がする、都心ながら豊かな自然が感じられ、深山幽谷な雰囲気が味わえる場所はそうないので、近くへ行く時は寄ってみて下さい。

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 広尾口を出たら、目の前にあるのが「ナショナル麻布スーパーマーケット」、1962年に当時珍しかった輸入食品を扱う店として開業、外国人が買物に来る店として知られる、2012年に新店舗になった、「サーティーワンアイスクリーム」の1号店は此処だった。

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 こんな店もあります、元麻布セレブの奥方達が「今日は下のフレンチでランチですの、何か?」と、きっと話していたのでしょうね(笑)。

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 東京フロインドリーブ、神戸にあるドイツ人創業の「フロインドリーブ」の姉妹店として、1970年からこの地で営業しているから48年目。見た目重そうな扉は実は自動ドア(笑)。

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 店内(撮影承諾)、15時過ぎていたので、残念ながらパンがあまり残っていなかった、クッキー等の焼き菓子はあったが。

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 旧店舗時代の記憶もあるが、現在は5階建て?の立派な建物に変わった。

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 この日買ったもので「ソフトバイエルン-クルミ入」、ハーフサイズで税込297円、ハードタイプでゴツゴツした素っ気なさだが、噛んでいると旨味が出て来る、フランスパンとは違うドイツパンならではの味わい。

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 シュトーレンのカットサイズが売っていたので買ってみた、9×6cm位の大きさで352円、「素朴」と云う言葉がピッタリの、地味な見かけと味わい、元々シュトーレンはドイツやオランダの新教国発祥なので、こうした物だったと思う、値段はあまり素朴ではないが(笑)。
 寒かったが、ちょっとした東京歴史散歩が出来た日だった、若い頃はあまり関心がなかったが、自身が年齢を重ねると場所や店や人の歴史に興味を覚える、特に歩く事は健康にはいいし、街観察は呆け防止にもなりそう、お金もかからないので老後の趣味にしたいと思う(笑)。


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富ヶ谷「ルヴァン」(2017年12月)

 皆様明けましておめでとうございます。
 このブログも丸6年を過ぎ7年目になりました、此処まで続けてこられたのは、時に励ましの言葉をいただく、皆さんのおかげと思っています。
 何かにつけて「老い」を感じる齢になり、文字どおりの「最後の晩餐」を意識しないといけなくなりましたが、今年も食と人について語る事が出来ればと思っています。現在、定収入の無い身なので、高級店訪問は少なく地元のランチが増えると思いますが、時間がある限りお付き合いください(笑)。
 年初は旧年中の店訪問記事になりますが、初回は年末に行った「アルドアック」の帰りに寄った老舗ブランジェリーから。

 「アルドアック」のある小さな商店街を抜けると、井の頭通りに出るが、昔に比べると道が広くなり歩き易く整備された、道の反対側は歩道がなかったので、歩くのが怖かった。現在、富ヶ谷交差点近くには巨大なマンションが建設中で、2020年頃には街は更に変貌している事だろう。
 道を渡ると目の前にあるのが、老舗のブランジェリー「ルヴァン」、1月以来になってしまった、その間色々なパン店を回ったが、「釣りは鮒に始まり鮒に終わる」みたいに、私のブランジェリー巡りは、「ルヴァンに始まりルヴァンの終わる」かも知れない(笑)。
 1984年に調布で開業、1989年に現在の店舗を開いている、この地で28年営業を続けている事になるが、アンパンやクリームパン等を売る街場のパン店ではない、ハードタイプの食事パン専門店としては、1970年開業の広尾「東京フロインドリーブ」に次ぐ店ではないかと思う。

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 この店で感心するのが、私が通い始めた頃からずっと店員が皆若い事、もちろん歳をとらないのではなく、それだけ人が入れ替わりしている。前回この店を取り上げた記事でも書いたが、此処でパン作りを学んだ若者達が各地へ旅立ち、ルヴァンのパンを継承している、そして自分はルヴァン出身者である事を誇らしげにアピールしている。最近は女性の姿が目立つ、小学女子の「将来なりたい仕事」ランキングで毎年トップ争いをするのは「パティシェ」だそうだが、パン職人も静かな人気みたいだ、ただ両業種共に外から見る程キレイな職場ではないし、拘束時間は長く就労もブラック的だ(笑)、本人に余程「やり遂げよう」とする意思がないと続かない事は同じ。今は女子の方がそうした気構えを持っている気がする(笑)。

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 毎回変わらない無装飾な茶色い紙袋のみ、手提げ袋はくれないので、何か入れる物を持って行った方がいい。

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 この日買ったパン、パン好きにはこの画像を見ているだけで嬉しくなる(笑)。

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・パン・コンプレ25(ハーフサイズで税別360円)
 本当はコンプレ50が好きなのだが、今は一週間に一回しか焼いていないとの事で、ベーシックなこのパンを買う、ルヴァン初心者向けで、まず此処へ来たら買うべきアイテム、粉の旨味と焼き上がりの香りがいい。

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・メランジェ(小)(420円)
 ルヴァンの代表的存在、中はレーズンと胡桃がギッシリ詰まっている、これを薄く切ってカマンベールやブリー等を乗せれば、素敵なオードブルやデザートになる(笑)。

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・パン・オ・ノア(360円)
 中は胡桃、メランジェより味はシンプルになり、食事中のパンに向いている。

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・前日の残り分をオマケに入れてくれたもの、パン・オ・ノアだと思った。

 近くの「アルドアック」酒井氏が、「ルヴァンのパンは美味しすぎて、レストランの料理に合わない」と云っていたが、それはよく分かる(笑)、野菜スープとか、それも無ければワインとパンだけでも食事になりそう、まさにキリスト教の教えだ。
 「アルドアック」~「ルヴァン」のランチ散歩、気に入ったのでまた来るつもりだ、代々木公園駅近くの「365日」もいいブランジェリーなので、各自好みで選んで下さい(笑)。
 ルヴァンからアルドアックのある商店街を抜け、代々木公園駅に向かう途中にある、環状線高架下の小さなトンネル、此処に不思議な壁画が描かれていて、通る毎に「これ何だ?」と思っていたが、今回真面目に調べてみた。

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 ネット上では「オジサンが渋谷でJK(女子高生)を連れて歩いている絵」とか、きわどい解説もあったが(笑)、そうではなかった。このトンネルは昔からサイケ調の落書きが多く、困った周辺住人が武蔵工業大学の学生と協力して、「春の小川」のテーマで描いたとの事。
 「春の小川は さらさら流る」の童謡「春の小川」は、「故郷」と同じく高野辰之の作詞、高野が生前代々木に住んでいて、近くにあった河骨川(現在は暗渠化)を詩にしたとされる事に因んだそうだ。よく見ればアンリ・ルソーみたいな味のある絵とも思える?ルヴァンやアルドアックに行った時には一度見て下さい(笑)。


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足立・東和病院前「手作りシュークリームとお菓子の店 らら島」

 JR常磐線亀有駅北口を出て綾瀬方面へ向かうと、東部地域病院から環七大谷田陸橋へ北上する道があり、昔は葛西用水と云う薄汚れた水路が流れていたが、暗渠にして大規模な改修が行われた現在は、足立区内は「葛西用水親水水路」として整備され、桜並木や流水路により近隣住民の癒しの場になっている。
 この道を自転車で走っていて、途中の東和病院向かい側で、不思議な小さい看板を見たのは今年になってから、看板には「手作りシュークリーム&お菓子」と書いてあるが、店らしい建物はない、その時は大して気にも留めなかった。
 次に行った時にもこの看板があり、怖いもの見たさ?に探してみようと思ったが、よく見ると「水・金の営業です」と書いてあり営業日ではなかった、「週2日営業?それで商売になるのかな」と思ったが、歳は重ねたが好奇心はまだ残っているみたいで(笑)、更に興味がわいた。

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 そして遂に営業日に行ってみる事に、水路に沿った道には面していなくて、奥の民家密集地に在った。

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 第一印象は「これは店と云うより、野菜販売所みたいだな」と思った、そして「もし怖そうなオバさんが居たら、道間違えたフリして帰ろう」と思っていたが、奥に居たのはオバさんの娘さんではないかと思う位の若い女性、身構えていた緊張が解れていく(笑)。

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 販売窓口には焼菓子系が並ぶ、<本日のお菓子>として、その日販売するアイテムが黒板に書いてあり、値段は街中のパティスリーに較べたら格安だ。

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 並べてあったシフォンケーキ、シュークリーム等生菓子は奥の小さな冷蔵庫で保管している。
 製作販売するのは前述の若い女性で、小柄で華奢な外見から、失礼ながら学生位に見えたが、近くにベビーチェアが置いてあり、れっきとしたお母さんだった(笑)。その場での立ち話と、あとから店主が書いているブログを見て、店の事情が分かってきた。
 この家は祖父母が住んでいた築60年になる木造家屋で、空き家になっていたが、元パティシェールだった秋本さんが、此処で菓子販売とカフェをやりたいと思い立ち、一家で移り住んで来た、住まい兼販売所にするために改装し開口部を設け、機材も揃えて2014年にオープンしたそうだ、その後第二子の出産があり一時休業したが、現在は育児と同時進行で週2日だけ営業しているとの事。 
 初回に買ったシュークリームとケーキが美味しかったので、その後も続いて買いに行く事になる、以下に買ったものを紹介すると、
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・シュークリーム(税込150円)
 この店の看板商品、小さくホンワカとしていて、店主のイメージそのまま(笑)、幾つでも食べられそうな優しい味。

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・栗のシュークリーム(160円)
 クリームに栗ペーストを混ぜたもの、秋限定版。

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・つくば産栗のケーキ(上にアーモンドのメレンゲ)(270円)
 見た目そのままシンプルでピュアな味、焼きメレンゲは別添えで後から乗せるが、ちょっとエロティック風になってしまった(笑)。

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・アップルクラムパイ(300円)
 個人的にはこれが一番気に入った、パイ生地、リンゴ、クラムベースのバランス良好。

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・左:ぶどうとクリームチーズのヨーグルトマフィン(140円)
 右:国産レモンとホワイトチョコ、ピーカンナッツのケーキ(210円)

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・アップルパイ2種(シナモン入&カスタードクリーム入)(300円?)

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・手書きのレシート?がいい(笑)。

 都心のパティスリーに並ぶお洒落なケーキ類とは違って、余計な物を入れず、どれもシンプルながら実質的で美味しい。お菓子作りの好きな人から分けてもらったケーキを、作ってもらったので材料費だけ払う、何かそんなイメージだ(笑)。珍しい材料やリキュール類を使い細部の仕上げ凝った、やたら値段の高いケーキも売っているが、それとは全くコンセプトが違う。
「日本一のパティシェになる」と、自分の全てをスイーツ道?に捧げて邁進する人も居るし、この店主みたいに育児や家事と兼業しながら、限られた時間内で自分の好きなスイーツを作り、喜んでくれる人達に売る、何方の行き方もあっていいと思う、多様化の時代だし、それこそ「働き方改革」だ(笑)。
 店名の由来について訊いたら、「深い意味はなくて、実家で飼っていた猫が『らら』で、私が海好きなので『島』の名前にした」との事(笑)。今は販売だけだが、いずれはカフェもオープンしたいみたいだ、「古民家で手作りケーキ」楽しみなので待っていたいと思う。


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堀切菖蒲園「堀切せんべい」

 私が子供の頃、東京下町の商店街には煎餅屋が必ずと云っていい位に一店あった、小学校の同級生に煎餅店の息子が居て、「○○せんべい」と皆で呼んでいたものだ(笑)。
 町中から何時の間にか煎餅店が消えてしまった、消費者の好みの変化やコンビニの出現も大きいが、一番の理由は後継者不足だろう、コンビニスイーツで育った世代に、「俺の後を継いで、煎餅を焼いてくれ」と云っても、難しいだろうなと思う。
 煎餅店が減っていく中で、京成電鉄の堀切菖蒲園駅近くには、不思議な位に専門店が幾つか存在している、全部回った訳ではないが、WEB情報では6店あるそうだ。煎餅店が多い理由を調べてみて、ハッキリした事は分からないが、江戸時代に堀切近辺は水田が多く稲作が盛んだった事と、煎餅の名産地である現在の埼玉県草加市と人や物の交流があったからではないかとされる。
 今回紹介するのは代表的な一店で、堀切菖蒲園駅から最も近い「堀切せんべい」。この店を知ったのはWEB情報で、日持ちがして受け取った側の負担にならない位の手土産になる物が、交通費を使わず(笑)買いに行ける範囲でないか?とWEB上を探していて見つけた、我家から自転車で片道25分位だ。

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 堀切菖蒲園駅を出て、線路高架に沿って「お花茶屋」駅方面へ少しだけ歩き、「クローバー商店街」と云う名の飲食店が並ぶ通り沿いにある。
 此の地で40年以上続けているそうだが、数年前に改装をしたとの事で、店舗は新しく綺麗だ。

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 店正面のディスプレイ、正月料理の重箱の詰め方と同じく、江戸風はこうして隙間なく直線的に並べるのが粋とされる。煎餅一枚の値段は税込で80~130円位、銀座や神楽坂辺りと比べたら安く下町価格だ。

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 懐かしのガラス丸ケース、昔の煎餅屋は焼いた煎餅をこれに入れるのが主流だったと記憶している、今みたいに1枚ずつ個別包装するようになったのは、後になってからだ。
 店主は笹本さんと云う方で、根っからの江戸っ子ではなく福井の出身と聞く、そのためだろうか、元々東京下町の職人は不愛想で口の悪い人が多いのだが、この人は珍しくよく喋るし、愛想がよくて腰が低い(笑)、以下は彼の説明によるもの。

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 大谷石で組んだ、特製の煎餅炭焼き釜、手前の窪みに座って焼くのだが、旧店舗時代の様子がyoutubeに動画UPされている。

 冬場はともかく、真夏は堪らないと思う(笑)、夏に行った時は扇風機が回っていたが、とてもそれだけでは間に合わない暑さだろう。

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 店主の話では、この十年で一番値段が上がったのが、この紀州備長炭だそうだ、現在は10kgで12,000円位するらしい。 
 以下、この店の煎餅商品を紹介したい。
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・割煎
 この店でまず買うべきはこの割れ煎餅、成型や手焼きしている途中で割れたり欠けたりしたものだが、不規則に割れた部分に醤油が染みて、完品とは違う味わいになる、醤油も味の尖った部分を抑えるために、一定期間寝かせて使うそうだ。

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 原材料名表示も「うるち米(国産)」と「醤油(大豆・小麦を含む)」だけ、まさにシンプル・イズ・ベスト(笑)。

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・ミックス
 店を代表する煎餅が7種類入っている、ちょっとした手土産に最適、勿論予算を云えば箱詰めにしてくれるが、受け取った側が恐縮しないで済みそうな簡易包装版。

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・胡麻
 店主が「おまけ」にくれたもの、焼いた後に割れてしまったものみたいだ、胡麻と醤油の香りが絶妙のマリアージュ(笑)、煎餅自体は昔風のガチガチした堅焼きより少し軽めな作りに感じる、今の時代に合わせているのかも知れない。

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 全国で同じような菓子を売っている現在では、「東京下町の味」を最も感じさせるのは、手焼き煎餅かも知れない、最近まで気付かなかったが、自分の身近に名店があった(笑)。
 店は年中無休で営業している、店主は仕事していないと死んでしまう、マグロやカツオみたいなタイプなのだと思う(笑)、幸いにも息子さんが後を継ぐみたいで、交替で煎餅を焼いている。
 葛飾の堀切菖蒲園近くへ行く事あれば、寄ってみる事をお勧めしたい、店主が居たら煎餅の事なら何でも教えてくれます、消えゆく下町の良心や人情を感じさせてくれる店です。
 

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表参道「グラッシェル」(2017年10月)

 札幌食べ続けの記事を書いている間にも、外食には出かけているので、書く予定が溜まってしまった、ただ今回もフレンチだと書くのも読むのも疲れそうなので、此処は一回デザートタイムにしたいと思う(笑)。
 10月下旬に伺った、表参道のスイーツパラダイス「グラッシェル」のランチ記事をUPしたい、ただハロウィン直前だったので、店内装飾はハロウィン仕様、季節限定メニューもあったので、Xmas仕様の現在とは違っている事を了解願います。

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 地下鉄千代田線沿線に住む身内と会うのが目的だったが、この日荒川に架かる鉄橋内で火災が発生し、途中で折り返し運転になった、困った私はつくばエクスプレスの駅まで延々と歩き、南千住で日比谷線に乗換え、さらに上野で銀座線に乗換えて、集合時間には遅刻だがようやく店に到着した。
 雨降りの平日、2階のカフェスペースは空いているかな?と思ったが既に数人の客、女性ばかりだが、さすがは表参道、皆さん自意識美意識が高そうな人達、服装は華美ではなく一見地味だが、あれは「ユニクロ」ではなく、せいぜい「無印良品」あたり、バッグも海外ブランドは野暮になるので避け、一澤等の帆布鞄をさりげなく使う、嫌味にならない存在感が漂っている(笑)。
 
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 ランチの食事メニューは「タルティーヌ」「サラダリヨネーズ」「どろぶたソーセージ」「信州ポーク肩ロースハムサンド」の4種、値段は全て単品で1,000円(税別)、+ドリンクだと1,300円、さらにアントルメグラッセ2種盛を加えると2,400円、パフェを選ぶ時は差額が加わる事になる。

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 この日提供可能なパフェは、「熊本県産和栗のパフェ」(1,600円)、「プリンパフェ」(1,500円)、「かぼちゃパフェ(期間限定)」(1,500円)の三種類。
 まず食事は「ロースハムサンド」に決めて、デザートはシェフ一押しの栗パフェではなく、あえて逆らい(笑)、季節物の「かぼちゃパフェ」にしてみた、前週札幌に居たので「北海道産南瓜使用」に反応してしまった。

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 最初に一口ポタージュ、優しい味でした。

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 続いて「信州ポーク肩ロースハムサンド」メニューの説明では、
「長野県『肉のまる公』さんから届いた、信州ポーク肩ロースで自家製ハムを作りました。たっぷりのサラダと一緒にパンに挟んでお召し上がりください。」とある。

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 料理に付いているパン、北海道から送られて来るとの事。
 サラダはサニーレタス等の葉野菜の上に、薄切りの特製ハムが敷き詰められている、奥はキャロットラペ、オリーブのフライ、カレー風味のポテトサラダ。全体に優しい味付けで万人に受け入れられそう、ビネグレットも穏やか、アルコール類と一緒なら、もう少し塩分・脂分が欲しくなるかも知れないが、ソフトドリンクならこの位の味付けが合うと思う。食感が独特なパンもサラダに合って美味しかったが、「挟んで」食べるには小さい気がした。

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 紅茶、アールグレーだと思う、香りがいい。

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 本日の主役「かぼちゃパフェ」(10月末までの限定)、メニューの説明では、 
「北海道『みなみ農園』さんのメルヘンかぼちゃを使用、メープルのジュレにアーモンド風味の生地、サクサクのフィアンティーヌ、クルミのクッキーをのせ、メルヘンかぼちゃのアイスクリームとメープルのアイスクリーム、仕上げにかぼちゃのシャンティを絞りました。」とある。上部の飾りは月に向かって飛ぶコウモリをイメージしたそうだ。
 まずはかぼちゃシャンティを一口、南瓜独特の風味が口中に広がる、続いて南瓜とメープル味のアイスが加わると、味の積層によって美味しさが増す、そして冷たく柔らかい味の構成の中に、ビスケット系の生地が加わると味が単調にならない。

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 お好みでかけてお召し上がり下さいと、ラム酒が出て来た。
 少しずつ加えて食べると、味わいに深みが増す、甘さの中に奥行きや高さが出る印象、アルコールは弱いのだが、これは加えた方が美味しいと思う。
 あっという間に完食しました、血糖値が一気に上がりお腹一杯になる、「口福に満たされる」とは、この状態を云うのだろう(笑)。

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 一階ブティックの飾り付け、現在はXmasバージョンになっている筈。
 サラダランチにパフェで支払い総額3,024円、この位払えばフレンチやイタリアンでデザート付ランチが食べられる店はあるが、タルトやムース系みたいな、あらかじめ作り置いたものが殆どだ、その場の作り立ての美味しさを感じたい甘味重視の人には、此処のランチをお勧めしたいと思う。
 外は雨だが、センス感じられる空間でいい時間を過ごせた、若いスタッフ達の客対応も良好、日常生活を忘れられる、食のテーマパークに居るみたいでした(笑)。
 なお、「グラッシェル」のシェフパティシェールである本間友梨さんが、インタヴューに応えている記事があります、「お菓子づくり」だけでなく、仕事に取組む姿勢として参考になると思うので、ご一読を。
http://www.kumon.ne.jp/kumonnow/obog/049_1/
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プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
店の点数評価等はしません、「食と人」を描きたいと思っています。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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