最後の晩餐にはまだ早い


お花茶屋「おやつ屋マムマル」の「おこもりセット」

 家籠り用食材第二弾の紹介は、このブログでも記事にした、葛飾お花茶屋のパティスリー「おやつ屋マムマル」の限定販売、その名も「おこもりセット」(笑)。
 販売を知ったのは、マムマル店主菊池さんの夫君の店、乃木坂「TABLE MOTOH」のFBページ。どうやら菊池chefも製作に関わっているみたいで、二人以上の協力で作るテイクアウト商品は他店にもあるが、夫婦それぞれ別店舗の店主同士で作るのは珍しい、早速申し込んで指定の日時に自転車で引き取りに伺う事に。
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 マムマルの店舗自体は連休中営業自粛で、3日間このセットのみ予約販売をしている。
 菊地さんに挨拶したら夫君も出て来た(笑)、訊いてみたら「TABLE MOTOH」も営業中断しているので、予想どおり今回スイーツ以外の部門を担当したとの事、料理とスイーツの専門家の合作なら期待は高まる(笑)。
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 自転車なので動かさないよう静かに家まで運んで来たセット、要冷蔵品は箱内、乾きものは紙袋の中、現在不足気味のプラスチック容器を使わない工夫をしているのは好感持てる。STAY HOME週間中、我家のある集合住宅でもごみ排出が増えている、回収者の負担を増やさないよう考えたいものだ。
 中身は11種類で、全品を紹介したい。

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・ベーグル(クランベリークリームチーズ)
 食事部門(以下同じ)、割と柔らかめなベーグル生地(奥様作)の中に、クランベリーを混ぜたクリームチーズを挟んでいる、軽い味わいだが、次のスープと一緒なら一食で完結できる(笑)。

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・じゃがいもと新玉ねぎの冷たいポタージュ
 これはプロが作るお金が取れるレストランの味、いい器を使いたくなり、京都で作陶する宮本秀樹作のトルコ釉鉢を。

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・キッシュ(サーモン、ほうれん草、キノコ)
 菊池chefの渾身作、焼き上がりを見ただけで美味しいのが判った(笑)、これに生野菜を添えコーヒーを付ければ1,000~1,200円、+スープなら1,500円、デザート付なら2,000円ランチになる。

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・ベーコンチェダーチーズスコーン
 ベーコンにチーズと云う黄金の組合せ、美味しくない筈がない、食事と云うより店名どおりの甘くないおやつとして食べたい。

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・スーパーバナナケーキ
 スイーツ部門(以下同じ)、何故か今バナナケーキが流行っているそうだが、プロの作ったものは一味違う、確認してないが、黒糖かブラウンシュガーを使っているのでは?砕いたクルミも効いている。

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・バスクチーズケーキ
 今回のセット中最も気に入ったもの、バスチーは過去何店かで買ったが、Best3に入れたい出来、甘さ抑えめでチーズの香りが感じられる、もう一度食べたいので店売りでも出して欲しい。

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・スコーン
 これも甘さ控えめで朝食に最適、気分だけ英国貴族だが、貴族は自分で皿は洗わない(笑)。

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・トリプルチョコレートマフィン
 上部が少し崩れたのは私の責任、以前此の店で買ったマフィンは美味だったが、これもいい出来、焼いた菓子類は此の店の真骨頂だと思う。

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・ラスク
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・アーモンドクッキー
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・チョコフィナンシェ
 袋入りの焼き菓子はどれも秀逸、STAY HOME週間に少しずつ食べようと思っていたが、美味しいので其処迄持たなかった(笑)。

 これで税込3,500円はかなりお得な内容だ、ただこれは皆で分けて楽しむより、一人で隠れて全部食べたいなと思った(笑)。期間限定販売なので既に終了してしまったが、また何かの機会に企画して欲しいと願っている。
 コロナウィルス感染終息後は私達の生活も変わらざるを得ない、在宅勤務や在宅学習の機会が増えて行くと云われているが、こうした家で楽しめるアイテムも今後商機がありそうだ、大手資本も今以上に参入してくる筈だが、私はやはり個人商店の味方をしたいと思ってしまう(笑)。



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五反野「Tempus」

 東京広尾のドイツパンの老舗「東京フロインドリーブ」が3月末で閉店してしまった、神戸に在る「フロインドリーブ」の姉妹店として1970年に開業して50年、半世紀を迎えた今年閉店するのは店主が高齢になり、店を維持していくのが難しくなったからと伝えられる。
 以前、街中の蕎麦店が消えて行く事を書いたが、単価の低い食べ物を売るより、土地建物売った方が得るものが大きいとなると、続けるモチベーションを持つ事が難しく、子供が居ても後を継ごう、継がせようと云う考えにはならないと思う。
 今回のコロナ騒動を経て、老舗個人店の廃業が増えるだろうと危惧しているが、個人経営店、特に地元の店は何とか応援する意味でも紹介して行きたいと思っている。
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 今回記事にするのは、地元に昨年4月にオープンしたベーカリーで、店名は「Tempus(テンプス)」、住所は足立区足立2丁目、場所を説明するのが難しく、一番近い駅は東武スカイツリーラインの五反野駅で、荒川に向かい南へ進んだ住宅街の中、近くに小さな児童遊園と中華料理店がある、もし行く時は「五反野Tempus」でグーグルmapを検索して下さい。
 私は元々パンが好きで、若い頃は休日に有名店巡りをしていたが、今は地元のベーカリーを自転車で回るのを「老後の楽しみ」にしたいと思っている(笑)。此処もWEB情報で知った店だが、どう見ても普通の一軒屋、窓にパンが並んでいなければ通り過ぎていた。
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 店名表示はこの黒板だけ、これ見て店主が何を提供したいのか、どんな人に自分のパンを買いに来て欲しいのか、何となく伝わって来る。
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 「密」を避けて、前の客が店を出るのを待ってから入店した、民家の一階部分を改装したと思われる店内は、居酒屋のカウンターみたいになっていて、パンを並べるスペースの後ろが製造焼成する場所、一応対面式販売で若い男性店主が一人で対応する。ウィルス感染対策で低い場所に置くパンには透明ビニールを被せてあった。(店内撮影の承諾は受けています)
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 密集状態を避けるため現在は使っていないが、カフェスペース的なイートインコーナーもある、税率違うのかな?(笑)。奥のコーナーは子供用スペースだそうだ。
 店主の前歴や何故この場所に開業したかなどを訊きたかったが、外に人が待っていたので、長居は禁物と早めに店を出る事にした、此の日買ったパンは以下のとおりで、食べた感想と共に紹介したい。

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・プチフランス(税別100円)実測80g
 バゲットを買いたかったのだが、「あと30分位かかります」との事で、代わりに買った小さなバゲット、パリッと乾いた焼き上がりではなく、少しウェットな印象、粉の香りは感じられた。

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・フォカッチャ(プレーン)(300円)280g
 結構大きい、緑オリーブ入りと2種あったが、作りの素性を知りたかったのでプレーンを選択、店主より「少し炙って食べてください」と云われたので、トースターで焼いたが、粉の旨味、香りは十分感じられた、今回最も気に入った。

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・エピ(ベーコン&キノコ)(230円)
 ‘epi’は仏語で「麦穂」の意味、バゲット生地を捻じって穂の形にする、小さ目の作りだが、格好はいいし焼き味も問題ない。

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・桜ちゃん(笑)(桜餡のアンパン)(180円)
 可愛らしい名前だが、桜色の餡を包んだ季節限定のアンパン、爽やかな甘味とパン生地の相性いい。

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・クリームパン(150円)
 幼児の手みたいな小さな作り(笑)、カスタードクリームは軽めで、従来の下町パン屋のクリームパンとはイメージが違うが美味しかった。

 全体的にはなかなか当たりのパン店だった(笑)。下町住宅地の民家改造型の店としては、以前ブログで紹介した綾瀬の「もみの木」に似ているが、店主の年齢の違いかこちらの店の方が感覚的に、より新しいと思った。
 なかなか難しい立地だと思うが、周りの住人が支えて、此の地で続いて欲しいと願ってしまう。
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 店を探す時は、斜め前に在るこの中華料理店が目印。
 都知事の外出自粛要請、首相の緊急事態宣言と続き、営業自粛や営業時間を短くする飲食店が増える中、街場のパン店に来る客が増えているように感じている、おそらく子供が一日中在宅しているので、親が3食作るのが大変だから調達に来ているのでは?と思う、出来ればスーパーやコンビニではなく、こうした個人店を利用して欲しいもの、街中から個人商店の灯が消えたら、それは味気ない街になってしまうからだ。


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「マネケン」のベルギーワッフル

 きっかけは去年11月に、赤坂のフランス料理「古屋オーガストロノーム」で、最後にミニャルディーズとして出たワッフルだった。簡単に云うと練った生地を焼いて切っただけのものだが、粉の旨味と香ばしさを感じさせ、さすがは本場ベルギーで長く働いた料理人だけあると思った。
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 それ以来ワッフルの事が頭から離れず、まずは調べてみた。ワッフルの本場はベルギーだが、フランス、オランダ、米国、香港等でも食べられている。小麦粉、卵、砂糖、牛乳、イーストを混ぜ発酵させた生地を、格子模様を刻んだ2枚の鉄板(ワッフル型、アイロンとも呼ぶ)で挟んで焼く菓子で、朝食や間食として好まれている、パンと違いオーブンが無くても作れるのが特徴。「ワッフル(waffle)」の語源は、独語で同じ格子形の蜂の巣をwafel(元は「編む・織る」の意)と呼んだ事に由来するとされる。
 ベルギーのワッフルにはブリュッセル型とリエージュ型があり、前者が長方形の焼き上がりで柔らかな仕上がり、後者が丸または楕円形で固めな作りが特徴、たこ焼きにも大阪型と明石型があるのと似ている(笑)、「古屋~」で提供されたのはリエージュ型。
 正調なワッフルが食べてみたいとネット上を調べると、専門店は少ないながらあるが、新宿とか渋谷みたいな年寄には結構物騒?なエリア(笑)。あと店の画像を見て気になるのはワッフル本体だけでなく、上にクリームやら果物等余計なものを盛り過ぎの点、そうしないとお金が取れない事情は分かるが、まず粉と焼きの味わいで勝負して欲しいと思ってしまう。

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 そんな時にスーパーで見つけたのがマネケンの袋入りワッフルだった、「マネケン」は、大阪吹田市に本社がある製菓会社㈱ローゼンのワッフル用のブランド名、ワッフル専門店も運営している。一個100円位だったので、そう期待しないで買って試してみたが意外と云っては失礼だが食べられる、たしかに粉の味を感じた。勿論袋入りで焼いてから時間が経っているので、「古屋~」で出たものと比べると落ちるが、味の方向性は違っていないと思う。
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 期間限定のチョコレート(140円?)も試してみたが、個人的好みではプレーンの方か。
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 次に西友ストアで売っていた、「みなさまのお墨付き」と名乗ったPBブランドの「鳥取県大山高原特選牛乳のベルギーワッフル」を買う。3個入りで税別235円だから、1個あたり約78.3円でマネケン製より少し安い、「特選牛乳練りの豊かな風味にしっとり生地。ザクザクっとしたシュガーがアクセント」とWEBページに説明がある。実際の製造は兵庫県加西市の丸中製菓㈱、食べた印象では甘さは同程度だが食感が柔らかく、香ばしさと云うか歯応えが少々足らない、個人的好みではマネケンだが、子供や歯の悪くなったお年寄りは、こちらの方が好きな人は居ると思う。
 面白いのはマネケンが大阪で丸中製菓が兵庫、たこ焼きでもライバル関係の県だが、同じ「粉もん文化圏」なので、ワッフルでも争っている?(笑)。

 マネケンにワッフル専門ショップがあるのは前述のとおりだが、ネット上では「スーパーやコンビニで売っている物より美味しい」との声が多い、そこで買いに行ってみる事に。調べると都内に4店舗あるが、我家から行き易いのは秋葉原店で、2007年にJR秋葉原駅構内にオープンしていた。秋葉原はよく訪れるが、地下鉄利用が殆どなので気付かなかった、昭和通り出口の改札を出てすぐ左側、裏手はヨドバシアキバだ。
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 結構目立つ外観、Xmas前だったのでパッケージもそれ用のものを置いている。イートインスペースはなく販売のみ、此処で全品焼いているのかは不明だが、そのスペースは無さそうに見えた。
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 ワッフルだけでなく他の菓子類も売っているが目的はワッフル、7種類あったがそのうち4種類を買う事に(撮影の承諾は受けています)、以下に食べた印象を。

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・プレーン(税別130円)
 まずはプレーンだろうと、2個買って1個は昭和通りを歩きながら食べていた(笑)、味の傾向は袋入りの物に似ているが、歯応えとフレッシュ感?が違う、全体にグレードが上がる印象、「どちらが美味しい?」と訊かれたら断然こちら。

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・ロイヤルミルクティー(150円)
 よく見ると、紅茶の葉が生地に練り込んであり紅茶の香りがする、嫌味にならない加味なので気にならない、紅茶との相性はいいと思う。

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・チョコレート(150円)
 袋入りのチョコレートは表一面にチョコがコーティングされているが、こちらは格子部分だけ、そのため袋入りに感じたしつこさは無い、チョコ味好きには好まれると思う。

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・むらさきいも(150円)
 まず色がインパクトある(笑)、味も「これが紫芋の味か」と感じる程度、紫色好き(笑)におススメしたい。

 どのタイプもなかなか美味しい、スーパーで売っている袋入の物より間違いなくいいと思った、値段も手頃だし、特に人数の多い職場等へのお土産・差入れにはドーナツより気が利いていると思う、買いに行き実際に体験出来たのは良かったが、こうなると残るはベルギーへ本場物を食べに行く事か?
 ワッフルを求める旅は未だ終わらない(笑)。



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お花茶屋「おやつ屋マムマル」

 前記事の乃木坂「ターブルモトオ」菊地料理長の奥様が現役パティシェールで、自宅兼店舗を営業している事を書いたが、場所が京成電鉄お花茶屋駅近くと知り、自転車で行ける距離なので、雨が止んだ日曜日に早速訪れる事に、店は木曜から日曜日迄の週4日営業との事だ。
 菊地氏によると、「ウチは原材料が高いものを使っているので、値段は安くないです」と話していたが、かえってそれに興味を覚えた(笑)。夫婦それぞれが別の店舗を持っているのも凄いが、お互い干渉しないのではなく、菊地氏も自分の店が休みの日曜日には、奥様の店を手伝う事があるそうだ、出来そうで出来ない事で立派(笑)。
 店の場所はお花茶屋駅南出口を出てすぐ、旧曳舟川を暗渠にした道路沿いに在る、菊池夫妻の事を教えてくれた「タルトレット ドウゼン」の道善氏の店からは歩いて5分程、同じ通りと云ってもいいので、「お花茶屋スイーツストリート」と呼ぶべきかも知れない(笑)。駅の周辺に既視感があり後で思い出したのだが、母親の葬儀をした斎場が近くだった。
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 水色の外壁と店のトレードマークの羊の絵が目印で住居兼店舗。店名は「パティスリー~」ではなく「おやつ屋マムマル」と云う、聞くだけでホッコリ和む名前。先客が居たので外で待っていたが、2、3人入れば一杯になってしまう小さな店舗。
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 店前の黒板には、店の「こだわり」と「本日提供のメニュー」の紹介。
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 先客が退店したので店に入る、正面には生菓子を入れた冷蔵ケース。(店内撮影の承諾は得ています)
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 店の看板商品であるパウンドケーキ等、焼いた菓子類、画像のとおり焼いた形で並べて、注文がある毎に切る、その分時間はかかるが断面が乾燥せず美味しい筈だ。
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 左側にクッキー等を並べ、その後ろが製造スペース、昨年10月の開業なので店内は新しい、あまり整然と過ぎず、少し崩し気味なのもかえって好印象(笑)。
 女性が一人で応対してくれたが、この方が菊池さんで、前記事の乃木坂「ターブルモトオ」菊地料理長の奥様。何を買おうか悩むが、後ろにもお客がやって来たので、直感で生菓子2種、焼き菓子2種を購入する。
 レストランへ行った事を話して、「今日はご主人お休みですね?」と訊いたら、わざわざ2階に居た菊地氏を呼んでくれた、疲れている処を大変失礼しました(笑)。刑事ドラマの渋い脇役が似合いそうな菊地氏と可愛らしい奥様、とても素敵なご夫妻だ。
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 店と作業スペースを隔てたガラス面に店名の由来が書いてある、店主は「菊地」姓、菊は英語で「chrysanthemum(クリサンサマム)」だが、長いので単に「mum(マム)」とも呼ぶ、たくさんの人との「縁(円)」があるようにとの思いを込め「マムマル」としたそうだ。
 以下に買った品の紹介と実食の印象を、

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・シュークリーム(税込250円)
 「寿養卵たっぷりカスタード サクサククッキーシュークリーム」と商品説明にあった。固めのシュー生地の中にカスタードとホイップのクリーム2種使用、カスタードが独特で味が濃い、甘さは控えめなので、分解すればレストランデザートになると思った(笑)、個性派だが美味しい。

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・ラ・フランスと紅茶の豆乳クリームロール(300円)
 ミニサイズのロールケーキ、シュークリームとは対照的に豆乳クリームなので軽めな味わい、ラ・フランスは綺麗なコンポートだった。

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・ウィークエンドシトロン(1cutで320円)
 「レモンとサワークリームのさっぱりレモンケーキです」とある、まずレモンの酸味がやって来る、その後で甘味と油脂の香り、この味の構成はパティスリーではあまり出会わないタイプだと思った。

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・ほうじ茶とチョコレートマフィン(290円)
 個人的にはこれが一番気に入った、しっかりしたマフィン生地はチョコレート味に焙じ茶の香りが加わり個性的で美味しい、見栄えより味優先の出来(笑)。

 店主の菊地さんは赤本星付の有名レストランでパティシェールだったそうで、その出自が分かる、どれも精度の高い作りだと思った。常々街場のパティスリースイーツとレストランデザートの違いは何だろう?と考えていたが、体操競技やフィギュアスケートに以前あった、規定演技と自由演技の違いに近いのではないか、「こうあらねばならぬ」みたいな理想形があって、それに近づこうとするのがパティスリー、「こうあってもいいのではないか」と、作者の自由な発想を表現するのがレストラン、そんな事を思っている。
 シュークリームのカスタードやシトロンケークの酸味扱いに非凡なセンスを感じさせた「マムマル」のスイーツ、また此の店に買いに行きたいと思わせるオリジナリティがある、各ポーションが大きくその割には値段も安いと思った。
 正統派パティスリーの流れを汲む「タルトレット ドウゼン」に、レストランパティシェ出身の個性派「マムマル」、どちらもいい店なので、お花茶屋住民が羨ましいと思う(笑)、もしお花茶屋駅周辺に行く事あれば、出来れば2店共回ってみる事をお勧めしたい。


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札幌・バスセンター前「サタデイズ チョコレート ファクトリー カフェ」(2019札幌食べ続け-4)

 札幌3日目は市内在住のFB友人に急遽会う事になり、待ち合せ場所に指定があったのが「サタデイズ チョコレート ファクトリー(Saturdays Chocolate Factory Cafe)」だった。
 札幌市内を南北に流れる創成川の東側、地下鉄大通駅とバスセンター前駅、札幌二条市場の三角地帯の中心辺り、この一角は「創成川イースト」と呼ばれ、元々は印刷工場などが多かったそうだが、移転や廃業が続き寂れた一帯を現在再開発が進行中、古い建物をリノベーションして今風の飲食店やインテリアショップ等が出来つつある、その中に店がある。
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 開業は2015年2月、ショコラティエとカフェ部分を併設している。開店までに時間があったので、近くの二条市場を見学するが、来ているのは殆どが中国系の観光客、店先の簡易テーブルで一杯3,000円位する海鮮丼を提供して、食事をしながらスマホで撮影中の彼・彼女達に人気で、原価や固定費を考えると「?」と思いたくなるが、関係者が読むかも知れないので、詳しくは止めておく(笑)。
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 開店時間の10時に入店する、外観はとても洒落ていて、東京青山辺りにあっても違和感ない、店内にカフェを併設しているが、外でも飲食可能な席がある、まあ冬場雪が降ると無理だと思うが(笑)。以前友人から此の店製のタブレットチョコレートをいただいて、美味しかったので今年行くつもりでいたから、待ち合せの場所に指定してくれたのは丁度よかった。
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 店内は手前がタブレットや焼き菓子を置くスペース、奥がラボラトリーで、周りを取り囲むように椅子やソファーを並べ、カフェスペースにしている(店内撮影の承諾は得ています)。
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 カフェスペースでも提供販売する焼き菓子類。
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 店奥に在るラボ、此の店では“Bean to Bar”を謳ってチョコレート製品を作るのが特徴、「ショコラティエ」と云っても種類があり、別の場所で作ったものを並べるだけの店、業務用の製菓チョコレート(クーベルチュール)から製品を作る店等があるが、カカオ豆(Bean)を仕入れて焙煎・粉砕するところから始め、チョコレート製品にして販売する工程を全て同じ店内で行う、そのための製造スタッフが常勤している。例えが適当かどうかだが、自家製麺をするラーメン店みたいなものか(笑)。
 友人もやって来て、朝10時のカフェスイーツタイム、初来店なので何を注文するか迷うが、熱いココアの季節には早そうで、冷たい飲み物の中から店のお勧めに従う事にした。注文後自席にて待ち、出来上がったら取りに行くセルフスタイル。
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 実は自分でお金を払っていないので、正確な品名を忘れてしまい、たぶん「アイスチョコレートホイップ」?値段は600円位だった。
 冷たいチョコレートドリンクを飲むのは久しぶり、フランスのカフェでショコラショーを頼むと、時にむせる程濃厚なものに当たる時あるが、これは日本人向けに軽い味わいで最後まで飲める、甘さも控えめ、ホイップクリームも安手な感じが無く楽しめる。
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 友人が頼んだ「アイスチョコレート」?と並べて、見た目どおりお洒落です(笑)。
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 インテリアは独特なセンス、東京の銀座や青山のショップでは、もっとスタイリッシュで「余計なものがない」感が強いが、こちらはほのぼのとした温かさみたいなものを感じた、雪が降る中を熱いホットチョコレートを飲みに来る、そんなシーンが似合いそうだ。ただ札幌は寒くなると暖房をガンガン入れるので、温度管理が難しいチョコレート製造は大変だと思う、そのためにラボ部分は店舗部分と隔離し密室にしている。
 甘くて美味しい10時のスイーツタイムになりました、ありがとうございました(笑)。

 此の日は特に予定がなかったので、友人と別れた私は友人が勧めてくれた北大構内へ行く事にした、この時期銀杏並木や紅葉が綺麗だとの事。
 札幌定番の観光スポットではないと思うが、アジア系の観光客も結構来ていて、銀杏並木等をスマホで撮影している、自撮り棒を持っているのはまず中国系と思っていい(笑)、祝日だったので日本人の親子連れも多い。
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 訪れる目的の一つだった北海道大学総合博物館、結構古く本郷の東大構内に似た建物がある、入館料が無料なのが嬉しい(笑)。
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 館の目玉的展示で、絶滅した大型水生哺乳類「デスモスチルス」の全身骨格標本、この他にもワニの先祖の頭部骨格や、白熊の剥製、マンモスの復元標本など結構見どころあり。
 構内が広いので歩き疲れた(笑)、自転車があれば尚いいと思う、札幌ではシェアサイクルが盛んだが、あれ借りる方法を次は調べて行こうと思う。
 この後、大通近くに戻り、東京にも支店がある割と知られた麺専門店へ行ったが、正直云って味は私の好みではなかった、自分が共感できない食事をブログ記事にしても意味ないので、これは飛ばして翌日に訪れたフランス料理店を次の記事にしたい。



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プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
人はそれぞれに「見方、感じ方、考え方」が違います。私が美味と思ってもそう思わない人が居て当然です、味覚とはそれだけ不安定で不完全なもの、あくまでも筆者個人の嗜好による感じ方である事を承知の上で読まれてください。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに赤坂、麻布十番等。
混雑電車が苦手で加齢による朝型人間化のため、ランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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