最後の晩餐にはまだ早い


札幌西18丁目「バンケット」」(2013札幌食べ続け③)

 札幌三日目の夜は、今回の食旅行中で一番の目的にしていた店、西18丁目のフランス料理「バンケット」へ行く事に。
 私と札幌在住の友人H君には、共通する友人の料理人G君がいるが、彼が今年の春からこの店にメートル兼ソムリエとして働いていて、今回はサービス勉強中の彼への激励も兼ねて訪問する事になった。
 私はこの店を3年前に一度訪れている、その時はやたら店内が暗かったのと(笑)、コンセプトはカジュアル路線ながら、随所に料理人がフランスで学んだ良い要素が見えていた、ただ料理には少し固さも感じられたので、最近店内をリニューアルしたと聞き、この辺がどう変化しているかの期待もあった。

 店のある場所は繁華街から離れていて、周りには飲食店が少ない、東京と違い横断歩道の少ない道路を渡って入店したのは19時過ぎ、G君に挨拶してから案内されたのは「シェフズテーブル」だ、旧店のオープンキッチン部の開口部を塞ぎ、厨房から飛出した形状の作業スペースを作って、若杉料理長がこの場所で仕上げをする、その作業姿が見える「かぶりつき」状態のテーブル席があり(笑)、そこに座る事になった、この店では毎週の様に料理教室が開かれていて、その時にもこのテーブルがメインになるそうだ、他には丸テーブルが2卓と半個室がある。店内は以前と比べるとずっと明るくなった、テーブルクロスは省略し、大阪の「ラ・シーム」等と同様で卓上に直接食器を置くやり方だ。 
 あらかじめ注文していたのは8,400円のメニュー、ここも「出来るだけ北海道産の食材で」とお願いをしていた、

        130930-1.jpg
・「白い恋人」をイメージした(笑)、アンテョビバターを挟んだチーズのサブレ

        130930-2.jpg
・ミニトマトのコンポート

             130930-3.jpg
・ウッフブイエ、ブロッコリー

        130930-4.jpg
・炙り秋刀魚と焼きナスのカルパッチョ仕立て、山ワサビのソース

             130930-5.jpg
・フォアグラのムースとルバーブのコンポート、フローズンメレンゲ

             130930-6.jpg
・噴火湾産松笠鯛と新キャベツ

        130930-7.jpg

             130930-8.jpg
・当別産黒豚とレギューム・ア・ラ・グレック

        130930-9.jpg
・黒ゴマのスープとブルターニュ産塩のアイス、和三盆糖のクッキー添え
 (補正のかけ過ぎで白色が跳ねてしまったが、アイスの上は求肥)
        130930-10.jpg
・ミニャルディーズ

 実は正直に言ってしまうと、店内の雰囲気を見て、東京や大阪で増えつつある、北欧料理の外見だけを真似、ディティールに凝ってソースが少ない変化球料理が出て来るのではないかとの危惧もあった、でもその心配は無用だった(笑)。
 若杉料理長は1990年代後半から、パリの伝説的レストラン「ヴィヴァロワ」や「アンフィクレス」等、フランスでは数店で働き、最後はランド地方で長く三ツ星を維持している「ミッシェル・ゲラール」の、魚料理の部門シェフまで担当した、この経歴はやはり料理に反映していると思った、根には確かな技術と伝統継承が感じられ、その上で新しい感覚を取り入れている、そして3年前に比べると、料理も料理長の表情もより柔らかくなったと感じた。

 秋刀魚は「北海道」を感じる皿、フォアグラで一度北欧へ旅立ったが(笑)、キャベツで包んだ鯛でフランスに戻り、肉料理で「ヴィヴァロワ」が出現、デセールでは「和」を感じさせた。
 特に印象深かったのが当別産の豚肉料理、簡単に云うと「衣の無いトンカツ」(笑)だが、素材もいいしコンフィの技法で加熱した調理も的確、そしてガルニとして別皿で出た「レギューム・ア・ラ・グレック(ギリシャ風野菜煮込み)」は、かのヴィヴァロワのスペシャリテで、もう「幻の料理」と思っていただけに、此処で体験できるとはまさに感涙ものだった(笑)。
 今回の食旅行で体験した、道産の羊、鴨、豚は秀逸な食材だが、この料理人も含めて皆特別なスパイスで加味するとか、特殊な調理器具を使う訳でなく、あくまでも正攻法で調理し、それが良い結果に繋がっている、優れた食材と生産者へのリスペクトがあれば変な小細工はしない方がいい、こうして素材の持つ力で勝負すべきだと思う。
 「ヴィヴァロワ」の料理長だったのが、「ヌーヴェル・キュイジーヌの旗手」クロード・ペローで、その下で働いていたのが、現パリ「ランブロワジー」のベルナール・パコー、東京「おはらス」の小原敬、「コートドール」の斉須政雄各氏だが、この優れたエコールの精神を、若杉料理長は受け継いでいると思った。 

 食後は、友人のH君、G君に料理長も交えての食談義、札幌や東京のフランス料理界の現状やススキノの話題まで(笑)、遅くまで盛り上がった。
 夜が更けるのも忘れる様な楽しい一夜でした、皆様ありがとうございました(笑)、また何処かでの再会を願っています。


スポンサーサイト
  1. [ edit ]
  2. フランス料理
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

札幌西16丁目「ラ・トルテュ」」(2013札幌食べ続け②)

 今回札幌で訪れたフランス料理店は4店、実はどの店も市営地下鉄「西18丁目」駅から歩いて行ける範囲にある、泊まったホテルもこの駅に近く4店共歩いて行った、私はレストラン密度の濃い街でよくこれをやる、例えばパリでマレ地区にホテルを決めたとすると、4区を中心に出来るだけ歩いて行ける範囲内でレストランやビストロを探す、「その理由は?」と訊かれると、交通費を節約したいと云う実質的な面もあるが(笑)、もう一つの理由が、この方法だと「街」がよく見えるからだ、そこに住んでいる人がどう云う人達か、何処で買い物をするのか、レストラン以外にどんな店があるのか等、云わば「定点観測」が出来る、その上でレストランを体験すると、より理解するものが多くなるからだ、これはベテラングルメの方なら判ってもらえるのではないか、店はその地域と共存して発展するのだと思う。

 札幌二日目の昼は、昨夜行った「プロヴァンサル・キムラ」から至近のフランス料理店「ラ・トルテュ」へ行く事にした、この2店の間には近代美術館の敷地がある位、その美術館で「パスキン展」が開催されていたので、これを観て開店時間まで待つことにした。
 時間になってビルの2階にある店に入ろうとしたら、お洒落な格好をした中年女性3人が先に階段を昇って行った、地元と云うより円山辺りに住んでいそうなセレブな雰囲気で、着ている服も高そう(笑)、当方はユニクロファッション、これは時間を置いた方がいいだろうと暫く階段の下で待ち、そして数分経ってから入店した(笑)。

             130926-1.jpg
 
 案内されたのは壁際のテーブルで、この店は全部丸テーブルを使用、6卓で計18席と云う贅沢な空間配置だ、四谷三丁目にあった「ベレコ」をさらに高級にした様な店内、皿はベルナルドの「ルーブル」、カトラリーはエルキューイを主に使い、かなり高級志向に感じた、これなら先客のマダム達の趣味にも合いそうだ(笑)。
 オーナー兼メートルの一戸氏から渡されたメニューを見る、あらかじめWEB上で調べたら、ランチは2皿で3,000円、3皿で4,300円だった筈と思ったが、そのとおりだったので安心した(笑)、東京でこのロケーションでこの値段はちょっと考えられない。
 2皿にするか3皿かで迷ったが、4日連続フレンチなので此処は抑え気味に2皿にして、メインはプラス料金のものを選ぶことに、

            130926-2.jpg
・アミューズ1(豚肉のリエット、ケークサレ)

            130926-3.jpg
・アミューズ2(茸のカプチーノ)

      130926-4.jpg
・アミューズ3(戻り鰹の炙り、カイエンヌペッパー風味のマヨネーズ)

      130926-5.jpg
・鮭の臓物パイ、赤ワイン風味、ポロ葱のクリーム

            130926-6.jpg
・滝川産鴨胸肉のロースト、焼きリンゴ、カルヴァドスのソース(+1,000円)

            130926-7.jpg
・柚子?のグラニテ

            130926-8.jpg
・クレメダンジュ、巨峰のスープ仕立て

      130926-9.jpg
・ミニャルディーズとエスプレッソ

 アミューズが3品も出るのでこれは2皿で正解だった。料理はクラシック真中の正攻法だが、ソースは比較的軽い仕上げで現代風にしている、「鮭の臓物パイ」はかつてTVドラマ「王様のレストラン」の中で、主人公がパリの「ランブロワジー」で食べたと語った料理だが、実際に「ランブロワジー」にあったのかは不明(笑)、それをイメージして作ったそうだ、パイ生地の中に調理した鮭の内臓やメフン、氷頭を入れ焼き上げる、ソースは刻んだポワローを使ったクリームソース、鮭の内臓は何処か懐かしい味で、下品になる一歩手前の美味しさ、パイ生地の出来もいい。
 初めて食べる「滝川鴨」は、旭川近くの滝川市内で飼育された合鴨、日本ではエトフェ(血を抜かない殺方法)が出来ないらしく、そのためかシャラン鴨と比べるとあっさりとした食感になる、でも私にはこれが好印象、シャラン鴨の濃さは無いが、反面繊細で噛む毎に広がる滋味は秀逸、普段飼育鴨はカルトではまず注文しない私だが、これは美味しい鴨だと判った、食材としての将来性はあると思う。
 円安の現在、長時間の輸送で疲労した高い輸入食材を無理して使うより、国産の良い食材を探して使うのは生産者の励みになるし、料理の値段等で客側も利点がある筈、特に今回の食旅行で、道産食材には今後期待の持てるものが多いと感じた。
 デセールのクレメダンジュとミニャディーズのマカロンも、丁寧な作りでとても美味しい、厨房は2人だそうだが、これはセンスある料理人だと思った。

 店内はオーナーの一戸氏が担当する、話し方やサービスの間の取り方に個性があって、好き嫌いは別れるかも知れないが、私は優秀なサービスマンだと評価したい。
 ここはバランスの取れたいい店だ、フランス料理にサプライズを求める人には向かないが、いい料理といいアンビアンスを「札幌価格」で提供してくれる場所、「違いの判る大人」なら、この良さがきっと理解できると思う(笑)、オーナーと廣田料理長に見送られ、豊かで満ち足りた気分で店を後にした。


  1. [ edit ]
  2. フランス料理
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

札幌西18丁目「プロヴァンサル・キムラ」(2013札幌食べ続け①)

 約一年振りの札幌、前回はエアドゥの利用だったが、今回は初めてLCCのジェットスターを利用する事に、このため成田空港での出発・到着になった、この「初体験」が結構面白かったので、旅行記の最後に別に書こうと思っている。
 そのジェットスターで新千歳空港に降りたのが午後2時半、そこから何かとお騒がせ中のJR北海道の空港エアポートに乗り、札幌駅到着が3時過ぎになった、大通公園では「オータムフェスト2013」が開催されていて、道内の飲食店や水産業者が出店屋台を連ねていたが、歩いていると足を踏まれそうな程の凄い人出のため早々に断念、ホテルに直行する事に。
 
 シャワーを浴びた後一休みして、今年の訪問第一店目は去年の「札幌食べ続け」の最後の店だった、市営地下鉄西18丁目駅から近代美術館へ向かった先にあるフランス料理「プロヴァンサル・キムラ」、これで「円」が繋がった事になる(笑)、この店では今迄ランチばかりだったのでディナー体験は初めてだ。

            130922-1.jpg

 此処が好きな理由は、木村料理長の料理に私が理想とする1990年代のフランスのフランス料理テイストが思い起こされるからで、最近こうしたキュイッソンがしっかりしてソースが必然に存在する手間をかけた料理が、東京では少なくなっているのが一番、そしてその割には値段が安いので、懐が豊かでは無いが美味しい料理は食べたいと云う、我儘な要望を満たしてくれるからでもある(笑)。
 すっかり見慣れた黄色いファサードを入ると、迎えてくれたのが素敵なワンピース姿のマダムの笑顔、これがこの店のもう一つの魅力だ(笑)。
 この日は札幌在住の友人との久しぶりの会食で、お願いしたのは6,800円のディナー・メニュー、その内容は、

            130922-2.jpg
・旭川ビーツの冷製スープ、白蕪とシェーブルのソルベ、トマトのクラフティ(右)

        130922-3.jpg
・道産魚介の冷製ブイヤベース、オレンジ風味のキャロットピュレ

            130922-4.jpg
・秋刀魚のカダイフ包み焼き、赤ピーマンとロケット菜2種のソース

        130922-5.jpg
・寿都産平目ワイルドライス焼 大根と落葉のソース

            130922-6.jpg
・桃のグラニテ

            130922-7.jpg
・池田町ボーヤファームの仔羊、舌とレバー添え

            130922-8.jpg
・レモンのタルト、プロヴァンス風

       130922-9.jpg
・仁木町産プルーンの温かいアーモンド風味のクラフティ、カラメルのアイスクリーム
・ミニャルディーズとコーヒー

 予約時に「フォアグラやオマールはいらない、出来るだけ道産の食材を使って欲しい」と、煩わしいお願いをしてしまったが、どれも北海道の素材を生かし切った見事な料理だった。
 店名でも判る様に料理長は南仏で料理修業したので、ブイヤベースはこの店のスペシャリテ、今回はあえて冷製で提供された、中身は北寄貝、帆立貝、ボタン海老、ソイだそうだ、冷製にすると魚介の鮮度は判り易くなってしまうが、この店で扱っているものは全く問題ない。
 カダイフ包みは東京でもよく見かけるが秋刀魚は初めて、これは白身魚より合う気がする、魚料理の平目に添えた大根おろしは面白いアイデア。
 そしてこの日の主役が道内池田町ボーヤファームの仔羊、これは過去日本で食べた羊料理の中でも最上位に置きたいもの、この羊は繊細でいながら力強さも感じる肉質で、南半球産に比べても味が濃く香りが良い、東京の有名料理人から引き合いが多いそうだが、やはり輸送のストレスを受けていないので、此の地で食べるのは格別、ココットに入れオーブンでの正攻法調理との事、素材を生かすテクニックがあってこそ生きる食材だと思う。
 デセールが美味しいのも、この店の特徴の一つ。
 
 一年振りだった木村料理長の料理は、やはり私のストライクゾーンにピッタリ合致する(笑)。かつて札幌にあった「メゾン・ド・サヴォア」の料理長で、現在は東京・大崎「おはらス・レストラン」の小原氏が札幌フレンチ料理人の第一世代とすれば、木村料理長は第二世代だと云える、今はその次の第三世代が出現して来た、追う立場より追われる立場になるのは大変だが、この料理ならまだ抜かれる心配は無いと思う(笑)。
 明るいマダムの寛げるサービスもあって素敵な夜になった、この店は恋人同士でもいいし、この日みたいな男性同士でも充分楽しめます(笑)。
 木村ご夫妻、夜遅くまでありがとうございました、今回も素晴らしい「食べ続け」になりそうです(笑)。



  1. [ edit ]
  2. フランス料理
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

八丁堀「シック・プッテートル」(2013年9月)

 この日は関西から「若手最強料理人」がやって来る事になり、彼とは年に1、2回食事を一緒にしているのだが、困るのが店選び、何と言っても最強だから、迂闊に不満足な店に連れて行ってしまい、料理人と掴み合いでも始められたら困る(笑)。ここは私が現在持っている最上のカードを出すしかないだろうと、選んだのがこのブログではお馴染みの、八丁堀のフランス料理「シック・プッテートル」、この店へ4回目の訪問をする事に。彼が遠路やって来るので、興味がありそうな食仲間に呼びかけた処、皆喜んで参加表明してくれ、この日は総勢6名の集まりになった、それも私が料理人なら黙って裏口から逃げ出したくなる、かなり濃いメンバーが揃ってしまった。

 あらかじめ店側にはこの日集まるメンバーと主旨、予算を伝えていたが、店側にとってはこうしたプロファイルが重要なのは、長年の経験で判った事だ。集合時間の19時少し前に店へ向かったら、店内の電灯が消えていたので、「まさか、逃げた?」とは思わなかったが、心配になってドアを開けたら、星オーナーが出て来たので安心した。どうやら貸し切り客になったみたいで、つまり他の客を断ったのではと思うのだが、事前情報で脅かし過ぎてしまったかも知れない(笑)。

 全員が集まった時点で始まった、生井料理長渾身の料理、この夜に出された全10品を紹介したいと思う、

            130916-1.jpg
・バスク、キントア豚のサラミ「ジェズ」

        130916-2.jpg
・キャラウェイシードのクッキー

            130913-3.jpg
・バターナッツかぼちゃのテリーヌ 、ペドロヒメネスと塩のシャンティ。

        130913-4.jpg
・サンマの低温コンフィ、ナスのキャビアとハラワタのババロア

        130913-5.jpg
・宮城雄勝町牡蠣のポシェ、アサリと依田さんのパセリのエミュルシオン

            130913-6.jpg
・フォアグラ・ド・カナールのショーフロワ 、シードルビネガーのレディクシオン

            130916-7.jpg
・ヒメジのクッサン仕立て、サフランとヴァニラのソース

        130916-8.jpg
・ラカン産ピジョノー、肝のソース、キャラメリゼしたバナナ

        130916-9.jpg
・キャラメルのムース、チュイール

            130916-10.jpg
・ココナッツのサブレ、(フレッシュアンフィージョン)
※料理名は後で料理長に確認したもの
・ワインは星オーナーが選んだ、フランス物を中心にしたペアリングで。

 バターナッツスクワッシュのテリーヌは前回訪問時のズッキーニ版の変奏、甘味があり独特の食感があるこの野菜を上手く使っている、サンマの前菜はテリーヌ状に四角く固め、はらわたのババロワが大胆で面白い。牡蠣のポシェは軽い火の通しでパセリの泡が味を引き締めている、フォアグラのショーフロワは普段フォアグラを食べない私でも納得する仕上げ、ヒメジの「クッサン仕上げ」とはクッションの事、この料理はドレッセも含めグランドメゾンの皿でも充分通用すると思う(笑)。良質のピジョノーに添えたバナナが独特で、最初「鳩にバナナ?」と疑ったが、これが合わせて食べてみると、鉄分の多い鳩肉の酸味・甘味に意外に合う、これの相性を探り当てた料理人のセンスは見事。
 全体的な料理の印象は、独創的でいながら脇道に逸れていなく、真っ当に楽しめると同時にサプライズ感もある、前回利用時より更に料理の精度を増していると思った。ただこれ以上精度を上げるのは、店全体のバランスを考えると、取りあえずはこの辺りで止めておいた方がいい気もする。

 以前に別の食事会で、この夜と同じく強豪グルメ達を集めた事があるが、後でその店の料理人が言っていたのが、それまで皆語り合っていたのに、料理が出ると一斉に声が止み静寂の時間が訪れる、これが恐怖だったとの事(笑)、この日も全く同様で、料理が出て皆が食べ始めた数分は不気味な沈黙タイムがある、これで誰かが「不味い」と言い出せば、他の人間は「そうだ、そう通りだ」と賛同し、料理人はさながらバスティーユ牢獄に押し寄せた群衆に対峙する守備兵みたいな、絶望感と恐怖感に苛まれると思う、幸い?な事に、料理はどれも隙の無い出来で、「襲撃」に合う事は一切無かったが(笑)。
 食材と同じく店にも料理人にも「旬」がある、それが長く続くか否かは様々な要因によるが、昨年11月に開店したこのレストランが、今まさに旬の盛りに入ろうとしている事だけは間違いない。

 濃厚なグルメ話は延々と続いたが、この日は週初めの月曜日だった事もあり、名残惜しいながら、まだまだ電車がある時刻に終了した。
 生井料理長、星オーナーとサービス陣、そして参加者の皆さんありがとうございました、忘れ難い素敵なディナーになりました。

※次回のブログ更新は22日の予定です。


  1. [ edit ]
  2. フランス料理
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

表参道「グラッシェル」のアントルメグラッセとケーキ

 平日休みのこの日は、表参道ヒルズ至近に7月7日にオープンしたばかりの、小樽に本社がある製菓メーカー「ルタオ」が運営する、パティスリー&サロン・ド・テの「グラッシェル」へ行く事に。普段はコンビニスイーツで満足できる私だが(笑)、この店に偶然知り合いになったパティシェールが就任された事もあり、激励を兼ねてランチタイムに訪れる事にした。
 店の場所は表参道「けやき並木通り」の表参道ヒルズの向かい側、ユニオンチャーチ脇の道を渋谷へ向かって進み、少し歩いた左側にある、この日は開店時間の11時に合わせて行ったのだが、既に数人開店を待って並んでいた(笑)、早々にネット上で話題になっている事もあり、一見目立たないこの店にも、人が押し寄せ始めている、東京の情報伝達力と集客力は凄いなと思う。

 2階建ての店舗は1階がこの店の看板商品である「アントルメグラッセ(アイスクリームケーキ)」やケーキ、焼き菓子類を販売するショップと作業場、2階がサロン・ド・テになっている、先ずは知人に挨拶後、せっかくだからランチ&スイーツをいただく事にした。
 客席はベンチシートにソファ、更にカウンターもあるメインダイニングと、カジュアルな雰囲気の別室も備えた30席位の空間、白を基調色にした明るく北欧風な印象でとても落ち着ける、ただ土日は満員になり席待ちの行列も出来るそうだ(笑)。

            130912-1.jpg

 最近になって始めたと聞く2,625円のランチがあり、これをお願いする事にした、メインはソーセージかキッシュ、デセールはケーキかアントルメグラッセの選択になるが、私はキッシュとグラッセにした、

            130912-3.jpg
・カップに入った野菜スープ


       130912-2.jpg
・季節のキッシュとニョッキ

           130912-4.jpg
・プレデセール(苺とマスカルポーネのムース)

      130912-5.jpg
・アントルメグラッセ三種(杏仁、マンゴーパッション、フィレノワピスターシュ)
 これに飲物が選べ、私はアールグレイをお願いした。
 
 野菜スープはデミタスカップ、プレートランチはグリュエールチーズの定番キッシュと、ニョッキと茸を具に同じ形に焼き上げた物の二種に山盛りの生野菜が付く、食材や調理は上質だと思うが、食事としての満足感を言ってしまうと少々物足りなさも感じた、もう少しスープの量を増やしてバゲット等を添えた方が、炭水化物好きの日本人には好まれそう(笑)。デセール類はさすがに充実している、特にプレデセールの苺、グラッセのマンゴーの扱いは見事、個人的に気に入ったのがフィレノワピスターシュで、ショコラとピスターシュのバランスがいい。
 サービスは若い女性陣3人によるもので、とても教育が出来ていて感じよく、落ち着いて時間が過ごせる、あまり落ち着かれると席待ちの客がいると困る場合もあるが(笑)。

 食後、知人のパティシェールがやって来て、「良かったらケーキも召し上がってください」と言われたので、ここで引き下がる訳にいかず(笑)、お勧めケーキをお願いする事にした。

          130912-6.jpg
・マンゴーパッション
 グラッセと同じく季節限定品で宮崎産マンゴーを贅沢に使用したもの、フルーツを使用したスイーツは難しい、元になる果物を超えるのが至難になるからだが、これは「マンゴーを超えたマンゴー」になっていると思った、もし店内にあれば必食だと言える。

          130912-7.jpg
・サントノーレ
 いきなり披露宴でも始まりそうなビジュアル(笑)、これはフランス人が好みそう、キャラメリゼしたシュー皮が特徴で、上品な甘さと口当りの柔らかさは格別、「普通の人」ならこれ1個で充分だと思う(笑)。

 御馳走様でした、これだけのスイーツを一度に食べたのは久しぶり、この後血糖値が上がってお腹が全然空かなかった(笑)、実はこの後も1階のショップでアイスクリームの試食をさせてもらったので、もう竜宮城で美女に囲まれ鯛や平目の舞い踊りを見ている様な時間(笑)、これを思い出して書いているだけでお腹一杯になってきた。
 スイーツ好きにとっては、テーマパークみたいな店、此処は是非一度行かれる事をお勧めしたい、ただ土日は結構混むそうなので、出来れば仕事を休んで平日に行くのが狙い目、その価値はある。こういう店がさりげなく立ち上がってしまうのも、東京のそれも表参道という場所の凄い処だと思う。
 本間パティシェール、色々とありがとうございました、また伺わせていただきます(笑)。


  1. [ edit ]
  2. スイーツ・和菓子・パン
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

「パスティチェリア・バール・アルテ」のイタリアン・ドルチェ

 住居表示なら台東区清川になるが、この「パスティチェリア・バール・アルテ」がある一帯は通称「山谷(さんや)」と呼ばれる、岡林信康が歌った「山谷ブルース」の山谷、戦後日本の高度経済成長を支えた日雇労働者が集まった街だ。そのためかネガティブなイメージが付きまとうが、江戸時代は隆盛を誇った吉原遊郭が至近だったため、文化面でも歴史ある街で、江戸屈指の料亭「八百善」も関東大震災まではこの地にあった、そしてこの「アルテ」がある場所は、大型スーパー「イトーヨーカドー」の発祥地だったそうだ、その建物は無くなったが、隣にある元銀行の建物が明治時代のモダン建築で、建築好きには一見の価値がある。またこの店の道路を挟んだ向かいにある珈琲専門店「バッハ」は、コーヒー好きには特に知られた店、更に言えば「あしたのジョー」の舞台になった街だ。

        130909-1.jpg

 様々な歴史を抱えた街にある、このイタリア料理店は洋菓子販売を兼用している、正確に言うと、洋菓子店の店舗内にイタリア料理店を併設していると言った方がいいかも知れない。先代が菓子職人で洋菓子店を営んでいたが、二代目の現当主が料理に興味を持ち本格的にイタリア料理を習得、店内を改装して現在の営業形態になったが、ケーキだけを買う客も多い。そのケーキ類がコンビニの台頭等により売れ行きが落ちた事もあり、従来の定番だった生ショートケーキやシュークリーム等から、イタリアン・ドルチェを主力にした品揃えにシフトした、その結果レストラン利用客が買って帰る事が多くなったそうだ、興味も覚え私も買ってみる事にした、値段は殆どが1ピース400円以下と云う下町ならではの良心価格だ(笑)。

・ズコット
            130909-2.jpg

 ズコットはフィレンツェで誕生したとされる丸いドーム型のケーキで、中世兵士のヘルメットあるいは教会聖職者の頭巾の形に由来する、スポンジ生地の中に、生クリームやリコッタチーズのフィリングを詰めたもの、この店は甘さを抑えた繊細な作りで、おそらくはイタリアで作られている物より軽い仕上げになっていると思う、でも日本人にはこの位が好まれる筈、形や味わいは子供にも受けそうだ。

・カンノーロ
        130909-3.jpg

 カンノーロ(複数形だとカンノーリ)はシチリア島発祥の菓子、パスタと同じ小麦粉ベースの伸ばした生地を筒に巻き油で揚げ、リコッタチーズを使ったクリームを詰める、かなりカロリーの高そうなドルチェ(笑)、シチリア出身マフィアファミリーを題材にした映画「ゴッドファザー」でも小道具として使われている。この店では仕上げにチョコレートでコーティングし「黒いカンノーロ」にしている、小さ目だが食べ応えあるのでこの位がいい(笑)、美味しいが後で腹にズシリと来るので、食後のドルチェと云うより「おやつ」感覚で食べる物だと思う。

・リコッタチーズのトルタ(店内表記は「リコッタチーズケーキ」)
            130909-4.jpg

 くしくもリコッタチーズ三連荘になってしまったが(笑)、個人的にはこれが一番気に入った、簡単に言えば「ベイクド・チーズケーキ」だが、リコッタチーズを使う事により味わいがより複雑になっている。これに何かのジェラートを添えれば、都心のイタリアンの4~5千円ランチにも十分使えるクオリティだと思う。

 この店の主人は日曜を除く週6日、レストランで調理にあたる、それも昼夜休みなしだ、その合間にこれらのケーキ類を作る、主人の他には若い男性が一人サービス兼任で手伝っているだけだから凄い、その上に店のブログまで毎日更新している(笑)、「超人的」とでも言いたい位の働き方だ、おそらく鰹や鮪みたいに常時泳いでいないと死んでしまうタイプかも知れない(笑)、これも家族の協力があってこそ出来る事だと思うが、彼を見ていると「忙しい」とか「時間が無い」等の言い訳は、一職業人として出来ないなと思う(笑)。私が子供の頃、東京下町にはこうした昔気質の職人達が居たが、最近あまり見なくなった、日本人が右肩上がりの明日を信じて、必死に働いていた昭和を思い出す、気骨あるアルチザンだと思う。

 値段は下町的だが、内容は脱下町的な繊細で美味なイタリアン・ドルチェ、この他にも「ティラミス」や「ズッパイングレーゼ」等、魅力的なものが揃っている、一度試される事をお勧めしたい(笑)。


  1. [ edit ]
  2. スイーツ・和菓子・パン
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

南千住「パスティチェリア・バール・アルテ」(2013年8月)

 数少ない私の好きなTV番組に、BS日本テレビで放映している「小さな村の物語・イタリア」がある、イタリア各地に存在する小さな村と、そこに生きる普通の人達にスポットを当て、俳優三上博史の特徴的なナレーションもあって、忘れ難い印象を残すいい番組だ、この中に家族経営の小さなリストランテやトラットリアがよく出てくるのだが、これを見ていると「東京のイタリアンはイタリアの料理か?」と疑問が湧いてきてしまう、詳しく書くと差し障りがあるので止めておくが、食材や料理以前に何か根本的なものが違う気がしてならない、今イタリアに行けるのなら、星付きの店ではなく、こうした地域に根付いた小さな店を回ってみたいなと思っている。

 もし東京でこの番組に出てくる様な、地域密着系の店であまり日本化されていないイタリア料理を食べたいなら、この日伺った「パスティチェリア・バール・アルテ」はお勧めだ。店は山谷という東京でも一番ディープなゾーンにあるが、料理は本格派で且つ安い、ちなみにランチメニューは、900円(平日)、1,050円、1,470円、2,100円、3,500円で、水曜日は女性客限定で3種盛りのデザートが付く、この日隣席の女性2人客が1,050円のランチを食べていたが、その内容はサラダ、パスタとリゾット2種の盛合せ、自家製フォカッチャ、これに前述のデザート3種盛りとコーヒーが付く、格安イタリアンチェーン等と違い全部自家製だ、笑い出したくなる安さだが、場所柄なのかこれでも満席にならないのだから、どうかしている(笑)。
 この日のランチはいつもと同じく、2,100円の‘Planzo Arte’をお願いする事に、

         130905-1.jpg
・アンティパストミスト(鶏肉のインヴォルティーニ、カジキマグロの燻製&クスクス、ライスコロッケ、ピッツァのフリット、サバのマリネ、ポレンタのスフォルマート)

              130905-2.jpg
・トマトと揚げナスのビゴリ

              130905-3.jpg
・アンガス牛のタリアータ(+300円)

         130905-4.jpg
・ドルチェミスト(小豆のパンナコッタ、抹茶のティラミス、抹茶とライムのジェラート)

              130905-5.jpg
・エスプレッソ

 私がこの店で一番好きなのがアンティパスト、この値段だから高級食材は使えないが、どれも繊細で美味しい、面白いと思ったのがピッツァのフリット、これが結構いけるのだ(笑)。パスタの「ビゴリ」とは押出成形で作られる生パスタで、そのためかシンプルなトマトソースがよく絡み幾らでも食べられそう。食べてみたかったのが「アンガス牛のタリアータ」、私自身もスーパーで安売りされているアンガス牛を買って焼いて食べる事あるが、値段の割にクオリティが高い事に感心していた、この店では夜は炭火焼、昼はグリルパンによる調理だそうだが、それでも充分美味しい。トマトのマリネをソースにしているが、肉自体に味があるのでこれが合う、素材重視のイタリア料理には向いた食材だと思う。
 ドルチェはパティシェ出身料理長の最も得意とする分野、夏はタルト系よりこうした冷菓類が食べたくなるものだ。
 
 毎回の事ながら、このランチメニューは破格だと思う、丁寧に作ったアンティパストに生パスタ、手作り感溢れるドルチェを含んでこの値段だ、家賃の高い都心では考えられない内容(笑)。味付け全体も、こう言っては失礼かも知れないが、一見強面の料理長のイメージとは違った繊細さがあり、ディープな周りの環境を忘れる満足感がある(笑)。ここは定期的に通いたい店だ。 
 下町に元気がないと都市に奥行きがなくなる、東京下町はもっと活気を呈して欲しいし、この店に続いて下町イタリアンやフレンチがもっと出て来る事を期待したい。
 この日は帰りに店で売っているケーキをお土産に買って帰ったのだが、その報告は次回のブログに書きたいと思う。


  1. [ edit ]
  2. イタリア料理
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

綾瀬「手打ちそば重吉」(2013年8月)

 JR常磐線沿線には「蕎麦の名店」とされる店が幾つかある、関東最大の蕎麦生産地である茨城が沿線に控えているのが大きな理由だと思うが、まず有名なのがグルメ雑誌等にはたびたび取り上げられる、柏の「竹やぶ」で、この店で修業した職人が始めたのが亀有の「吟八亭やざ和」と千住「千寿竹やぶ」、この二店もマスコミに取り上げられる事が多い。
 亀有と北千住駅の中間にあたる綾瀬にもいい店がある、それが今回紹介する「手打ちそば重吉」で、この店は「竹やぶ」とは直接の関係はないみたいだ。店主は元プロのスタジオミュージシャンでベースを弾いていたと聞く、40歳を過ぎてから元々好きだった蕎麦打ちを生業とする事を決意、綾瀬駅から歩いて5分程の場所に開業した。
 私は家から自転車で行ける距離なので、一時は頻繁に通っていたが、最近はヨコメシ系外食に行く事が多くなりご無沙汰していた、この日約1年ぶりに訪れる事になった。

         130901-1.jpg

 平日昼の開店直後に入店したのだが、既に2卓5人が先に座っていた、この店もTVの地域情報番組で紹介された事もあり、此の地を代表する人気店になって来た。入店時には温厚そうな店主が昼間使う分の蕎麦を打っている処だった。

             130901-2.jpg

 平日昼に限りお得なセット物があるので、この日は「親子丼セット」(1,050円)を「せいろ」で注文する事にした、サービスは店主の奥さんが担当する。
 店内は以前と変わっていない、静かな時間が流れる落ち着いた空間、レジ脇に紙が下げてあり、「今日の蕎麦は『茨城・常陸夏蕎麦』」との表示があった、これについては後述する。

         130901-3.jpg

 しばらくして運ばれて来たのが、小さめの丼に入った親子丼で、この店は蕎麦もいいけど、こうした御飯物もいける、昔の東京風辛口かえしを使った醤油味の効いた丼種で、玉子もグズグズ柔らかくなく私の好きな固くとじるタイプだ、これは幾らでも食べられそう(笑)。

             130901-4.jpg

 続いて運ばれて来たのが「せいろ」、いわゆる「江戸蕎麦」と呼ぶもので、二八または一九割で小麦粉をつなぎに使うタイプだと思う。追加料金で十割蕎麦粉の「田舎蕎麦」に替える事も可能だが、個人的には冷たい蕎麦は江戸蕎麦の方が好みだ、香りは少し落ちるが喉越しがいい。
 夏蕎麦とは、4月に種を蒔いて7月に収穫する早生の蕎麦種の事で、以前は秋蕎麦に比べると味わいが落ちるとされたが、品種改良により味が向上している、この日の蕎麦切りも喉越しも香りも充分、勿論これを生かす技術があってこそだが(笑)。
 蕎麦用のツユもキレの良い江戸風辛口。最後はポタージュスープの様な蕎麦湯で、おそらく茹で汁に蕎麦粉を溶いているのだと思う、栄養学的にもこの蕎麦湯を飲む事により「完結」すると言われている。

         130901-5.jpg

 久しぶりだったが、以前と変わらぬ美味しい蕎麦だった、1年ご無沙汰していたのを後悔してしまった(笑)。
 前にもブログに書いた事だが、下町育ちの私にとって、蕎麦屋は自分の居住エリアにあるもので、電車賃を使って行く処では無かった、だからこそこうした地元の店は余計に応援したくなる、下町で輝いていて欲しい名店の一つだ。


  1. [ edit ]
  2. 麺・ラーメン
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY


プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

訪問者

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

« 2013 09  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -