札幌・東本願寺前「らーめん五丈原本店」(2014札幌食べ続け④)
札幌二日目の夜は元々ノープランで、ホテルの部屋で井之頭五郎みたいに、「俺の胃袋は今、何を食いたいのだろう?」と暫し悩む状態だった(笑)。
昼間はフランス料理だったのでヨコメシよりタテメシだろうと思い、札幌の友人から勧められた寿司屋に行く事も考えたが、この日は寿司よりもっと汁気のある物が食べたくなり、「そうすると蕎麦かスープカレーかな?」と思いを巡らせる。ホテルから歩いて行ける範囲には、以前に訪れたそれなりの蕎麦屋やスープカレー屋がある、でも急遽「今日はラーメンだ!」と閃いて?方針変更、何事も当初の予定どおりに行かないのが人生だ(笑)。
札幌でラーメンを食べるならこの店を外す訳にはいかないのが、繁華街ススキノの外れ、東本願寺前にある「ら~めん五丈原本店」、歩くには距離があるが、それでもカロリー消費のため30分程歩いて行く事にした。
店へ向かう途中、金髪&ミニスカートの綺麗なお姉さん(日本人だと思う)に遭遇、どうやらこの近くに住んでいて、歩いてススキノへ出勤するみたいだ(笑)、昔なら「アザミ嬢のララバイ」でも口ずさむ処だが、今はずっとドライな雰囲気で、せいぜい少女時代の歌が似合いそうだ(笑)。

この東本願寺前はタクシーの溜り場になっていて、休憩中の運転手が五丈原にもやって来る。インターネットが一般的になる前は、「旨いラーメン屋はタクシー運転手に聞け」と云われていた時代があった、若い人達にはもう有史以前の話だろうけど(笑)。
入店時には幸い席待ちの行列は無かったが、券売機の前に立って「何にしよう」と一瞬迷う、過去この店では「とんしお」か「みそ」どちらかの注文だった。前回(2年前)は新作の「牛肉麺」で、今回は今までこの店では食べていなかった「しょうゆ」(680円)に決めた、前回時より30円値上がっていたが、諸物価高騰する中でこれは良心的だ、「チャーシューおにぎり」も食べたい誘惑にかられたが、ここはぐっと我慢した(笑)。

カウンター席に置いてある箸は前回割り箸と再利用可なプラスチック箸の併用だったが、今回は全てプラスチック箸に替わっていた、これは賛否両論あるみたいだが、個人的には賛成したい。
カウンター内は体格が良く元気な店員が2人、やっぱりラーメン屋はこれでないといけない、喋りも遠慮したくなるお通夜みたいな雰囲気はどうも苦手だ(笑)。食券を出したら「脂多目か少な目か選べますが?」との事で、少な目でお願いした、さすがにこの歳では背脂系は苦手になってきている(笑)。

細麺を使うためか、割と早目の待ち時間で出てきたのが醤油ラーメン、まずは一口スープを飲むが、豚骨ベースのコクのある味だが脂はあまりしつこくない、具は大きめのチャーシュー(煮豚)2枚とメンマ、白ネギに加えて大きな海苔が乗るのが特徴、最近は東京のラーメン屋でも海苔が付く店は少なくなった。
札幌なので全体的に味はコッテリしているが、不思議としつこさが無いので箸が進む、昔なら大盛りいや2杯はいけたかも知れない(笑)。此処のラーメンは本店以外でも何回も食べている、各地で行われる物産展に出店するからだが、そこで食べる印象とは少し違い味のグレードは一段高い、特に麺の鮮度が生きていると感じた、山岡士郎ではないが「ワインと豆腐とラーメンの麺は旅をさせてはいけない」のかも知れない(笑)。
ちょっと驚いたのが私の隣席に座った仕事帰りに見えるスーツ姿の若い女性、一人でビールとラーメンを注文し、手酌で(当たり前ですね)ビールを注いで旨そうに飲み、次いでラーメンを一気に食べた、その格好良さに思わず見とれてしまった(笑)。

醤油ラーメン美味しかったです、ご馳走様でした。札幌のラーメン店は過当競争から何処も客の取り合いで大変みたいだが、この味がコンスタントに出せているなら店に付いている客は浮気しない筈だ、ラーメンフリークとして半世紀?を過ごした私が言うのだから間違いない(笑)。
以前にもブログに書いたと思うが、客単価1万超えの高級店がピラミッドの天辺だとしたら、こうした客単価千円以下の店はピラミッドの底辺、でも底辺がしっかりしていないとピラミッドは崩れる、札幌の食が優れているのはこの土台の強さだと思う。
食後はまたホテルまで歩いて帰ったが、札幌は電線の地中化が進んでいるせいか、街並みが脱日本的でヨーロッパの街みたいな雰囲気、いつまでも歩いていたい、そんな想いにかられてしまう、もちろん若い恋人達ならもっと素敵な夜になる筈だ(笑)。
昼間はフランス料理だったのでヨコメシよりタテメシだろうと思い、札幌の友人から勧められた寿司屋に行く事も考えたが、この日は寿司よりもっと汁気のある物が食べたくなり、「そうすると蕎麦かスープカレーかな?」と思いを巡らせる。ホテルから歩いて行ける範囲には、以前に訪れたそれなりの蕎麦屋やスープカレー屋がある、でも急遽「今日はラーメンだ!」と閃いて?方針変更、何事も当初の予定どおりに行かないのが人生だ(笑)。
札幌でラーメンを食べるならこの店を外す訳にはいかないのが、繁華街ススキノの外れ、東本願寺前にある「ら~めん五丈原本店」、歩くには距離があるが、それでもカロリー消費のため30分程歩いて行く事にした。
店へ向かう途中、金髪&ミニスカートの綺麗なお姉さん(日本人だと思う)に遭遇、どうやらこの近くに住んでいて、歩いてススキノへ出勤するみたいだ(笑)、昔なら「アザミ嬢のララバイ」でも口ずさむ処だが、今はずっとドライな雰囲気で、せいぜい少女時代の歌が似合いそうだ(笑)。

この東本願寺前はタクシーの溜り場になっていて、休憩中の運転手が五丈原にもやって来る。インターネットが一般的になる前は、「旨いラーメン屋はタクシー運転手に聞け」と云われていた時代があった、若い人達にはもう有史以前の話だろうけど(笑)。
入店時には幸い席待ちの行列は無かったが、券売機の前に立って「何にしよう」と一瞬迷う、過去この店では「とんしお」か「みそ」どちらかの注文だった。前回(2年前)は新作の「牛肉麺」で、今回は今までこの店では食べていなかった「しょうゆ」(680円)に決めた、前回時より30円値上がっていたが、諸物価高騰する中でこれは良心的だ、「チャーシューおにぎり」も食べたい誘惑にかられたが、ここはぐっと我慢した(笑)。

カウンター席に置いてある箸は前回割り箸と再利用可なプラスチック箸の併用だったが、今回は全てプラスチック箸に替わっていた、これは賛否両論あるみたいだが、個人的には賛成したい。
カウンター内は体格が良く元気な店員が2人、やっぱりラーメン屋はこれでないといけない、喋りも遠慮したくなるお通夜みたいな雰囲気はどうも苦手だ(笑)。食券を出したら「脂多目か少な目か選べますが?」との事で、少な目でお願いした、さすがにこの歳では背脂系は苦手になってきている(笑)。

細麺を使うためか、割と早目の待ち時間で出てきたのが醤油ラーメン、まずは一口スープを飲むが、豚骨ベースのコクのある味だが脂はあまりしつこくない、具は大きめのチャーシュー(煮豚)2枚とメンマ、白ネギに加えて大きな海苔が乗るのが特徴、最近は東京のラーメン屋でも海苔が付く店は少なくなった。
札幌なので全体的に味はコッテリしているが、不思議としつこさが無いので箸が進む、昔なら大盛りいや2杯はいけたかも知れない(笑)。此処のラーメンは本店以外でも何回も食べている、各地で行われる物産展に出店するからだが、そこで食べる印象とは少し違い味のグレードは一段高い、特に麺の鮮度が生きていると感じた、山岡士郎ではないが「ワインと豆腐とラーメンの麺は旅をさせてはいけない」のかも知れない(笑)。
ちょっと驚いたのが私の隣席に座った仕事帰りに見えるスーツ姿の若い女性、一人でビールとラーメンを注文し、手酌で(当たり前ですね)ビールを注いで旨そうに飲み、次いでラーメンを一気に食べた、その格好良さに思わず見とれてしまった(笑)。

醤油ラーメン美味しかったです、ご馳走様でした。札幌のラーメン店は過当競争から何処も客の取り合いで大変みたいだが、この味がコンスタントに出せているなら店に付いている客は浮気しない筈だ、ラーメンフリークとして半世紀?を過ごした私が言うのだから間違いない(笑)。
以前にもブログに書いたと思うが、客単価1万超えの高級店がピラミッドの天辺だとしたら、こうした客単価千円以下の店はピラミッドの底辺、でも底辺がしっかりしていないとピラミッドは崩れる、札幌の食が優れているのはこの土台の強さだと思う。
食後はまたホテルまで歩いて帰ったが、札幌は電線の地中化が進んでいるせいか、街並みが脱日本的でヨーロッパの街みたいな雰囲気、いつまでも歩いていたい、そんな想いにかられてしまう、もちろん若い恋人達ならもっと素敵な夜になる筈だ(笑)。
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Author:オンクレ・トシ
店の点数評価等はしません、「食と人」を描きたいと思っています。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。
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