東上野「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」(2回目)
何時の間にか本格的な夏になった、東京の夏は高温多湿で、正直言ってフランス料理に合う気節ではない(笑)、フランスでも南はかなり暑い地域もあるが、湿度が少ないせいか夜になるとずっと動き易い、東京のコンクリート塊に溜まった熱は一日中何処へも行ってくれない。
こうした日に食べたくなるのは、やはり刺激のあるものだ、東京でインド・パキスタン地方の料理店が急増しているのも、気候と関係ないとは云えないと思う(笑)。
前回の「ビリヤニ・ランチ」が値段も味も衝撃的だった、東上野の「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」、この日再訪問する事にした。

前回は開店時間の午前11時直後だったため退店するまで私一人、店に一人だけと云うのはあまり居心地よくないので、今回はもう少し遅れて入店、最初は私だけだったが、それから次々と来客があった、不思議な事に皆男性一人客、考えるにフレンチやイタリアンのランチ時では、男性一人客は肩身の狭い思いをしがちなので、皆インド料理店へ「逃避」しているのかも知れない、これもインド料理店が増える理由か?(笑)。

入口近くの席に着きメニューを見るが、前回と同じビリヤニにするのは芸が無い?ので、普通のインドカレーにしようかと思ったが、ビリヤニと同じページに書かれている「ニハリセット」「パヤセット」が気になった、ニハリについては「ラムの骨付き肉をたくさんの香辛料・玉ねぎ・ハーブと長時間煮込んだカレー、食べている途中からじわじわ汗が噴き出してくる、深みのある辛さが特徴です」とあり、説明に惹かれてこれをお願いする事にした(笑)。

・サラダ(辛みのあるドレッシングで、前回と同じ)

・ラッシー、店によってはカルピスみたいなのあるが(笑)これは濃くて本格的

・これも前回と同じく南インドのスープ「ラッサム」、酸味が食欲を刺激する。

・18cm径位の丼にたっぷり入ったニハリ、予想以上に大量(笑)。

・ナンではなくロティをお願いした、平たく焼いたパン。

・サービスで出してくれたインド米(バスマティ米)を炊いたライス。

・インド米を甘く煮たデザート「キール」
まずは「ニハリ‘Nihari’」だが、「骨付き羊肉カレー」そのもの、丼の中には骨付きで煮込んだ羊の腿肉、大きく切った野菜やレモンが入っている、元々の意味はウルドゥ語の「朝」で、マハラジャがムスリム労働者への食事提供として、前日から大鍋でこれを作り、力が出る様午前中に振る舞ったとの説があり、上品な宮廷料理ではなく庶民が食べる味だと感じた、でも朝から羊カレーは元気出そう(笑)。
たしか森枝卓士氏のカレーをテーマにした本で、「インド人に日本のレトルトカレーを食べさせたら、どんな反応をするか」の実験?をするため、実際に「ボンカレー」をインド人に食べてもらう場面があった、その時殆どのインド人が「これは美味しいカレーである、ただスパイスの使い方が足りない」と云ったそうだ、そのボンカレーにスパイスを多目に加えたら、こんな味になるのでは?と想像した(笑)、つまり普遍的で万人に受け入れられるカレーだと思う。
このカレーに合わせるのが「ロティ‘Roti’」、平たく焼いた小麦粉のパンで、フライパンで焼けるので、インド&パキスタンの家庭では一般的と聞く、蕎麦粉を使うと「チャパティ」になる。これが薄焼き煎餅みたいで香ばしくて、粘度があるニハリに相性がいい、このあと豆粉で作った「パパド」も出してくれたが、画像撮り忘れた(笑)。ロティがなくなりかけたら、パキスタンの人らしき店員さんが「お替わりは?ライスもあります」と勧めて来たので、お願いしてしまった。
「ビリヤニ」で使うインドのバスマティ米を炊いたもの、ニハリに合わせると「簡単ラムビリヤニ」になった。食べても減らない大盛ニハリだったが、ようやく丼の底に辿り着いた、残ったのは羊の骨とレモンの塊だけ(笑)。
最後は前回と同じく、米のデザート「キール」、甘い米もすっかり慣れた。
以上全部で1,030円、前回のビリヤニ程の衝撃度は薄れたが、それでもこの値段は凄い、フランス料理店に当て嵌めてみると、サラダ+スープ+羊腿肉のシチュー+パン+ミニデザート+ドリンクと考えれば最低でも1,500円、都心なら2,000円取れるかも知れない、「インド料理店恐るべし」だ(笑)。
この店は定期的に通う事になりそうだ、次は「パヤ」にトライしたい。
こうした日に食べたくなるのは、やはり刺激のあるものだ、東京でインド・パキスタン地方の料理店が急増しているのも、気候と関係ないとは云えないと思う(笑)。
前回の「ビリヤニ・ランチ」が値段も味も衝撃的だった、東上野の「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」、この日再訪問する事にした。

前回は開店時間の午前11時直後だったため退店するまで私一人、店に一人だけと云うのはあまり居心地よくないので、今回はもう少し遅れて入店、最初は私だけだったが、それから次々と来客があった、不思議な事に皆男性一人客、考えるにフレンチやイタリアンのランチ時では、男性一人客は肩身の狭い思いをしがちなので、皆インド料理店へ「逃避」しているのかも知れない、これもインド料理店が増える理由か?(笑)。

入口近くの席に着きメニューを見るが、前回と同じビリヤニにするのは芸が無い?ので、普通のインドカレーにしようかと思ったが、ビリヤニと同じページに書かれている「ニハリセット」「パヤセット」が気になった、ニハリについては「ラムの骨付き肉をたくさんの香辛料・玉ねぎ・ハーブと長時間煮込んだカレー、食べている途中からじわじわ汗が噴き出してくる、深みのある辛さが特徴です」とあり、説明に惹かれてこれをお願いする事にした(笑)。

・サラダ(辛みのあるドレッシングで、前回と同じ)

・ラッシー、店によってはカルピスみたいなのあるが(笑)これは濃くて本格的

・これも前回と同じく南インドのスープ「ラッサム」、酸味が食欲を刺激する。

・18cm径位の丼にたっぷり入ったニハリ、予想以上に大量(笑)。

・ナンではなくロティをお願いした、平たく焼いたパン。

・サービスで出してくれたインド米(バスマティ米)を炊いたライス。

・インド米を甘く煮たデザート「キール」
まずは「ニハリ‘Nihari’」だが、「骨付き羊肉カレー」そのもの、丼の中には骨付きで煮込んだ羊の腿肉、大きく切った野菜やレモンが入っている、元々の意味はウルドゥ語の「朝」で、マハラジャがムスリム労働者への食事提供として、前日から大鍋でこれを作り、力が出る様午前中に振る舞ったとの説があり、上品な宮廷料理ではなく庶民が食べる味だと感じた、でも朝から羊カレーは元気出そう(笑)。
たしか森枝卓士氏のカレーをテーマにした本で、「インド人に日本のレトルトカレーを食べさせたら、どんな反応をするか」の実験?をするため、実際に「ボンカレー」をインド人に食べてもらう場面があった、その時殆どのインド人が「これは美味しいカレーである、ただスパイスの使い方が足りない」と云ったそうだ、そのボンカレーにスパイスを多目に加えたら、こんな味になるのでは?と想像した(笑)、つまり普遍的で万人に受け入れられるカレーだと思う。
このカレーに合わせるのが「ロティ‘Roti’」、平たく焼いた小麦粉のパンで、フライパンで焼けるので、インド&パキスタンの家庭では一般的と聞く、蕎麦粉を使うと「チャパティ」になる。これが薄焼き煎餅みたいで香ばしくて、粘度があるニハリに相性がいい、このあと豆粉で作った「パパド」も出してくれたが、画像撮り忘れた(笑)。ロティがなくなりかけたら、パキスタンの人らしき店員さんが「お替わりは?ライスもあります」と勧めて来たので、お願いしてしまった。
「ビリヤニ」で使うインドのバスマティ米を炊いたもの、ニハリに合わせると「簡単ラムビリヤニ」になった。食べても減らない大盛ニハリだったが、ようやく丼の底に辿り着いた、残ったのは羊の骨とレモンの塊だけ(笑)。
最後は前回と同じく、米のデザート「キール」、甘い米もすっかり慣れた。
以上全部で1,030円、前回のビリヤニ程の衝撃度は薄れたが、それでもこの値段は凄い、フランス料理店に当て嵌めてみると、サラダ+スープ+羊腿肉のシチュー+パン+ミニデザート+ドリンクと考えれば最低でも1,500円、都心なら2,000円取れるかも知れない、「インド料理店恐るべし」だ(笑)。
この店は定期的に通う事になりそうだ、次は「パヤ」にトライしたい。
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プロフィール
Author:オンクレ・トシ
店の点数評価等はしません、「食と人」を描きたいと思っています。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。
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