最後の晩餐にはまだ早い


浅草「和食とワイン、酒 こへると」

 浅草寺観音堂の裏手、言問通りを渡った北側の一角を何時の頃からか「裏浅草」と呼ぶようになり、街歩きムック本やグルメ番組等で取り上げる事が増えた。元々料亭が多かった地で、其処へ出入りする芸者さん達を手配する見番(けんばん)が今でも存在、夜歩くと独特の艶っぽい雰囲気が感じられる界隈だ。現在ではフランス料理を始めとする外国料理店、洒落たパティスリーやカフェ等もオープンしていて、下町の古い町並みと面白いコントラストを見せている。
 去年1月にこの一角に開業したのが「和食とワイン、酒 こへると」で、WEB上で紹介されている料理画像に惹かれるものがあり、また居酒屋でない本格和食にしては、私の財布でも無理ない価格設定で興味を覚え、訪れた事ある食仲間に頼んで同行する事になった。
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 店の場所は大学芋で知られる「千葉屋」のすぐ裏手、近所にはフランス料理店の「ルディック」や和菓子の老舗「徳太郎」が在り、元料亭の雰囲気ある建物も見えるが、残念ながら近日中に取り壊し予定で、やがて何処にでも在るコンクリート建物になりそう。
 「こへると」の料理長は青森出身の金澤祐樹氏、不思議な店名は津軽弁で「物を作る、こしらえる」を意味する「こへる」に、女性オーナーの出身地福岡で語尾につける「~と」を合わせた造語との事。入口前に立つと店内が見えるが、過去の経験から「此の店はイケそうだ」と予感みたいなものを覚える、「直感は欺かない、判断が欺くのだ」と云ったのはゲーテだと思ったが、佇まいを見る限りは期待大だ(笑)。
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 入店してテーブル席に座る、他にカウンター席と、最近の店では珍しい小上がり的な座敷席もあり、全部で20席程。厨房内は金澤氏ともう一人男性が居て二人体制。
 単品料理も豊富だが、初回訪問でお手並み拝見の意味で、おまかせ5,000円(税込5,500円)の料理をお願いする、ビールで乾杯して始まった八皿は以下のとおり、

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・先付:穴子と香味野菜のなます

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・前八寸:長芋そうめん、鴨ロース煮、稚鮎あおさ揚げ、さくらんぼ白和え、夏野菜酢浸し、二五八焼、クリームチーズ味噌漬け

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・造里:鱸、鮪、平目

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・焼物:真鯛空豆焼

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・揚物:帆立とトマトの磯辺揚げ

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・煮物:眼張と甘藍のオイル蒸し

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・食事:青柳とクレソンの土鍋ごはん

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・香物、味噌汁を添えて

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・静岡茶

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・甘味:メロンソルベ

 料理の印象は、値段からそう高価な食材は使えないが、内容はよく考えられ手が込んでいて直球的に美味しく、十分満足できるものだった。
 まず料理の顔見世、土俵入でもある八寸がいい、中でも琵琶湖産稚鮎にあおさ海苔をまぶして揚げたものは秀逸、白和えにしたサクランボ、チーズ味噌漬もいいセンスだと思った。
 続く刺身三種も上質で、盛った器は家庭では使えない料理屋ならではの凝ったもの。
 鯛の身に擂った季節の空豆を乗せ焼いた料理は、添えられたきんぴら牛蒡と共に印象に残る皿。続く帆立とトマトの珍しい組合せの揚物も、揚げ加減的確で美味しい。
 煮物とあるがこれも面白い、昆布を敷いたメバルにキャベツ(甘藍)を乗せ、オーストラリア産の上質なヴァージンオリーブオイルをかけて蒸したシンプルな料理で、家でも出来そうな気がするが、同じものにならないのが技術と素材、料理の勢いの差だ。
 そして此の日最も印象に残ったのが最後の「青柳とクレソンの土鍋ごはん」、お腹に余裕あれば土鍋抱えて食べたかった位(笑)。米自体上質で最近食べたご飯物では最上位にしたいもの、ご飯が美味しい和食店はそれだけで信用してしまう。
 個人的にはもう千円出してもいいから、椀物を入れ(別注文は可能みたいだが)、最後の甘味にもう一捻り欲しかった気もするが、全体としては良質で真摯な料理、満足出来る内容だった。
 店内インテリアも洒落ているし、オーナーと料理人が集めた料理を盛る器がいい、人間国宝作とか江戸盛期伊万里みたいな高価な物ではなく、どれも料理を盛って映える器、料理の心得がないと的確なものを選べないが、全体に一貫した感性が伺われる好ましい器達だった。此の日、噂の美人オーナーは不在で会えなかったが、食後に金澤氏と話していて、穏やかな風貌と話し方は料理と共通するものがあり、また近々にでも訪れたい店になった。
 ヨコメシ好きの私でも、蒸し暑い日本の夏は和食がいいなと思う、美味しいけれど値段が高い和食は何店か在るが、美味しくて安いと思う本格和食はそう無い。貴重な一店として個人ファイルに載せておきたいと思う。
 店を出たら外は雨、でもいい和食の余韻があるので、湿った夜気に風情を感じた、裏浅草の夜には雨が似合う(笑)。
EATPIAの紹介記事


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亀有「すし銚子丸 雅」アリオ亀有店

 大形商業施設「アリオ亀有」内に、昨年4月にオープンした「銚子丸 雅」を初訪問。
 「銚子丸」は千葉県千葉市本社の、首都圏に展開する回転寿司チェーンだが、この「雅(みやび)」はグループ内姉妹店で「回らない回転寿司」、オーダーはすべてタッチパネルで行うから、アナログ世代代表である私が利用可能なのか期待と不安があった(笑)。
 それでも家から近いので一度は行ってみようと思っていたが、生憎コロナ騒動で暫く休店していたので、ようやく開店一年以上経って利用する事に。
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 場所は建物内の一階フロア、目の前には広いフードコートがあるが、席間にプラスチックの衝立を設置、此処にも「一蘭」スタイルが出現していた(笑)。
 土日祝だと混雑して席待ちするとも聞いていたが、訪れたのは平日の開店時間(11時)直後で、問題なくカウンター席に案内された、着席前に手をアルコール消毒するのはお約束。
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 これが問題のタッチパネル、過去食券を買う時等には使っているが、飲食オーダーでは初体験。使い方は例えば「鮪にぎり」を食べたかったら、まず「にぎり寿司」をタッチする、その後数種ある鮪から好みの物を選び(値段は違う)、ワサビの有無、シャリの大小を選んで「注文」ボタンを押すと結構大きめの音が鳴る、すると目の前の職人が「ご注文ありがとうございます」と応えるのだが、これ結構恥ずかしい(笑)。
 あとは大体注文の順番で出て来るが、カウンターだと直で皿が渡される、これだけがアナログ的、奥にテーブル席があり、あそこはどうするのだろう?と不思議だったが、専用の動くレーンに乗って皿が運ばれていた、回らないけれど直進する仕組みだ。
 以下、当日注文したものは以下のとおり、他の回転寿司店と同じく二カン一皿が標準。

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・しめさば(税別180円)

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・帆立(360円)

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・金目鯛(280円)

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・あら汁(平日昼間は無料サービス)、味は良かったが少し冷めていたのが残念。

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・オーロラサーモン(280円)

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・とろかつお(180円)

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・えんがわ(280円)

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・とろたく巻(180円)
 ※巻物、セット物、デザート類は奥にあるバックヤードで作られ、前述のレーンで運ばれる、通常の「銚子丸」と同じ方式。

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・うなぎ(300円)

 「雅」の付かない普通の銚子丸は何回か利用していて、比較で云えば寿司ダネの質は大体同等か、あちらも最近タッチパネルを導入したと聞くので、これが銚子丸レベルなのかも知れない。一つ言えるのはタッチパネルに馴れると面白く、つい注文が多くなる(笑)、子供が居れば面白がるだろうし、それが先方の狙いか?
 以前、食関係で知った若い女性が『私は平目のエンガワが好きでよく注文するが、そればかり頼むと板前さんに変な顔をされる、タッチパネルだと気兼ねなく注文出来るので、エンガワ、エンガワと続けて4回押している』と話していたが、成程その意味が判った(笑)。
 此の日は偶数月の15日、それだからか年配の男性一人客が多かった、私も含めてタッチルに慣れない人も居て、店員に聞きながら注文していた、好き嫌いは別にして感染予防対策にも効果ある筈だ。
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 会計も「店員呼出・お会計」をタッチすれば瞬時に可能、食事途中でも注文履歴が確認可能なのは、食べ過ぎがセーブ出来ていい(笑)。「明朗会計」そのものだが、値段自体は通常の銚子丸より少し高めか、機械が累積するので絵皿が要らなくなったのは、コストカットの面で大きい、そして全てオーダーなのでフードロスも無い筈だ。
 店内は明るくて清潔、安心して食事が楽しめる。カウンターを挟んで板前と客が会話をするのが昭和なら、アフターコロナの令和はこれが標準仕様になるのかも知れない。出前も可能な町中の寿司店はやがて消え、繁華街にある「おまかせ」専門の高級寿司店が残り、回転寿司店は一皿100円の低廉店と、こうしたオーダー専門店の二極化になって行くだろうと予測する。
 タッチパネルオーダー初体験も無事終了、大体予想どおりの内容だが普通に美味しかった。提供システムには学ぶ事もあり、「一回行けばいいか」ではなく、臨時収入があればまた来てみたいと思う(笑)。


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赤坂「古屋オーガストロノーム」(2020年6月)

 緊急事態宣言解除後に稲荷町「キエチュード」を利用して、「普通に外食が出来るのは楽しい」とあらためて思った、失くしてから失くしたものの大きさを知ると云うか、安井かずみが作詞した「よろしく哀愁」の中に、「会えない時間が愛育てるのさ」とのフレーズがあるが、それだなと思った(笑)。続いて利用したフランス料理店が、このブログでもお馴染みの赤坂「古屋オーガストロノーム」、去年11月以来になってしまった。
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 店が在るTBS裏の狭い道は「赤坂円通寺通り」と呼ばれ、飲食店が多い事で知られるが、古屋料理長の話しによると、緊急事態宣言中の夜間は誰も歩いてなかったとの事、6月に入ってようやく人が出て来て、普段の赤坂に戻りつつある。店のトレードマークである「f」の大きな文字を見ると気持ちが高まってくる(笑)、洒落たバイクは古屋氏の愛車。
 サービス担当が女性の高野さんに替わり、また厨房内も一人増え二人体制になったと聞いていたので、料理がどう変わるのか楽しみにしていた。
 古屋氏にも挨拶して始まった6月の料理は以下のとおり、

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・グジェール

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・プティポワのスープ

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・穴子、フォワグラ、炒めた新玉葱、リンゴのソテーのミルフィーユ仕立、フォアグラとフォアグラのアイス、ビーツとビーツのワッフル

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・帆立のグリエとリドヴォー、ドイツ産白アスパラ オレンジとソーテルヌのソース

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・自家製パン

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・スズキのポワレ、アスペルジュソバージュ、カレー風味のソース

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・ブレス産仔鳩のロティ

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・一人分にミニキャロットと空豆、ポムドピュレを添えて、タイム風味の赤ワインソース

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・メートレスの高野さんが選んでくれたコート・ド・ローヌ白と、メルローを使ったノンアルコールワイン

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・メロンクリームソーダ(笑)

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・ブランマンジェ、ココナッツとレモングラスのグラス、チュイール

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・ミニャルディーズ
・エスプレッソ

 料理全体の印象は、やはり二人厨房になったのは大きく、特に各料理細部が緻密になり、料理の盛付けやデセール&ミニャルディーズの作り、パンの美味しさにそれが表れていると思った。
 夏でも料理の序曲にスープが出るのは嬉しい、日本人は西洋人に比べ唾液の量が少ないとされるので、和食の椀物と同じく料理の冒頭で口内を潤すのは理に適っている、そして此のスープは上質だ。
 続く前菜は穴子、フォアグラ、炒めた玉葱をミルフィーユ状に重ね仕立てたもの、マルティン・ベラサデキが広めた鰻×フォアグラは脂の相乗で旨いが、それを穴子に応用した料理、ビーツのワッフルがまた泣かせる(笑)。
 帆立、リドヴォー、白アスパラと「白」を組み合せた料理は、素材の良さが光っている、古屋氏が好んで使うドイツ産アスパラは肉厚で味も濃い。
 魚料理は無難な仕上げだが、旬の野生アスパラと状態の良い鱸の旨味に、カレー風味のソースが合う、古屋料理の特徴はこのソース。そう云えば以前「ソースのジョー」と名前が付いた料理人が居たが、それに倣えば「ソースのケン」か(笑)。
 鳩料理は割としっかり目に火入れしたアンティエ(一羽丸ごと調理)で、鳥類はこれが一番旨いと思う。ソースにワインをこれだけ使えば当然一皿の原価が高くなる、それでも古屋氏は「こうあらねばならぬ」みたいな一線は崩したくないようだ。外車に乗るほど儲からないが、自分は単車でもいいから納得できる料理を作り客に還元する、その職人的姿勢には共感したい(笑)。
 デセールも以前より見栄えが良くなりお洒落になった、厨房スタッフは製菓出身者との事で、その効果が出ていると思った。

 高野さんのサービスは優秀だと思う、客に変に馴れ合わず目立たないが客席を観察しながら支配し、文字通りの「支配人」になっている(笑)。訊けば以前は半蔵門の高級レストランに居たとの事、彼女は昼だけで夜は別の男性がサービスを担当するが、飲食サービス人材難の中、働き方改革の面でも、変則的だがこうした人材登用があってもいいのではないかと思った。
 食後、調理を終えた古屋氏と色々話をするが、コロナショックを経ても何とか元気そうだったので安心した、来月には開店5周年を迎える此の店、茶色系料理の好きな我々コアなファンのために、この禍を乗り越え続いて欲しいと願ってしまう。
 あえて難を云えば、料理内容に比べて店内が少々殺風景な事か、ウィルス対策で入口扉は開けたまま、昼間の外光が入って店内が明るいから余計そう思った、トイレインテリアはなかなか良いから、客席ももう少し改善した方がいいと思う。
 ブログを続けている関係で、都内では同じ店ばかり行かないようにはしているが、それでも「あなたが本当に好きな東京のフランス料理店は何処?」と訊かれたら、3店挙げるうちの一つには入れたい店だとあらためて思った。そしてやはり外食は楽しい、一人より同行の士が居れば猶更だ(笑)。


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御徒町「アーンドラ・キッチン」(2020年6月)

 此の日、久しぶりに通常営業を再開した「ヨドバシアキバ」へ、新調したカメラ用のストラップを探しに行くつもりで、その前に何処かでランチを食べようと思った。食べたい気分だったのがカレー、それもインド・ネパール系のカレーで、ネット上で秋葉原の店を探してみたが、どうもピンと来ず、それならと日比谷線で一つ手前の仲御徒町駅周辺を見て、暫く行っていないと気付いたのが、JR御徒町駅近くの「アーンドラ・キッチン」、ブログを調べたら前回訪問が2016年の6月で、何と4年も経っていた、光陰は矢より早くミサイルの如くに飛んでいく(笑)。
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 開店は11時15分と云う半端な時間、店の斜め前には「孤独のグルメ」にも登場した、中華の羊肉料理店が出来ていて、以前は開店前に客が行列していたが、コロナ禍により昼の開店時間が12時からになったので、此の日は誰も居なかった。
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 「本日のカレー」3種の案内。     
 開店一番乗りで入店するが、奥で既に食事中の人が居る、後で気付いたがこの人が店のサービス担当だった(笑)。日本人は彼だけで厨房内は3人姿が見えるが、インド系の人だと思う。
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 ランチメニュー、平日と土日祝では内容が違うみたいで、当然平日の方が値段的にはお得、前回来た時は南インドの定食「ミールス」を選んだが、今回は別のものにしてみようと思った。「ランチ・ドーサ・セット」か「Bランチ・セット」で一瞬悩んだが、暫く食べていないチャパティが選べる後者にする。
 チャパティはインド・パキスタン・ネパール等で主食にされる、全粒粉を使った薄焼きパンの事、形状はブルターニュ名物のガレットに似ていて、同様に平たい鉄板で焼く。日本のインド料理店では精製小麦で作るナンが提供されるが、専用の焼釜が必要なため、現地家庭ではフライパンで作れるチャパティが一般的と聞く。
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 店内の画像を撮ろうと思ったら、あっと云う間に到着した「Bランチ・セット」(税込1,090円)、吉野家の牛丼より料理の出が早いのにビックリした(笑)。
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 ごく普通な野菜サラダとパスマティライス
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 カレー3種類、黒板にあった「本日のカレー」で、右からマトン大根カレー、ダル(豆)マクニカレー、ほうれん草チキンカレー、
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 チャパティ、これ自体の味は悪くないが、出て来るのがあまりにも早いので、あらかじめ焼き置きしていたものだろう、少々緩くなった焼き上げで、これ時間がかかってもいいから焼立てを食べたかった。
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 此の店のパスマティライスは他店とは違う気がする、パスタのヴェルミチェッリを刻んだみたいな見た目だが、食べるとちゃんとライスの味だった(笑)。
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 ラッシー、セットに含まれるが、これはごく普通のラッシー。

 カレー3種は無難な美味しさで、特にマトンと大根のカレーが良かった、パスマティライスもいい、残念なのがサラダとチャパティか、やはり此の店ではミールスが一押しかも知れない。でも値段を考えれば納得できる内容、続々とランチ客が入店してくる理由も分かる。気になったのが店の入口がダンボール等で雑然としていて、気分が下がってしまう事、これは直した方がいいと思う。
 人気店だけに美味しかったが、4年前に比べ私の地元でもインド・ネパール系の店が増えている、電車賃払って来るとなると「此の店でないと」みたいな魅力が、何かもう一つ欲しい気もする。
 
 この後、JRの高架下に沿って歩いて、ヨドバシアキバへ行く。
 コンデジ売場でストラップを見ていたら、革製のメーカー純正品が1,900円台、「高いな、どうしよう?」と悩んでいたら、年配の店員(たぶんメーカー派遣)が近づき、「カメラに付けると格好いいですよ、こちらに見本が」と、展示してある実物を見せる。私が「(カメラに付いている)付属品は安っぽいんですね」と話したら、「あれは100円位の物です、これなら皆に『ドーダ』と見せびらかせます」と云うので笑ってしまい結局買う事に、このオジサンなかなか消費者心理を突いている(笑)。
 今はネット上のワンクリックで何でも物を買えるが、こうしたフェイス・トゥ・フェイスの買物はやはり楽しい。私は高校生時分から何十年と秋葉原に通っているが、昭和後期にはこうした弁舌達者な、「ジャパネットたかた」の元社長みたいな店員が沢山居た(笑)。
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 帰りはブログ記事でも紹介した、近くのJR秋葉原駅構内にあるマネケンの売店で、好物のワッフル5種入を買ってしまった(750円)、これだからコロナ太りが止まらない(笑)。



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  2. カレー・エスニック料理
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お花茶屋「ボナペティ‘Bonappetit’」

 現在は解除されているが、緊急事態宣言中に夜間営業が出来なくなった飲食店が、料理や弁当類の販売を始めた。中には店頭に持ち帰り用の弁当を並べ、投げ売りみたいに販売する店もあったが、冬場ならともかく気温が高くなると、あれ大丈夫かな?と心配してしまう、今の処はニュースになるような食中毒は起きていないが、売る方も買う方もより一層の注意が必要だと思う。
 そんな事を考えていた時に知ったのが、葛飾お花茶屋にオープンした洋総菜を販売する店で、興味を持ち近くへ行く用事があった時に寄ってみる事にした。
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 店の名前は「ボナペティ‘Bonappetit’」で、云うまでもなく仏語で「召し上がれ」の意味、看板では「フレンチキッチン」を謳っている。
 場所は駅北側の商店街奥、ブログで紹介した讃岐うどんの店「庵治」の並びで、バレーボールの強豪校共栄学園に近い、オープンは今年の5月12日なので出来たばかりだ。
 WEBページによると、「おいしい野菜で作るフレンチ総菜の店」を店のコンセプトにしている。
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 下町お花茶屋らしくないと書くと失礼かも知れないが、なかなかお洒落な店で、オジサンが一人で買い物するのはちょっと恥ずかしい(笑)。店右側のドア内にカウンターみたいなスペースが見えたので、イートインも可能なのかと思ったが、現在の処店内食は出来ないそうだ。
 総菜類は冷蔵ケース内に並べてあり、路上販売よりはるかに安全、販売と製作担当で若い女性が3人店内に居る。
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 Today Lunchは「タコライス」で、「お子様も安心 辛くない」と強調している。
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 開店祝いの花が並べてある。
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 時間が早かったからか品数は多くない、目に付いた総菜3品とそのタコライスを買ってみた、総額1,683円。以下は持ち帰って食べた印象。

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・ガスパチョ(税込291円)
 量は少なめ、塩分も脂分も抑えてある、WEBページに「離乳食」の文字があるので、それを意識しているようだ、大人の場合は塩やオリーブオイルを少し加えた方がいいかも知れない、味の素性はいいので素材も確かなものを使っている筈。
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・たまごたっぷりマカロニサラダ(100g税込291円)
 ペンネリガーテを使ったサラダ、品名どおり茹で卵を刻んで入れている、スーパーの総菜売り場でも似たようなものは置いてあるが、味のまとめ方はより繊細で、ご飯よりパンに合いそう。
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・オレンジとグレープフルーツのキャロットラペ(同291円)
 個人的にはこれが一番気に入った、洋総菜の定番で色々な作り方があるが、おそらく人参をチーズ卸しみたいな器具で削ってあり、相性のいい柑橘類と合わせている、優しい味わいで止まらない(笑)。
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・タコライス(税込810円)
 タコライスとは蛸の入ったご飯ではない(笑)、メキシコ発祥のアメリカで発達した料理「タコス」、本来トウモロコシ粉で作るトルティーヤで包んで食べる、その中身を米飯の上に乗せた沖縄発祥の料理。
 一番下に炊いた白飯、その上に炒めた挽肉と刻んだ野菜、本来は辛いサルサソースをかけて食べるものだが、此の店では子供も想定し、辛味は加えていない。野菜中心の優しく素直な味わいで、見た目は「量が少ないかな?」と思ったが、最後まで食べると結構食べ応えある、カロリーは低いと思うので、コロナ太り解消の食事にはいい(笑)。
 
 全体的に薄味でヘルシー、WEBページを見ても女性客や子供を意識していると思ったが、男性老人客でも楽しめた(笑)。
 以前にも書いた事だが、コロナウィルス感染終息後は我々の生活も変わる筈、在宅勤務や在宅学習の機会が増えて行くと云われているが、そのため外食だけでなく中食とも呼ばれる、総菜・デリ販売が増えると予想している。おそらく店主もそれを想定して開業したのだろう、総菜と聞くと連想する、ひじきの煮物や肉じゃがだけでなく、こうした洋総菜も選択肢が増えていいと思う。
 オープンしたばかりなのでこれから楽しみな店だ。
店のwebページ 


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稲荷町「キエチュード」(2020年5月)

 新型コロナウィルス感染予防のため発令されていた緊急事態宣言、東京都に於いては5月25日に解除されたが、まず行こうと思った店が上野稲荷町のフランス料理「キエチュード」で、地理的に新型コロナウィルス感染の影響を特に受けた店だった。本当に微力でしかないが、利用する事で少しでも応援になればと、此の日食仲間を誘って昼に訪問する事に。
 店の目の前にある下谷神社は、「商売繁盛」「家内安全」にご利益があるとされる千年以上の歴史ある神社、今年の例大祭は中止になってしまったが、社務所も再開したのできっと店を守ってくれる筈だと思う(笑)。
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 エントランス扉には『感染拡大防止の為、最少人数にて営業を行っております。ディナータイムは当面22:00までの営業です。』との掲示がある。換気のために扉は空けたままにしていた。
 12時半の予約時間に入店、テーブル席では1組食事中だった、いつもなら厨房内に3~4人スタッフが居るが、此の日は荒木料理長一人で対応、他のスタッフは自宅待機させているそうだ、一人厨房は大変だろうが、他人の作業が加わっていないピュアな?荒木料理が味わえるのは初めての機会と、個人的には期待する気持ちにもなる、客とは勝手なものだ(笑)。そしてランチメニューではなく、あらかじめ夜の料理をお願いしていたから、提供する方は大変だろうが更に期待は高まる。
 当日の料理は以下のとおり、

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・ホワイトアスパラ ミルク 生ハム

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・Chateau Rives-Blanques Dédicace2018 南仏産、シュナンブラン種

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・仏産フォアグラ 金柑 黒にんにく

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・バゲット

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・仏産仔牛 マッシュルーム 熊本野菜

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・小笠原諸島 尾長鯛 桜エビ いんげん豆

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・ハンガリー産鴨胸肉 グリーンピース かぶ 蕎麦の実

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・ピスタチオ ごま 紫蘇

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・チョコレートタルト ナッツ ラズベリー

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・コーヒー

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・ミニャルディーズ

 全体の印象から書くと、通常のランチメニューが万人向けで瑕疵の無い無難な料理と云う印象だったが、今回は塩使いも強めでムニュ構成も攻めているなと感じた。成程、荒木氏が本来やりたい料理はこれだったのだと理解した。
 まずはムース状にした白アスパラから始まり、黒大蒜の風味を加えたフォアグラは少量ながら印象的。
 続く仔牛料理は此の日特に印象に残った皿で、仔牛のブランケットを作り、それをパートブリックで包み、春巻のように揚げて荒木氏の郷里である熊本産の野菜と合わせると云う手の込んだもの、客の評判もいいそうで、スペシャリテとして残して欲しいと思った。
 尾長鯛は桜海老の風味を加えたのが味のアクセントになっている、俎板みたいな木皿に乗せ、泡のソースを合わせるのが荒木料理の特徴。肉料理の鴨はドミグラスみたいなソースを使い割と無難な料理だったが、火入れも塩の効かせ方も的確だった。
 デセール2品+ミニャルディーズは、酒も飲むが甘い物も好きだと云う荒木氏なので、見映えだけでなく食べて美味しく印象に残るもの、特にピスタチオのアイスがよかった。

 提供する席を絞り、スタッフも最小限にしていたが、それがかえって此の店の実力を表現していると思った。いつもとは違う味の方向性みたいなものを感じたし、料理人の本気度が伝わってくる料理だった。
 子供時代から料理が好きだったと云う荒木氏、熊本出身の若者が料理人を志して大阪の名門調理師学校で学び、フランスで働いた後に世界各地を歩き、調理師学校時代に知り合った製菓出身の東京女性と結婚、特に縁がある訳ではなかった下町の上野稲荷町に自店を開業して5年、経営的には安定していたが、今回のコロナ騒動で経験した事のない混乱を迎えてしまった。当初の予約も全てキャンセルになったそうだが、ようやく此処へ来て復活の兆しが感じられる。
 何より安心したのが、荒木料理長の表情が暗くなかった事。6月からは以前のスタッフが戻り、新規採用者も含めて従来のキエチュードとして再開するそうだ。此の日、常連と思しき年配女性が日常どおりと云う感じで訪れ、カウンター席でランチメニューを食べ帰って行ったが、支えてくれる客が居る限り大丈夫だと思う。
 個人的には、最初から最後まで荒木氏が全て作る料理をまた食べたいと思うが、それは何時か別の機会での楽しみにしたい(笑)。
店のWEBページ 
「EATPIA」の店紹介


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南千住(浅草)「パスティチェリア・バール・アルテ」

 前記事のとんかつ店が自転車で片道40分、これで少し自信が付いたから、運動不足解消も兼ねて、もう少し遠くまで行ってみようと思った、八潮市のリトルパキスタンにカレー食べに行きたかったが、近くても都県を跨ぐことになるので、埼玉県民から非難されてもいけない(笑)。地図の北ではなく南の方を見ると、墨田区、荒川区、台東区の一部が意外に近い、それで思い付いたのが、以前は何度か伺っていた、南千住(浅草)のイタリア料理&ドルチェの店「パスティチェリア・バール・アルテ」だった。
 数年前までは平日ランチタイムも営業していたが、その後諸事情により夜中心の営業形態へ変更、それもあってご無沙汰していたのだが、今回の緊急事態宣言により営業時間を変更、ランチタイム営業を復活したと聞き、近いうちに行こうと思っていた処だった。
 我家からだと荒川上の堀切橋、隅田川に架かる千住汐入大橋を渡る、あとは隅田川沿いを下流に向かって走り、白髭橋で右折すれば、店が在る台東区清川になる。私は子供時代を向島で過ごしたから知っているが、昔の隅田川は異様な臭いがあった、今はすっかり水が綺麗になり、サイクリングロードも整備され思っていたより快適、でも清川到着時は息が切れていた、マスク+自転車長距離は結構心肺負担になる(笑)。

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 時節柄、テイクアウト商品も提供している。
 入店して相越料理長夫妻に挨拶するが、途中リタイアするといけないと思い、アポなしだったので驚かせてしまった、私は白髪が増えたがお二人とも以前と変わりなかった。
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 久しぶりを詫びてテーブル席に座るが、店内が以前と少し変わっていた、店売りケーキ用の冷蔵ケースを縮小し、代わりにカウンター席を設置、奥の元カウンター席はメニューと酒類置き場に、よく頭をぶつけていたイタリア製の照明も小さなLEDに変わっていた。
 ランチセットは「ツナとポモドーロのスパゲッティ」か「木の子のリゾット」、これにサラダ、フォカッチャ、ドリンクが付いて900円(税別)は場所柄を考えても安い(笑)、この他に少し時間はかかるがアラカルトも一部可能との事で、黒板メニューの中から「もち豚バラ肉のビール煮込み」(1,300円)を追加でお願いする事にした。
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 飲酒運転?になるといけないので、イタリア・リアルド産の炭酸水「Ferrarelle」(650円)。
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 グリーンサラダ、何気ないものだが葉の新鮮さと、油と酢の扱いがいい。
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 「ツナとポモドーロのスパゲッティ」、文字どおりの料理だが、パスタの茹で方、トマトソースの穏やかながら奥行きある味わいは、家では出せないプロの味と云う印象、量もしっかりあるのは嬉しい。
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 自家製フォカッチャ、美味しい。
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 続いて「もち豚バラ肉のビール煮込み」、これもしっかり量がある、炒めた玉葱の甘味とビールの微かな苦味が、豚バラ肉の脂の香りと味を引き立たせている、いきなり予約なしで来た客にこれを出せるのは立派、そして値段が安い(笑)。
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 お腹一杯になったが、此処は元々洋菓子店からスタートした店なので「ドルチェ喰わぬは男の恥」(笑)、店売り用ケースの商品から選ぶ事に。
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 ズッパイングレーゼ(税別400円)
 直訳すれば「英国人のスープ」、シロップで湿らせたスポンジとカスタードクリームを重ね、スープ状に柔らかく作るデザートだが、これは持ち帰り可能な状態にしている、オレンジの香りを付け、夏向けの爽やかな味わい。
 何故か続けて2品目を、「ドルチェは別腹」と勿論いただく事に(笑)。
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 パスティエーラ(400円)
 ナポリ発祥のリコッタチーズと小麦の粒を使ったタルト、復活祭に食べるそうで、いかにも南イタリアらしい素朴な美味しさ。
 コーヒー
 久しぶりだったが、「アルテ」の料理もドルチェもやはり美味しいなと、地元や都心のイタリア料理店と比べてもそう思う、暫くはランチ営業続けるみたいで、今日で自信が付いたから、また自転車で来ようと思った。
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 コロナ太りへのカロリー摂取過多の危険領域に突入したので、帰りも隅田川沿いを力走?するが、身体が重くなった後の亀走りなので、とてもカロリー消費には足りない、昔はあの場所に無かったスカイツリーや高い建物に笑われているような錯覚になる(笑)。
 脚と腰は痛くなったが、懐かしい風景と美味しい人達に会えた日だった。
 


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江北「とん喜多」

 浅草寺と共に浅草のランドマーク的存在が、地上28階建ての浅草ビューホテルで、建っている敷地は1982年(昭和57年)まで浅草国際劇場が在った場所、そこから道を一本挟んで隣にあったのが「河金」と云う名前の老舗洋食店だった。此の店の名物はロースかつ、グラムではなく「匁(もんめ)」で大きさを表示し、一番大きなものは百匁(375g)で、別名「わらじ」とも呼ばれていた。此の店は後継者不在により廃業してしまったが、暖簾分けした店が「河金」を名乗り、同じ台東区の入谷と千束で営業を続けている。
 先日、高田純次さんの街歩き番組を見ていたら、千束の「河金」を訪れ、この百匁のロースかつを注文していて、急にとんかつが食べたくなった(笑)。
 そこで小雨振る中を自転車で向かったのは、区内興野にある老舗とんかつ店「とん喜多」、ネット上での評判がよく、以前から一度行ってみたいと思っていた店だ。
 此処も店の場所を説明するのが難しい、公共交通機関なら日暮里・舎人ライナーの江北駅だが、車や自転車なら環七道路を西新井から鹿浜橋へ向かい、区立五中の近くで左折、扇大橋方面へ向かう途中に在る、周りに商店が少ない場所に突然立派な店が現れる感覚は、西亀有「ギャラリー」に似ている(笑)。
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 我家から約40分で到着、家族経営と聞いていたので小さな店を想像していたが、実際には鉄筋3階建駐車場完備した立派な住居兼店舗、「とんかつビル」とでも呼びたくなる(笑)。
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 時節柄持ち帰り弁当の販売もしている。
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 11時開店だが15分過ぎに入店、既に食事中の客も居た、カウンター席に座って「おしながき」を見る。ロースかつは並(税込1,100円)と上(1,700円)の2種あり、確認したら肉自体は変わらず量の違いで、上は270gで揚げに20分かかるとの事、直前に観たTVの影響もあり、思い切って「上ロースかつ定食」をお願いした(笑)。
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 卓上の調味料類、ソースは濃淡2種類あり、「オタフクお好みソース」の瓶に濃い方が入っている、後で使ってみたがスーパーで売っているオタフクソース程甘くなく、あれとは違う種類なのかも知れない。
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 カウンターと座敷で席数は多く、車で来る家族連れにも対応している。周りに飲食店が殆ど無いからか、作業服を着た「ガテン系」の人達も入店して来る、とんかつにはスーツ姿より似合うと思う(笑)、弁当購入の客も数人。広い厨房内は中高年層の男性2人と女性1人、男性は兄弟か?でも髪の毛の量がかなり違う(笑)。店の開業年を調べたが判らなかった、スタッフの年齢からして、相当前からこの場所で営業している筈。
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 20分以上待って到着した「上ロースかつ定食」。
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 とんかつ部分UP、井之頭五郎氏なら鞄からメジャーを出し厚みを図る処だが(笑)、2cm以上はある。
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 衣も厚い、肉は中心部までしっかり火を入れる、昔からのやり方。
 まずは真中から何も付けずに食べてみる、肉質は弾力とフレッシュさがあるので熟成はしていないと思う、銘柄は不明だが美味しい豚肉だ、脂の香りもいい。揚げ油は新しいみたいで、油臭さも感じないが、あえて云えば衣が少し厚すぎるかなと思った。
 薄いソース、濃いソース両方使ってみたが、こうしてしっかり揚げたタイプで、ご飯と一緒に食べる時は濃いソースの方が合うと思った。
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 ご飯は炊き立てで美味しい、「旨いご飯を食べたかったら開店直後に行け」は鉄則(笑)。
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 豚汁ではなく普通の味噌汁だが、出汁の香りが感じられ、最後まで飲める味噌汁。大根おろしが添えてあるが珍しい。漬物は白菜を刻んだもの。

 美味しいロースかつだが、270gは今の私には大きすぎた(笑)。前記事の「ル・スプートニク」でも感じたが、昔は満腹感が来る前に完食出来たが、今は途中で満腹感がやって来る、引き籠りの日常であまり動かないのも影響ある。
 家から自転車で片道約40分、往復で1時間20分なので、食べ過ぎのカロリー消費になればいいが、たぶん相殺は無理だろう。でも此の店はまた来てみたいと思った、でも次回は並サイズにしたい(笑)。
 「とんかつはソースより塩」と力説するとんかつフリーク達が好む店とは違い、昔ながらの厚い衣でしっかり揚げる揚げ物が好きな人に向いている。店全体は緩い安心感があり落ち着けた、西新井大師が近いので、少し足を延ばして寄ってみる価値あると思う。


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プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
人はそれぞれに「見方、感じ方、考え方」が違います。私が美味と思ってもそう思わない人が居て当然です、味覚とはそれだけ不安定で不完全なもの、あくまでも筆者個人の嗜好による感じ方である事を承知の上で読まれてください。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに赤坂、麻布十番等。
混雑電車が苦手で加齢による朝型人間化のため、ランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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