最後の晩餐にはまだ早い


桜新町「ラ・クレ」

 今日の昼は、桜新町にあるフランス料理店「ラ・クレ」を再訪問する事に。
 前回の利用は10月初旬で、暑い日で上はシャツ1枚で行った記憶があるが、2ヶ月後の今日は凄く寒かった。

 我家からは約1時間かかるが、ここはまだ知れ渡っていないので当日予約が可能だし、思い立った日にランチに行くのには今の処は最適な店。
 前回は2,500円の通常ランチメニューだったが、今日は3,500円の「おまかせメニュー」を注文する事に、その内容は、
・アミューズ(赤ピーマンのムース、鶏レバーのムース)

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・鯛のミ・キュイ、サラダ仕立て

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・寒鱈のポワレ、ブランタード、白子のフラン、白菜

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・イベリコ豚肩肉のロースト、茄子、ブロッコリー、エリンギ

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・洋梨のコンポート、紅茶のアイス

 使っている食材を考えると、この価格でこの内容は立派だと思う、昼はサービス料も取らない。厨房1人、サービス2人と最低限の布陣なのでこの値段でやっていけるのだろうと思うが、結構「ギリギリ」の線の筈だ。尖った処がなく穏やかで心休まる優しい料理だと思う、ただこのスタイルは今の料理マスコミの受けは良くないかも知れない。
 今年7月に開店(移転)だが、地元では既に知られてきたようで、この日も平日昼ながら1卓だけを残してほぼ満席、夜の集客はまだムラがあるが、昼間は結構埋まる事が多いそうだ、他の席の料理を見ると、殆どが1,900円のスープ・メイン・デザートの料理でそれも水での食事なので、店の「上がり」は少ないとは思うが、でも客が入らないよりは席が埋まった方がいい事だけは間違いない。

 食後に奈良料理長と少し話をさせてもらった、「40歳位では」と思っていたら、店のWEBページによると1973年生れなのでまだ30代、十分若いのに人間も料理も落ち着いた印象を受ける、フランスでは「クロ・デ・シーム」「ルカ・キャルトン」「マクサンス」で働き、帰国後は広尾「アラジン」で川崎料理長の二番手として重責を務めていた、こうした下積みの経験が人間を丸くさせるのだろう。前店では家主との間で色々とあって随分苦労したみたいだが、新店舗は今の処は順調だそうだ。
 オーナーシェフとなると、料理だけに専念出来ずそれ以外の問題にも関わり合う場面が出てくる、奈良氏が言うには「とにかく時間が足りない、ブログも更新したいのだが、なかなか出来ない」との事だった。

 「予約の取れない店」に一ヶ月、二ヶ月前から予約して行くのも、レストランの楽しみ方の一つかも知れないが、休日の朝に思い立ってレストランへ出かけようという時に、それに良い料理で応えてくれる店が、自分にとっての「名店」である事は間違いない、ここはそんな店だ。


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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
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