最後の晩餐にはまだ早い


2012年「印象に残ったデザート」

 皆様、明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします。
 前回の更新で「2012印象に残った店」を挙げたが、料理だけの話になってしまったので蛇足になるかも知れないが、甘党の私としては、去年も書いた「印象に残ったデザート」も挙げておきたいと思う。
 まずは料理同様に青山「フロリレージュ」からで、ここは去年3回訪れたが、料理以上にデザートも秀逸だった、その中でも特に印象深いのは、1月のディナーで登場した「柿のタルトタタン」。

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 フルーツを使ったデザートは難しく、なかなか美味しい物に出会えない、元になる果物を超えるのは至難なのだろうと考えていたが、この柿の扱いは見事で「柿を超えた柿」になっていると思った、店も自信があるのだろう、今シーズンにも少しスタイルを変え出していた。

 関西では何と言っても和歌山「オテル・ド・ヨシノ」の「トリュフのスフレ、トリュフのグラス」、これは説明不要だと思う、見ただけで美味しいのは判る筈(^^;)、「贅沢」とはこの皿の上にある。

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 長年「食べたい」と憧れ続けていたのが、大料理人フェルナン・ポワンが考案したとされる「ガトー・マルジョレーヌ」、それも正調原典?のルセットで作られた物を体験出来たのが大阪・本町の「びすとろぽたじぇ」、これは貴重な経験だった、料理も店も人の気持ちも、全てが豊かだった時代を想起させる本当に贅沢なデザート、これを食べられたので、もう何時死んでも悔いない?(笑)。

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 これぞ「ビストロデザート」と思ったのが、麻布十番「ビストロ・コティディアン」の「胡桃と黒糖のタルト、キャラメルアイス」、これはパリのビストロ等でよく出て来る、甘いだけでやっつけ仕事なデザートとは違う(笑)、この画像を見た或る料理人に「あのタルト美味しそうでしたね」と言われたが、やはり判る人には見ただけで判るらしい(笑)。

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 札幌で挙げておきたいのが、西18丁目「プロヴァンサル・キムラ」の「栗のクリームを包んだ栗粉のクレープ、マダガスカル産バニラのグラス」、見かけは地味だが良質の材料を多量に使って甘さも強調、これは一昔前のフランス高級レストランを思い出した、日本離れした美味なデザートだった。

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 最後は浅草「オマージュ」の「トンカ豆の香るショコラのガトー、ローストしたトンカ豆のグラス」、最近のこの店のデザートについては、あまりいい事を言っていなかったが(笑)、これは久しぶりに感心した秀逸な物、ビロトロでは無いガストロノミー・レストランのメインデセールとして存在感があった、願わくはこのレベルを今後も維持して欲しいと思う。

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 こうして見ると私のデザート好みは、シンプルで見た目地味でも、甘さも量もしっかりあって、とにかく食べて美味しい物みたいだ、泡が吹いたり煙が出たりしてビジュアルで驚かすだけのデザートはどうも苦手だ(笑)。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
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