最後の晩餐にはまだ早い


竹ノ塚「武藤製麺所」

 足立区の竹ノ塚駅周辺は、葛飾区の亀有と並び東京城北地区を代表するラーメン激戦区だ、「食べログ」で調べると駅周辺500mの範囲だけでも16軒のラーメン店がある、居酒屋みたいな所でもラーメンを出す店があるので、実際にはもっと多いと思う。
 その中でも一番有名で人気があるとされているのが「武藤製麺所」だ、開業は2006年の12月、店主は行列が出来る事で知られる、湯島の人気店「大喜」で修行したそうだ、以前から行ってみたいと思っていたが、家からだと自転車でも電車でも中途半端な距離になり、なかなか機会がなかった。
 持病の腰痛解消のため通っている整体治療院で、「腰の動きを良くするため、バッティングセンターへ行ってみなさい」と指導?され、探していたら竹ノ塚近くにある事が判り、それ以来通っているので、この日そのついでに自転車で行ってみる事にした。

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 店の場所は東武スカイツリーラインの竹ノ塚駅東口から3分程度で着ける、ラーメン店には珍しく間口が広い作りで、看板も大きいためか、ラーメン店と云うよりは居酒屋みたいに見えてしまう(笑)。店舗の一部を製麺スペースにしている、つまり「自家製麺店」だ、更にこの店は化学調味料不使用を謳っている、この「自家製麺&無化調」と云う言葉に反応するラーメンフリークは多い。
 平日の開店直後の入店だったため一番乗りの客になった、まずは食券購入でメニューを決めるが、初回と云う事もあり、この店の看板メニューである「わんたんとり塩めん」(800円)を選び、白めし(100円)もお願いする事に(笑)。

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 食券を店員に渡し、テーブル席に案内されたが、ラーメン店にしては広く20席以上ある、店内は整理整頓されていて好印象、厨房は男性3、店内サービスは女性と厨房兼任の男性が各1の計5名で充実した布陣だ、今フランス料理店でも5人いる所は珍しい(笑)、箸は共有箸、照明はLED電球を使用するなど、環境面でも配慮が感じられる。

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 割と短い待ち時間で出て来たのが「わんたんとり塩めん」、これは比較的細い麺を使用しているので茹で上がりが早いからだと思う、感心したのが入れ物の丼とそれを受ける皿が、プリントでは無い手描き(たぶん)の染付だった事で、通常は白い無地の器が多いラーメン店では珍しい、値段も結構すると思う。
 まずは一口スープを飲んでみる、鶏出汁+鰹出汁等の魚介系だと思うが、無化調スープに共通する、あっさりした中にも深さのある味わいが感じられる、湯島の「大喜」に行ったのはかなり前で記憶は薄れているが、あちらも「鶏そば」がスペシャリテで、味わいは似ていると思った。細い麺は繊細なスープと良く合う、自家製麺の一番の利点は輸送を経ていないので、麺が疲労していない事だと思う。ワンタンはどこか懐かしい味わいで、昔の東京味だ(笑)、豚ではなく鶏肉で作ったチャーシュー?が乗っている。

 無化調スープの究極は、和食の吸物椀と中国料理の上湯を使ったスープ類だが、どちらも丼で食べるものではない、一人前なら200cc位だと思う、ラーメン丼位のスープになると量が多いので、最初は美味しくても途中で味が単調になり易い、この店はよく判っていて、卓上に胡椒や唐辛子類を幾つか並べ、客が途中で味を調節出来る様にしているがこれは大事だ、無化調だからと言って、客十人が十人「加化調より旨い」とは思わない筈、それまで化学調味料味に慣れていると、意外と頼りない味に感じるものだ(笑)。
 一緒に頼んだ「白めし」には、これも大喜と同じく、チャーシューだれで煮た豚肉の佃煮が添えられている、ご飯の質はとても良い。炭水化物+炭水化物の摂取は栄養学的にはあまり推奨できないが、まあ、たまにはいいでしょう(笑)。

 美味しいラーメンでした、私は加齢もあって最近は脂まみれ系がどうも苦手、こうしたあっさり繊細系の味に惹かれる事が多くなった、ここはまた来てみて他のメニューも試してみたいし、竹ノ塚の他店もこれから開拓しようと思っている。
 フランス料理とラーメンは私のライフワークだ(笑)。
 
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Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
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