最後の晩餐にはまだ早い


神楽坂「ピアッティ・カステリーナ」

 私が店のポテンシャルを測る上で参考にしているのが、営業時間中の電話、これが頻繁に鳴る店は、人気店間違いなしと思っている、反対に営業中に全然電話が鳴らない店は、将来性は厳しいのではと思う事が多い、実際に料理もそうだった。

 先月に続いて訪れた、神楽坂に今秋オープンしたイタリア料理店「ピアッティ・カステリーナ」、食事中少なくとも10本は電話がかかっていた、これは私の予想では来年早い時期には「予約困難な店」になる可能性は高い。
 それはともかくとして、昨日の料理は、

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・アミューズ(一口ブランタード、グリッシーニ)

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・帆立のグリルと鴨の生ハム、野菜のミルフィーユ、ラディッシュのグリル添え

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・白子のムニエル、ういきょうのソテーとケッパーベリーのフロット添え

・フォアグラのフラン
・自家製トロフィエ、丹波産猪の赤ワイン煮

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・豚頬肉のポワレ、アプリコット入りブルグルとバルサミコクリームのソースで

・トマトソースのスパゲッティー(好きな量が選べるが、この日は50g)

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・フォンダンショコラ、パッションフルーツのソルベ

 この店の料理の特徴は、穏やかな柔らかさと優しい美味しさ、盛り付けも繊細で綺麗だ、5,750円というメニュー価格から高価な食材を使えないのはやむを得ないが、だからと言って「ギリギリでやりました」みたいな切迫感は感じさせず、料理が伸び伸びした印象を感じるのは、この料理人の稀有な才能だろう。一言で言えば「センスがいい」、全体のバランスが良く考えられていて、食べ終わっての満足感が大きい。

 ここは西麻布に本店がありその二号店だ、通常こうした場合、一号店は自分の部下に任せて料理人は二号店に回るケースが多いが、この店のオープンにあたり、オーナー料理人は他店で働いていた若い女性料理人を抜擢し、自分はサービスを担当していている。
 今の日本では料理人の質が向上し層も厚くなっているが、サービス陣はまだまだ人材不足だ、自分が厨房に入ると客席は見え難くなってしまう、サービスを担当すれば客席と厨房両方を観察出来るため、この形態を採ることにしたのではと想像するが、経営者としてはこの選択は正しかったと思う、もちろんその期待に応えた料理人も立派だと言えるが。

 この日は月曜日だったので空席はまだあったが、これだけ電話の問合せが多いので、やがて人気店となる事は間違いないと思う、その実力は十分感じられた。
 ここ数年で行った東京のイタリア料理店では出色の店、この価格とこの好調が続けられるのなら、メニュー内容が変る毎に行ってみたい気がする。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
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