最後の晩餐にはまだ早い


東上野「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」

 この日、ランチタイムに向かった先は、地下鉄銀座線上野駅と稲荷町駅の中間程にある、インド&パキスタン料理店の「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」。
 この店は、稲荷町のフランス料理店「キエチュード」へ行く途中に偶然見つけた、店名にあった「ビリヤニ」の文字に反応し、「たしか『ビリヤニ』は、パエリア、松茸ご飯(「峠の釜めし」説もある(笑))と並んで『世界三大炊込みご飯』とされる食べ物では?」と気になり、家に帰って例の「食べログ」で調べたら、やはりこの料理をスペシャリテにしている店だった。「ランチの量が凄い」とか「注文以外のサービス品が大盤振る舞い」等、とても興味を惹かれる文言があり、これは早く行かなくてはと、日程を空けて訪れる事にした。

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 店の場所は浅草通りに面している、この道は上野から浅草までを、ほぼ直線で貫いていて、昔と比べて歩道が広くなり電線の地中化も実施され、とても歩き易くなった。遠くにはスカイツリーが拝めるし、途中仏壇店が並んでいるので、最近のモダンにデザインされた仏壇を眺める楽しみ?もある(笑)、合羽橋道具街も近いから街歩きにはお勧めのスポットだ。
 入店は開店時間の11時直後だったので、その日の一番乗り(笑)、インド料理店は大体何処もそうだが、この店も定休日無しの無休営業だ。

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 店内は意外に広く、奥ではプロジェクターでインド舞踏?のちょっと怪しげな映像を流している、厨房内は2人でサービスも2人、おそらくパキスタンの人ではないだろうか?席に座ってメニューを見る、通常のインドカレーもあるが、その他にビリヤニ、ニハリ、パヤと云った他店ではランチメニューにはあまり載せない料理が目立つ、値段はどれもセットメニューが千円前後、サラリーマンやOLランチにはちょっと高目だ。
 この日は「ビリヤニを食べたい」と思っていたので初志貫徹、「ビリヤニセット」(1,030円)を注文、チキン・野菜・ラムから選ぶ主材はラムでお願いする事にした。
 「ビリヤニ」について説明するつもりだったが、長くなりそうなので割愛(笑)、興味のある人はウィキペディアの記事を読んでください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%83%8B

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 まず運ばれて来たのがサラダで、インド料理店ではお馴染みのサウザンドレッシングに、辛味のあるスパイス、インドのチーズ「パニール」も盛られている。

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 続いて、店員がスープとラッシーを運んで来たので「そんなの頼んでいないぞ」と思ったら、何と「これはサービスです」との事でちょっと驚いた、WEB情報にあった「注文以外のサービス品を大盤振る舞い」とはこれだ(笑)。
 南インド風の野菜スープは酸味と辛味が効いて「トムヤムクン」みたいな味、胃が刺激され活性化する。

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 ラッシーは濃厚なタイプで美味しい、他店で頼むとやたら薄いのに出会うが、これが正調版なのだと思う。

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 そして登場したのが「柔らかラムビリアニ」、写真の撮り方が悪くて大きさが伝わらないが、27cm径位の皿に山盛りになっている、上の米を除けると中には骨付の煮込んだ羊肉、スパイスの香りが漂って、見ただけで美味しそうだが量が多い(笑)。これは満腹感がやってくる前に食べ切らないといけない、ビリヤニに使うのは「パスマティ米」と呼ばれるインドの米、日本の米ともタイ米とも違う、フワっとした食感で細いパスタみたいだ。これを羊煮込みと合わせると絶妙の組合せで美味しい、感覚的には「炊き込みご飯」のイメージより、北アフリカ料理の「クスクス」に近い印象だ。

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 途中これに「ライタ」を加える、甘くない塩味ヨーグルトで、米と羊煮込みとの繋がりがよくなる。

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 ここで店員さんがまた何かを持ってきた、テーブルに置いたのは何とカレー(笑)、これもサービスだそうだ、挽肉を使うキーマカレーだった。
 大盛りのビリヤニ、ライタ、それにキーマカレーを混ぜて食べていると、味はいいが腹が膨れてくる、「これは完食出来ないかな?」と不安になって来たが、冷や汗を流しながらも何とか終了、もう何も入りません(笑)。

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 最後はホットチャイ、これもちゃんと作ったもので、紅茶とスパイス&ミルクの香りがちゃんと付いていて濃い味、好みのチャイだった、更にはインドのお米を使ったデザート「キール」も付いてきた。

 以上で何と税込1,030円、食材原価を考えたら騙されたみたいに安い(笑)、日本人従業員を雇ったら、とてもこの値段では無理な筈だ。消費者の一人としたら大盤振る舞いは嬉しいが、自分が飲食店主なら営業妨害的だ。ここはまた来たい、いや来ると思う(笑)、なお系列店が銀座と六本木にあり、調べてみたら値段はこの店より少し高かった。
 インド、パキスタン、ネパールの人達は日本語覚えるのは早いし、日本の環境に同化するのも早い、インド料理はスパイス使いを基本とする理数系料理?のためか、店による出来不出来の差はフレンチ等と比べたら少ないと感じる、東京で次々インド料理店が増える理由が判ってきた、日本の飲食店主負けずに頑張りなさいと云いたいが、そのためにも一度行ってみる必要あり(笑)。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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