最後の晩餐にはまだ早い


本郷「ファイアーハウス」 

 文京区の春日町交差点から東富坂(真砂坂)を上がり、本郷三丁目へ向かって左側、本郷小学校近くにある「ファイアーハウス」はハンバーガー専門店だ。
 「安い、早い」をモットーにしたファストフードとして、あまりにも有名になってしまったハンバーガーだが、それに対して材料を吟味して調理にも時間をかけ、落ち着いた雰囲気の中で食べられる店が存在している、「グルメバーガー」や「高級バーガー」等と呼ばれている。
 このジャンルでの草分け的な存在は、東五反田にある「フランクリンアベニュー」だと思う、創業は1990年なので四半世紀が過ぎた、そしてこの「ファイアーハウス」の創業は1996年なので、東京でも老舗の部類になる、飲食店が同じ場所で20年近く営業を続けられる事自体、東京では「奇跡的」とも言える(笑)。
 私が長年勤めた先が近いので、この店前は何度も通り過ぎている、昔は喫茶店だった店舗を改装し、当時では見慣れない西部劇みたいな外装は、少々入り難い雰囲気があった。やがてネット時代になり店情報もオープンになり、それを見て「一度行ってみようか」と思いながら、どうも場違いな気もして果たせないでいた、今回「ブログ記事にしたい」との下心?もあり(笑)、初訪問する事になった。

     150729-1.jpg

 入店は15時と云う中途半端な時間だが、16時までがランチタイム扱いで、ドリンク類が安くなるのはありがたい、店前には店名に因んだ赤い消火栓が置いてある。

        150729-2.jpg

 店内に入ると木部を強調したインテリアで、天井にはバブル景気時のカフェバーみたいな扇風機が回る、1960年代頃のアメリカをイメージした店造りなのだろう。

     150729-3.jpg

 窓際のテーブル席に座ってメニューを見る、事前情報どおりに値段は高目だ、ハンバーガー部門ではベーシックなハンバーガーが990円(税別)、パテが2枚になるダブルバーガーなら1,490円だ。
 迷った末に注文したのはチーズバーガー(1,140円)で、ランチドリンクからはジンジャーエール(200円)をお願いした。
 店内の雰囲気はファストフード店とはかなり違う、前の席ではお洒落な女性二人組が話に夢中になり、後ろの席では外国人3人組が英語でミーティング?している、従業員はオープンキッチン内に男性2人、店内サービスは女性2人で対応する。
 キッチンからはビーフパテを焼く匂いがちゃんとしている(笑)、当然だろうが注文があってから調理するスタイルだ。

        150729-4.jpg

 まず運ばれて来たのがジンジャーエールで、大きなグラスに氷と共に入っているが、味はごく普通の市販されているジンジャーエールだった。

     150729-5.jpg

 続いてオーバルプレートに乗ったチーズバーガー、同じ皿に盛られたのはポテトフリットと大きく切られたキュウリのピクルス。メニューの説明では、チーズバーガーの中身は[マスタード、レタス、トマト、レリッシュ(ピクルス)、オニオン、パテ、S&P(塩・胡椒)、チェダーチーズ、マヨ]とある。テーブル上にはマスタード等の調味料が置かれ、客が味を調節出来る様にしている。

     150729-6.jpg

 まずは一気に齧り付くが、全体に厚みがあるので食べ難い、私はこの手の物を食べるのがあまり上手くない(笑)、食べている途中で横から肉やらトマトやらがはみ出してきて悲惨な状態になる、手が脂でベタベタになってしまい、優雅なアメリカンランチとはとても言えない(笑)。 
 時間が経つ毎に崩れていくので、早く食べてしまえと短時間で食べ終った、バンズもパテも上質なのは理解できたが、口中が肉と野菜と調味料が混ざってカオス状態になり、頭の中の美味しさを判断する回路が混乱している。店の人には「あの客時間がないので、あんなに急いで食べているのだろう」と思われた筈だ。
 デザートにも興味が湧いたが、総カロリーを考えて止めておいた(笑)。

        150729-7.jpg

 「美味しかったか?」と問われたら、「美味しい」と答えると思う、ただ支払いは1,447円也、チーズバーガー単体では、何かと話題になる巨大チェーンの約10倍だ。「この値段払うなら、近くのフランス料理『ビストロ・アバ』で、結構まともなランチが食べられる」こう考えてしまう事自体、私はこの店には向かないのだろう(笑)。此処は2,3人で訪れて、楽しく語らいながら時間を過ごす使い方をする店だ、その目的なら合致すると思う、店内の雰囲気は悪くない。

        150729-8.jpg

 勉強になったし、これでブログ記事が一本書けたと思えば、「授業料」と考えて高くなかったと思いたい(笑)、「話の種」にはなります。

スポンサーサイト

  1. [ edit ]
  2. その他
  3. / trackback:0
  4. / comment:0


 管理者にだけ表示を許可する
 


プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

訪問者

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

« 2017 10  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -