最後の晩餐にはまだ早い


札幌・東本願寺前「らーめん五丈原本店」(2015札幌食べ続け④)

 「リアン」での友人との楽しいランチの後は、ホテルに帰るのも詰まらないので、そのまま西7丁目まで歩き、かねてから行ってみたいと思っていた、狸小路にある老舗の名曲喫茶「ウィーン」を訪れた。

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 この店についてはあらためて別記事で書くつもりだが、創業は1959年なので、半世紀以上前から此の地にあるクラシック専門喫茶、もう存在自体が奇跡としか思えない店だが、せっかく訪れたのにワインの酔いが回わったのと、「安らかに眠ってください」との暗示みたいな、ブルックナーの交響曲を聴いていて、暫しの間居眠りした事を悔いる(笑)。 
 その後ホテルに戻ってベッドに横になっていたら、昨日早朝からの疲れが出たのか、今度はそのまま本気で寝てしまった(笑)、目が覚めたら午後8時を過ぎている、この日の夜はレベルが高いと聞く、札幌の回転寿司店を訪れてみようかなと思い、地図までプリントしていた(いまだにスマホ持てない(笑))が、この時間になるとさすがに遠出する気を失くした。これから予約なしで利用出来る所となると、ホテルの近くにスープカレー店があるが、初日に行った「パンチ」に明日も行く予定なので、これはパス。そうなると消去法で残ったのは、深夜までやっているあの店、そう「らーめん五丈原」しかない(笑)。

 今回の札幌旅行は天候に恵まれた、最終日に少しだけ雨に降られたが、その他は快晴、気温も思ったより低くなく移動が楽だった、西8丁目にある店舗へも当然歩いて行く事に、少しでも摂取したカロリーを消費しないといけない。

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 東本願寺前にある本店に着いたのは21時を過ぎていた、この時間にラーメンは身体にはよくないが(笑)、まあ許してください。店は夜中3時まで営業しているので、深夜営業の個人タクシー運転手が仕事の合間に食べに来る店でもある、この時間帯でも満席に近かった、まずは食券を買うのだが、今回は迷わずに「とんしお」(680円)を、過去何種類か食べてみたが、個人的にはこれが一番好きで、他店では出会えない味だと思う。
 席に座って食券を出すと、店員が「スープはあっさりとこってり、どちらにします?」と訊いてくる、「あっさり」をお願いしたが、以前は何も訊かれなかったので、「二郎系」等を知った若い客の濃い味好みに対応する様になったのだろう、これはスープカレー店で感じた事と同じだ(笑)。誰に何と言われようと「己の味」「店の味」を貫き通していた頑固店主の時代は終わり、様々な年齢層や嗜好に対応していかないと、店は長く続けられない時代になったのだと思う、これは他のあらゆるジャンルの飲食店にも共通して言える事だ。

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 カウンター前の調味料等の配置は以前と変わらず、若い店員さん達は活気あるが、ただ怒鳴るだけの「カラ元気」ではない(笑)、表情が明るいし、作業を楽しんでいる様子が見受けられる、これは大事な点だ。

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 割と早目の待ち時間で出て来た「とんしおラーメン」、嬉しい久しぶりだ(笑)。まずはスープから啜るが、コクと旨味は記憶にある味、塩分、脂分、旨味成分がエミルジョンされたバランスは絶妙、微かに甲殻類の味と香りを感じたのだが、あとでスープの製作担当者に確認した処、海老出汁等は使っていないとの事、ちょっと不思議だったが美味しい。
 続いて麺だが、縮れの少ない細麺は以前と変わらず、茹で方も安定している。以前にも書いた事だが、此処のラーメンはデパートの物産展でも経験しているが、味は本店で食べるのが格別、これは麺の輸送管理や茹で方の違いによるものではないかと睨んでいるのだが、違うだろうか?チャーシュー、メンマ、海苔の副菜類もいい、これで680円は東京のレベルを考えたら安いと思う。
 いや美味しかったです、ご馳走様でした。本当は「チャーシューおにぎり」も追加でいきたかったが、ぐっと堪えました(笑)。

 店内は遅い時間になっても客が絶えない、ススキノ同伴帰りみたいな怪しげなカップルもいたが、その街の特徴を表すのはフランス料理店よりラーメン店かも知れない。

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 閲覧注意の噂のオカルトポスター?も見られたし(笑)、やはり札幌行くなら一度は寄りたい名店。これからまた摂取エネルギー消費のため、ホテルまで歩いて帰らないといけないが(笑)。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
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