最後の晩餐にはまだ早い


東上野「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」(2016年8月)

 4月以降は理由が幾つかあり、外食は昼が中心になっているが、経験上「日本のランチのお得度は世界有数ではないか?」とも思っていた、例えばパリ市内で、昼千円の支払いで、椅子に座ってまともな物が食べられるかとなると、かなり難しい。せいぜいパニーニとかカスクルート、ファラフェルあたりがいい処だろう。これが北欧へ行くとパリよりもっと高いと聞くので、日本に住んで居てありがたいなと思うのは、ランチの豊富さだ(笑)。
 ただ千円ランチを何店かで食べてみると、やはり「玉石混交」だなと思う(笑)。ファミレスやステーキ、ハンバーグで全国展開をしているチェーン店も体験したが、不満は無いけれど感動も無い(笑)、個人経営店でも家族中心で、店舗も古くなって減価償却も終わったみたいな店の方が、味も概ね良くお得感は大きいなと感じる事が多い。
 そして東京全体で云えるのが中国系の人が営業する中国料理店と、インド・ネパール系の人が営業するインド料理店、この増加が止まらない事。ただ同業種が増えると、次は当然競争となって不人気店は淘汰される事になる、今の東京はこの段階に来ていると思う。

 私がブログで取り上げたのが理由ではないと思うが、既に何人かの料理人がビリヤニを食べに行ったと聞く、東上野のインド・ネパール料理「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」、皆は口を揃えて「あのコスパは凄い」と感心している(笑)、料理人だから大体の原価は判るだろうが、彼等から見ても飛び抜けていると思うそうだ。
 或る日突然そのビリヤニが食べたくなって、他に何の用もないのに、我家から地下鉄に乗って来てしまった(笑)。この店は年中無休で11時からランチタイムスタートするのはありがたい、思い立った時に定休日や、11時半や12時からのスタートだったりすると、待っている間にビリヤニで高揚した気持ちが萎えてしまう(笑)。

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 店に付いたのは11時の開店直後、当然この日一番乗りの客(笑)、席に付いたと同時にインドorネパール系の店員に「ラムビリヤニ」と叫んだ?が、「チョットマッテクダサイ」とかわされた、暫くして別の男性が水を持ってきたので、改めて注文するが、さっきの男性は日本語が判らなかったのかも知れない(でも日本語ではないが(笑))。
 まず当日の料理内容を紹介したい、

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・インド風サラダ

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・インド風トマトスープ「ラッサム」

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・「柔らかラムビリヤニ」(中辛、パクチー少な目(笑))

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・ビリヤニには必須の甘くないヨーグルト「ライタ」

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・「これサービスです」と出してくれた、キーマカレー

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・豆粉で作る薄焼き煎餅「パパド」

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・ホットチャイと、食べかけだがインドのリオレ「キール」

 これ全部で税込1,030円、もう一度云う1,030円です(笑)。「この後、何か宗教の勧誘でもあるのか?」と疑いたくなる位に安く、突き抜けている(笑)。
 サラダに入った人参は意外にも生、無問題で食べられるのですね(笑)、驚いたのは「ラッサム」に梅干が入っていた事、インド5000年の歴史は日本2700年?の歴史と融合した(笑)、それはともかくとして酸味を強調させるために、梅干を使ったセンスはこの料理人只者でないなと思った。
 ビリヤニは安定した美味しさだが、サービスで出たキーマカレーがよかった、このサービスは日によって違い、混雑時には出ない事もあるので、行くなら平日開店一番が狙い目(笑)。
 途中、ライタがなくなったのを見た店員が、「お替わりは?」と聞いて来たのでお願いした、ビリヤニにライタが約束なのは、何度か食べている内に理解した、これがあると味が単調にならず、量があっても食べられる。

 隣席はインド系と見えるビジネスマンらしき男性二人、彼等の食べ方を見ていると、「インド人は手で食べる」とも聞いた事あるが、ちゃんとスプーン&フォークを使っていた、この後商談ならカレー臭い手ではマズイのだろう(笑)。一人はサラダに一切手を付けず、ビリヤニも結構残していたので、無理して全部食べなくても失礼にはならないみたいだ、日本でも地方だと食べ切れない程料理が出る時あるが、無理して全部食べると「足りなかったのではないか?」と思われる事もある。
 人類の歴史上では、ご馳走とは「質より量」の時代が長く、その考え方はそう簡単には消えない、この店で次々とサービス的な品が多いのも、根底にはこうした思想?があるからかも(笑)。
 久しぶりの「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」だったが、やはりこのランチは頭一つ抜けていると思った、往復の電車賃使っても充実感は大きい、食べ終わった後も「また来たい」と思ってしまう(笑)。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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