最後の晩餐にはまだ早い


新富町「ビストロ・シンバ」

 「忘年会をやりましょう、美女も呼びます」、この言葉に乗ってしまった(笑)、場所は銀座1丁目の「ビストロ・シンバ」、去年9月にオープンして以来、瞬く間に人気店になり、今では「予約の取れない店クラブ」に仲間入り、以前から行きたいと思っていたのだが、ランチ営業をしていない事もあり、なかなか訪れる機会がなかった、今回友人からの誘いがあり、念願の初訪問を果たした。
 店は有楽町線の新富町駅が一番近いが、私は日比谷線の八丁堀駅から歩き、夜だった事もあり、予想どおり道に迷ってしまった(笑)、計3人に道を訊きようやく店に辿り着いた。

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 以前は有名イタリアンの居抜き店舗と聞いたが、最近この八丁堀~新富町~築地周辺にフレンチ、イタリアンの新店が続いてオープンしている、銀座にも近くこれから注目されるエリアになると思う。
 ドアを開け店内に入いるが、想像していたのより小体な店内、テーブルが16で、カウンター4の計20席、ここからそう離れていない「メゾン・ミッシェル」より少し広い位か、店名の「Simba」とはスワヒリ語で「ライオン」の意味だったと思う。
 料理長は菊地佑自氏、フランスで約十年働いた実績があり、札幌「プロヴァンサル・キムラ」の木村料理長と同職場だった事や、パリ北駅近くにあるブルターニュ料理の人気店「シェ・ミッシェル」の厨房にも居たと聞く。

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 料理はおまかせメニューもあるが、この日はカルトで行こうと、黒板から選んだのは以下のとおり、ただ結果から云うとこれで4人分は多かった(笑)。

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・セコガニのフラン、セロリと赤蕪のピュレ

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・石川真サバ、根菜サラダ仕立て、甘エビ

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・店から提案があった白ワイン4種、選んだのは右端のスペインリオハで、集まったメンバーに合わせて(笑)、なかなか個性的な味わい。

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・鹿、フォアグラ、洋なしのテリーヌ

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・スミイカ、オーストラリアグリーンアスパラガス

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・北海道白子、季節のキノコ、ゴボウ香草バター

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・山うずらのロースト

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・雷鳥、フォアグラ、ファルシ

 事前情報から「肉ビストロ」みたいなイメージを勝手に抱いていたが、魚介を使ったアミューズ、鯖と海老、スミイカ、白子の料理はどれも秀逸、日本人料理人がフランスで重宝がられるのも、魚介類の取り扱いに秀でているのが大きい、これは先祖から引き継いだ魚食いのDNAが身体にあるからだと思う(笑)。特にスミイカとアスパラ、白子とゴボウを合わせた料理は、火入れ、味付け共に抜群でもう一度食べたい料理。
 鹿肉テリーヌとパテ・ド・カンパーニュは優しい味わい、添えられた野菜のピクルスも美味。ペルドロー(山うずら)はおそらくルージュだと思うが、繊細な中にも力強さを感じる肉質で、この日最も印象に残った料理だった。
 最後の雷鳥の頃になるともうお腹一杯で、味の記憶が薄れてしまい、もう少し平常心で食べれば充分美味しいと思った筈だ(笑)。
 肉食美女が奮闘してくれたおかげで、最後まで辿り着いたが、4人ではもう少し注文を減らした方がいいかも知れない、甘党の私がデセールを食べたいと思わなかった位(笑)。
 これだけ食べて「支払いはこの位では?」と想定した金額より安かった、これなら人気出てしまうのはわかる(笑)。

 「メゾン・ミッシェル」の記事にも書いたが、パリ北駅近くにある「シェ・ミッシェル」で働いた日本人は何人もいる、ただ直系と云うか日本に帰って同傾向の料理を出しているのは、此処と「メゾン・ミッシェル」と京都の「コム・シェ・ミッシェル」の3店だと聞く、たしかに「メゾン・ミッシェル」とは料理に共通点を感じる。あちらはランチ訪問だったので、客層が年齢高目に感じ、料理も少し彼・彼女達に合わせているかなと思ったが、これから両店共に本家を超える店になって欲しいものだ、次は京都も体験しに行かないといけない(笑)。
 約一名体調万全でなかったが、美女達との忘年会は夜遅くまで続き、私も久しぶりに終電乗車になってしまった(笑)。心配していたが途中やはり寝落ちしたみたいで失礼しました、夜はすっかり弱くなりましたが、これに懲りずまたお付き合いください。
 
 年内の単独店記事はこれで終了し、次回・次々回は年末恒例の「今年印象に残った店」を料理編、デザート&スイーツ編に分けて記事にします。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
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