最後の晩餐にはまだ早い


亀有「JUN’S PIZZA(ジュンズ・ピッツァ)」

 私の実家がある亀有に、去年7月忽然と出現したのが「JUN’S PIZZA(ジュンズ・ピッツァ)」、薪窯で焼いたナポリピッツァを提供する店だが、赤提灯と酔客で澱んでいた昔の亀有を知っている人間にはそれが信じられず(笑)、一度自転車で店前まで行き、予想以上に洒落た店で、本当に自家製のピッツァ生地を練っているのが外から見え驚いた、行ってみようと思いながら、なかなか勇気?が出なかったのだが、今回思い切ってランチ時に初訪問してみた。
 場所は亀有駅南口から南へ10分程歩く、亀有アリオから綾瀬方面へ向かう道沿いにある道上小学校の近くで、この近辺にはブログ記事にした「イタリア家食堂マルショ」「ブランジェリー・トモヒロ」、更には洒落たカフェ等も誕生していて、ちょっとしたグルメストリートになりつつある。

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 11時半の開店直後に入店、店ファサードの装飾がなかなかセンスいいが、ママチャリが置かれるのがさすが亀有(笑)。

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 店内は意外に広く天井も高い、20席以上あるが都心のピッツェリアに比べたら、席間も余裕があって店内装飾もいいセンスだ、奥のテーブル席に座らせてもらった。

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 ピッツァメニューは昼夜共通で、ランチタイムに限りサラダとドリンクが付く、ソフトドリンクだけでなく、グラスワイン(赤・白)、生ビールも同料金なのは珍しい。

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 写りよくないがピッツァメニュー、結構種類豊富だ、ピッツァ以外の料理もあるが、ランチタイムに注文可なのかは未確認、やはり初回は王道の「マルゲリータ」(税込1,050円)だろうと、これをお願いする事に、自転車運転手なので飲物はコーヒー(笑)。

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 まずはサラダから、昔の洋食店みたいな金属皿に乗っているのは、ロメインレタス(たぶん)とプロシュート、キューピーのフレンチドレッシングみたいなソースがかかっているが(笑)、自家製だろう酸味が効いて美味しい、量も結構ある。

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 サラダを食べ終わる頃、出来上がって来たのがマルゲリータ、これも金属製の丸盆に乗っている、サイズはかなり大きい、25cm径位ありそう。
 マルゲリータはナポリピッツァの代名詞的存在だが、伝承では伊王妃マルゲリータ・ディ・サヴォイアがこれを食べ気に入り、「バジリコの緑、モッツァレラチーズの白、トマトの赤がイタリア国旗を表している」として、自らの名を冠したとされる。日本で皇室の方が、お好み焼きやたこ焼きを召し上がる機会があるのかを、つい考えてしまうが(笑)、元々は南イタリアのソウルフード的食べ物と云えそう。
 フォークとナイフで食べるのが正調と聞くので、それで食べてみる、湯島の「アランジャルジ」に較べると生地は薄い、この薄さは麻布十番の「ピッツェリア・ロマーナ・ジャニコロ」のローマピッツァに似ている、ただ額縁(コルニチョーネ)と呼ぶらしい縁の部分は盛り上がっているので、これはナポリ風だろう。
 味は予想以上に本格派、生地、トマトソース、モッツァレッラのバランスもいい、これなら都心まで食べに行く必要なさそう(笑)、大きいので結構お腹が満たされる、あえて言えば味が単調なので、途中で飽きてしまうのが難点、2人で別々の種類を頼んで、途中で交換すればいいのかも知れないが、WEB記事によると現地ナポリでシェアするのは邪道だそうだ(笑)。

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 すっかり気分が良くなって、ドルチェも食べたくなり、カッサータ(500円)まで頼んでしまう、これも結構量があり味もいい本格的なカッサータだった。

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 コーヒーもエスプレッソではないが、ちゃんとしたマシンで淹れたみたいで美味だった。

 失礼ながら亀有でこれだけ本格的なナポリピッツァが食べられるとは、昔は夢にも思わなかった(笑)。
 スタッフは店主らしきピッツァを焼く男性と、もう一人厨房に入って居る男性の二人、店内サービスは女性が一人で担当している、ピッツァ窯はタイルで装飾した洒落たデザインではなく、「ロボコップ」を連想する様な(笑)、金属加工したままのシンプルな物。
 WEB情報によると、店主は湯島のピッツェリア「ファンタジスタ」で働いていたらしい、不思議な事に湯島~上野広小路は、前述の「アランジャルジ」「ファンタジスタ」に「ダ・ジョルジュ」と、薪窯使用の本格派ナポリピッツェリアが続いて開店している。

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 ピッツァはインド料理店のナンと同じく、仕込みさえしておけば短時間で焼き上がるので客回転が早くなる、ランチ特に一時間で職場に戻らないといけないサラリーマン&OLに向いている、都内でピッツェリアが増えているのも、そうした事情と関係あると思う。
 亀有では、この店からそう離れていない場所に在った老舗のおでん屋が今年閉店した、おでん屋が閉めてピッツェリアが開店するのが、今の時代なのかも知れないが、この店も老舗と云われる迄続いて欲しいものだ。

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 ポイントカードも貰ったので、また行かないといけない(笑)、いい店だ。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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