最後の晩餐にはまだ早い


亀有「ティア・ブランカ」(2回目)

 この日の昼は急に思い立って、前回行って好印象だった亀有のイタリア料理「ティア・ブランカ」を再訪した。何週間も前から予約する人気のレストランを利用する楽しみを否定する訳ではないが、思い立った時に自転車で行ける距離にこうした店を発見出来たのは、とても嬉しい事だ。

 予約無しで11時半の開店時に伺ったのだが、既にカウンター席には女性客が一人、この後男女一組がやって来たが、こちらもカウンターを選び店主と話し始めた、この三人共リピーターみたいで、どうやら地元でも知られる店になりつつある。店主は私の顔を覚えていてくれた、「客の顔を覚える」のは飲食店では一番大事な点だ、特に一人客は多少不安を感じながら?入店するので、「この店は受け入れてくれている」という安心感を抱かせるのはリピートに繋がる。
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 ランチメニューはパスタ3種と一品料理からの選択で、一品料理は豚のソテーだったのであまり気乗りせず、前回と同じくパスタを選ぶ事に。

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・大根のスープとスペイン風オムレツ2種(ほうれん草、じゃが芋)

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・イイダコと香味野菜のラグーのスパゲッティーニ

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・ティラミスとコーヒー

 これで税込1,200円はランチとしても立派だと思う、スープは大根の繊維を残し胡椒を効かせピリっとした辛さがいい、オムレツは前回同様美味しくて今回は贅沢にも2種類、パスタは「魚介のミートソース」だが、これもトマトソースと香辛料の使い方が上手く飽きない美味しさだ、私は行っていない店だが日高良実氏の「アクア・パッツァ」のスペシャリテに「魚介のラグ―のパスタ」があるので、もしかしたらこの料理人はアクア・パッツァ系の店で働いていたのかも知れない。

 オープンキッチンなので、料理作業が全て見えるのだが、この料理人は実に楽しそうに料理をする、声も大きく明るく元気なので見ているこちらもその元気を分けてもらえそうだ(笑)、本当に料理が好きで人間が好きなのだろうなと感じさせる、カウンター越しに客と話しをするのが聞こえるが、その内容が子供の話や地域の話、こうした雰囲気はフランスやスペインの地方のバルやレストランの趣だ。

 見た処はスポンサーが付いている訳でもなく、何処かのチェーン店の匂いもしない、店造りもお金をかけている様には見えないが、自力でこの下町に自分の店を出し、洋食にはアレンジしない正統料理を出す意欲を買いたい、地元に根付いて欲しいし定期的に訪れて応援したい店だ。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
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