最後の晩餐にはまだ早い


南千住「パスティチェリア・バール・アルテ」(6月)

 最近のマイブームは「東京下町イタリアン」、神楽坂を下町に入れていいなら、今年になってから訪れたイタリア料理店は全て下町エリアだ(笑)。
 何故好きなのかの理由は、青山や西麻布&六本木のイタリア料理店がお洒落な「ハレの日」の料理だとしたら、下町はもっと実質的、料理に余計な飾りが無くて素材の味がストレートに伝わる店が多い、値段も良心的で量が多いのも嬉しい(笑)。
 BS日本テレビで放映している「小さな村の物語・イタリア」という番組があるが、ここに出てくる家族経営の小さなリストランテやバールの様な、アットホームな雰囲気を味わえるのも下町の良さだ。

 この日は前回訪れて好印象だった、南千住の「パスティチェリア・バール・アルテ」を再訪する事に。南千住駅から歩いて行ったが、途中の歩道上は独特の雰囲気、全体に高齢者が多いがそれも普通のお年寄りではない(笑)、東京で一番ディープな地域だと思うが、社会見学としても東京人なら一度は訪れるべきだ、スカイツリーが下町の「表の顔」ならこの界隈は「裏の顔」、もちろん安全な街です(笑)。
 梅雨の合間に急に日差しが強くなった中を入店、この日はベビーカーを押した若いママグループもランチを楽しんでいた、帽子の似合う可愛らしいお店のマダムに挨拶し、前回同様2,100円のランチを注文する事に。

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・アンティパストミスト(イタリアンオムレツ、スフォルマート、カポナータ、メカジキのマリネ、鶏肉のインヴォルティーニ)

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・カルボナーラ、ローマ風のトンナレッリ

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・鮪頬肉のピッカータ

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・ドルチェ盛合せ[カプリ(伊版ガトーショコラ)、ミントとエスプレッソのジェラート]
・エスプレッソ

 店によっては、刻んで油と酢をかけただけの「前菜」に出会う事もあるが、この店のアンティパストはどれもちゃんと手をかけてある、特にスフレに似た「スフォルマート」があったのは嬉しい、手間がかかるのでこの値段ではなかなか出さない物だ。パスタの「トンナレッリ」は生麺、日本蕎麦みたいに断面が四角状のパスタで、カルボナーラの様な濃厚ソースとの絡み具合がいい、この自家製ベーコンを使ったパスタは特に美味しかった、鮪の「ピッカータ」はピカタの事で、これはランチとは思えない程の量がある(笑)、ドルチェは元々菓子職人出身の料理人なので丁寧な出来。
 2,100円のランチでも全く手を抜かず立派な内容、これなら銀座の「予約の取れない店」の行列ランチに並ぶより、余程いいと思うのだが(笑)。

 最後に料理長と話をしたが、この店はケーキ等の菓子も販売しているので、「これ全部一人で作るのですか、休む時間無いでしょう?」と訊いてしまったが、「そのとおりです」との事(笑)、店頭販売の菓子を作って生麺を打ち、昼夜のレストランの仕込みと調理をこなす、それを毎日続けるのだから凄い、此処はもっと評判になっていい店だと思うが、立地で少し損をしているか、それでも料理長はこの地域に根差して続けたいとの気持ちが強いみたいだ。
 我家からは思い立った時にすぐ行ける距離だし毎月でも訪れたい店だ、お土産に買ったビスコッテイも素朴で美味しかった。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
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