最後の晩餐にはまだ早い


六町駅前「にこにこパン」

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 私は体調を崩したため、3年前に一時仕事をリタイアしたのだが、自宅療養?をしていた時にまず実行したのが「パン屋探し」だった。
 このブログでもパンが大好きなのは書いたが、それまでは電車に乗って遠方の有名ベーカリーまで買いに行く事が多かった、勤務先から交通費が支給されるので、定期に乗り越し料金さえ払えば実際の出費は少なくて済む、富ヶ谷の「ルヴァン」や新松戸「PAO」、プランタン銀座内の「ビゴ」等は数えきれない程通ったものだ。ところが勤めを辞めると当然交通費は全て自腹になる、無収入の身でパンを千円分買いに行くのに、往復の交通費も千円近くかける訳にはいかなくなった。そこで考えたのが「交通費のかからない自転車で行ける距離にあるパン屋探し」だった。
 お金はなくなったが時間は幾らでもある(笑)、まずはWEBで自宅から行けそうなパン屋を探す事から始め、気になる店を次々と訪れてみた、中には往復で1時間以上かかる処もあった(笑)。

 それでもなかなか気に入った店は見つけられずにいたが、一年近く経った頃やはりパン好きの知人から、「つくばエクスプレスの六町駅近くに最近出来たパン屋がなかなか良かった」と情報を得た、六町なら我家から自転車なら20分位で行けそう、これを聞いた翌日には早速行ってみる事にした、それが今回紹介するベーカリー「にこにこパン」の初訪問で、此処のパンを食べてみて、「まだ発展途上だけれど、この店のパンなら納得出来る」と思い、以降はあまり浮気?をしなくなり、遠方へパンを買いに行く事もなくなった。

 私が好きでよく読んでいるのが、「足立区のパン屋さん・台東区のパン屋さん」とのタイトルのブログhttp://ameblo.jp/shinonao/。情報の少ない東京下町のパン屋を紹介しているが、何より筆者のパンとパンを作る人への愛情が感じられる。これで得た情報によると、此処の店主加藤氏は千葉の船橋で小さなパン屋を営んでいたが、オーナーは別だった事もあり、自宅の近くで独立開業する事を計画し、パートナーと共に2010年2月に現在地で開業したそうだ。
 店名は「子供からお年寄りまでみんなに来てもらえる、地元に愛されるパン屋さんにしたい」いう思いから付けたとの事。店内には小学校の教室をイメージした様なイートインスペースもあるし、玩具も置いてあり子供を連れて来てもパンを選べる店作りにしている。店へ入ると緊張を強いられるようなパン屋もあるが、この店へ入ると不思議と笑顔になれる気がする(笑)、レストランも同じだが食べ物は愛情だなと思う、決して才能だけでは美味しい物は作れない。
 肝心のパンの味は店主の性格を反映してか、尖った所のない穏やかな優しさで店名そのまま、都心に比べれば値段も良心的だと思う。

 もし「つくばエクスプレス」に乗る機会があったら、少し遠出してこの店に寄ってみる事をお勧めしたい、きっと笑顔になれる筈(笑)。
(店のURL http://niko-pan.jp/

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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