最後の晩餐にはまだ早い


「フランシス・ミオ」のコンフィチュール

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 フランス帰りの知人からお土産にコンフィチュール(ジャム)をいただいた、最近WEB等で名前を見る様になった、フランシス・ミオ社のものだ。この‘Maison Francis Miot’はフランス南西部ピレネー山岳地帯の主要都市ポー近くにある、UZOSという町(村?)に本拠地を置くジャムメーカー、最近フランス国内で注目されていて、日本にも輸入されているが値段が高い(笑)、ネット通販では340g瓶入りのストロベリーが1,785円で販売されている、フォション製より高価だ。

 名前を聞いた事はあったが今回初めて味を体験する事に、もらったのはブラックチェリー(Cerise noire)とフランボワーズ(Framboise)の2種、フランボワーズから開け早速トーストに塗ってみた、濃度も粘度も高く鼻に近付けただけで凝縮した果実の香りがする、食べてみると濃厚な果実味が広がって美味しい、よくラングドックやローヌの赤ワインを評して「ジャミー(ジャムみたい)なワイン」と悪口?を言う事があるが、そのイメージに近い気がする(笑)。

 今迄にフランス製のジャムで特に美味しいと思った物に、アルザス地方ニーデルモルシュヴィル村の「クリスティーヌ・フェルベール」がある、以前毎年の様にフランスに行っていた頃は、パリのボン・マルシェ別館「グラン・エピズリー」で必ず買って帰っていたものだ、それとの比較で言えば、繊細さのフェルベールに対して濃縮した果実味のミオ、という感じだろうか、これは製法の違いと云うよりも、材料の違いではないかと思う、冷涼なフランス北東部と温暖な南西部では、果実の育ち方・味が違う筈、更には消費する人の好みも変わる、アルザスワインと南西部ワインの違いと言えばワイン好きの人は判ってもらえそう(笑)。
 個人的にはヨーグルトに加える時や、料理に使うならフェルベールで、パンに塗るならミオと云う印象だ、どちらも優れた製品である事は間違いない。

 昔は「フランスのジャム」と言えば「ボンヌママン」位しか日本では入手出来なかったが、その後「フォション」や「エディアール」といった高級食料品店の物が入って来るようになった、そしてそれに飽き足らない人達が見つけて来たのが、更に小規模なパティスリーの製品だ、個人的には日本では高価なので滅多には買わないが、人気があるのはやはり美味しいからだと思う。日本国内でもこうした小規模なジャム製造のショップが出来ているが、どうも日本の物は総じて甘味と濃縮度が足りない、糖尿病患者用のジャムではないかと思う物もあった(笑)。

 ここ数年、日本のパンが美味しくなったと感じているので、このジャムの分野でも、いつか本場フランスを超える製品を作るメーカーやショップが現れて欲しいものだ。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
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