• 2020_07
  • <<
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • >>
  • 2020_09

最後の晩餐にはまだ早い


五反田「メイ(MAY)」

 此の日ランチタイムに初めて伺うのは、五反田のフランス料理店「MAY」だが、料理長の岩田充弘氏とは、昨年秋に或る集まりで同席し面識があった。その時に「今度店へ行きますから」と約束していたのだが、我家から五反田へのアクセスがよくなく、また今年に入ってからはコロナ騒動により行く機会を逸していた。緊急事態宣言も一応解除になったので、此の店を何度か利用している食仲間に同行をお願いし、ようやく訪問が実現する事になった。
 五反田駅を降りるのは何十年ぶりだろう?昔TOCビルでオーディオフェアが開催され、多分それに行って以来だから20世紀なのは間違いない(笑)。隣駅の大崎には既に閉店してしまったが、フランス料理「おはらス・レストラン」があり何度か伺ったが、五反田での外食は人生初めてかも知れない。
     200731-1.jpg
 店はJR五反田駅東口を出て、北品川方面へ向かう道の途中、牛丼の松屋の角で右に折れると店があるが、入口が緑に覆われているので、気づかず通り過ぎそうになる、フランス国旗があったので此処だと判った。近くの目黒川沿いに昔は無かったタワーマンションが見える。
 岩田氏の料理人歴は、子供の頃から好きだった料理の道に進もうと、高校卒業後に名門箱根富士屋ホテルに就職、その後「モナリザ」に転職し、丸ノ内、恵比寿両店で働く。一旦同店を辞めて渡仏、PARIS「グラン・ヴェフール」等で働いた後帰国し、モナリザのシェフとして再度呼ばれる、2014年5月に独立し現在地に自店をオープンした。
 モナリザ門下生となると、青山「モノリス」や白金高輪「ラ・クレルエール」と姉妹店とも云えそうな存在、料理がどう違うかの興味大だった。
 ランチメニューは‘Menu Déjeuner Summer French’と名付けられた、7&8月限定のもの、以下に紹介したい、 
        200731-2.jpg
・アミューズ:枝豆のタルティーヌ

        200731-3.jpg
・キンキンに冷えたガスパチョ

     200731-4.jpg
・右上は追いガスパチョの凍りトマト、パテ・ド・カンパーニュ、テト・ド・フロマージュ

        200731-5.jpg
・トウモロコシのムースとトウモロコシのアイス(上にトウモロコシの髭)

        200731-6.jpg
・フォアグラのポワレと白茄子(上にオカヒジキ)

     200731-7.jpg
・あいちゃん農園 三浦野菜 岩田農園の野菜

        200731-8.jpg
・鮎のポワレ 辛味大根の薬味添え 胡瓜

     200731-9.jpg
・夏鹿ロースのロティ、ビーツ

        200731-10.jpg
・同 カルパッチョ

     200731-11.jpg
・桃のコンポートとフロマージュブランのムース

     200731-12.jpg
・ミニャルディーズと焙じ茶

 まずは冷えたガスパチョで湿気の多い今年の夏を忘れさせる、添えられたテト・ド・フロマージュが美味。
 季節の玉蜀黍の一品後はフレンチの王道フォアグラ、白茄子との相性がいい。続く野菜の皿は岩田氏の父親が作る野菜を加えている、バーニャガウダをイメージした野菜のソースが全体を締めている。
 日本のフレンチで鮎が出るのは珍しくなくなったが、胡瓜と大根と云う和の食材を合わせ、爽やかさを強調した皿。肉料理は2皿仕立て、これが「MAY」の特色でもあるようだ、最初の皿もいいが個人的には二皿目のカルパッチョに惹かれた。
 面白いガラスの器に盛った、季節の桃を使ったデセールは無難な美味しさ。フランス料理店には珍しい焙じ茶もいい。

 ガスパチョ、玉蜀黍、鮎、夏鹿、桃等の夏食材をメインに手堅くまとめ、見映えもいいし特に女性客に支持されそうだと思った、それを表すようにほぼ満席の店内は殆どが女性だった。サービスはメートルの男性一人に加えて調理場から若手が時にヘルプする、皆イケメンです(笑)。
 さすが「モナリザ」一門、特に同僚だった「ラ・クレリエール」の柴田料理長と比較したくなるが、優等生的で級長が務まりそうな柴田氏に対し、悪童と云っては失礼だが(笑)、風貌も含めクラスの人気者で笑わせ役の岩田氏、料理を突き詰める柴田氏、料理を楽しんで客も楽しませる岩田氏、こんな違いかなと感じた。店のWEBページには『現代人・日本人に親しみやすい新たな仏クラシック料理を目指す』とあり、その狙いは五反田の客層に上手くマッチしていると思った。
 調理を終えて我々の席に挨拶に来た岩田氏、私服の前回と違いマスクをしたコックコート姿は「昼間のパパはちょっと違う」雰囲気で、光っていて、いい汗かいている(笑)。
 開業時より料理価格は上げたみたいだが、それでもこの混沌とした時勢に客入り好調なのは立派、五反田に出店した狙いもいいが、何より料理が良くなければ成功しない。
 大崎、品川、五反田、何とかウェイ新駅も含め、この界隈はこれからの10年東京で最も発展して行く地域だと予想する。私はリニア開業を見る事は出来ないかも知れないが、次回は近くのタワーマンション住人と見える演技で来てみたいと思っている(笑)。
 岩田料理長&スタッフの皆さん、いい時間をありがとうございました。
・EATPIAの店紹介


  1. [ edit ]
  2. フランス料理
  3. / trackback:0
  4. / comment:0


 管理者にだけ表示を許可する
 


プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
人はそれぞれに「見方、感じ方、考え方」が違います。私が美味と思ってもそう思わない人が居て当然です、味覚とはそれだけ不安定で不完全なもの、あくまでも筆者個人の嗜好による感じ方である事を承知の上で読まれてください。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに赤坂、麻布十番等。
混雑電車が苦手で加齢による朝型人間化のため、ランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

最新トラックバック

訪問者

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

« 2020 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -