最後の晩餐にはまだ早い


札幌・西17丁目「そば喜香庵」(2012札幌食べ続け②)

 「ブラッスリー・マーシュでランチを食べると、その日の午後は何も食べたくない」、こう札幌在住の友人に脅されていたが、1,500円のランチでそんな事はないだろうと軽く考えていた、でも本当に彼が言ったとおりだった(笑)。それ位あそこで出た「十勝豚のステーキ」は強烈だった。
 札幌市内のホテルにチェックイン後、満腹感から横になり少し寝たがお腹が減らない、血流を良くするために風呂に浸かってみてもお腹が減らない(笑)。このまま何も食べずに寝ようかと思ったが、「食べ続け」が目的で来たからには何か食べないと申し訳ないとの使命感?から、ホテルの供用PCで歩いて行けそうな場所にある飲食店を検索してみた、そこで引っかかったのが日本蕎麦の「喜香庵」という店、WEB情報では店主は高名な蕎麦職人、高橋邦弘氏に師事したとある。胃の具合から此処なら大丈夫そうだと思い行く事にした。

 ホテルからは歩いて10分程、大通から見ると札幌医科大学病院の裏手にあたり、フランス料理店「バンケット」も近い、夜は人通りが少なく店の回りは結構寂しいが、隣は別の蕎麦店で二軒並んでいるのは不思議、東京でも東大病院や日医大病院の近くには蕎麦店があるので、病院と蕎麦は関係が深いのかも知れない(笑)。
 店は2階にあり、店内は結構広く座敷も含めて20席位、昼は不明だが夜は主人一人だけで営業している様子だ、沖縄県の仲井眞知事を若くした様な風貌の店主は40歳代だろうか、BGMはモーツァルト、店内装飾には一貫した美意識が感じられる。

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 この店は初めての訪問である事を伝えると、主人は「おしながき」の説明から始めてくれた、「冷たい蕎麦、温かい蕎麦、それぞれ並粉と田舎の二種がある、量が少な目なので+300円で大盛りに出来る、この他に季節の蕎麦で『かきせいろ』」と『かき南』がある」との事だったので、この「かき南」(1,100円)を田舎蕎麦で注文、大盛りは昼で懲りたので「普通盛り」でお願いした(笑)。

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 暫くして運ばれてきた蕎麦には大ぶりの牡蠣が数個入って、良い鰹出汁と牡蠣の香りが混ざり合い、ようやく食欲が甦って来た。蕎麦は割と太目でイタリア料理の手打ちタリオリーニみたいな感じ、荒挽き粉のボソっとした食感と香りは独特、産地は道産と長野産を使っているとの事だ、少しツユが甘めに感じたが、これは店主の好みかも知れない、満腹飽和状態でも完食出来る美味しい蕎麦だった。

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 興味が沸いてデザートの自家製「蕎麦茶のアイスクリーム」(300円)まで頼んでしまった(笑)、これも蕎麦の香りが立ち美味しかった。

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 食後に店主と少し話をしたが、高橋氏が山梨・長坂に「翁」を営業していた時に下で働いていたそうだ、氏は北海道に来たら必ず店に寄ってくれるとの事だ、池袋「大勝軒」の山岸氏とその弟子達みたいな関係だろうか(笑)。私位の年齢になると正直云って一日に昼夜フレンチは辛くなった(笑)、「間奏曲」としてこうした店があるのはとてもありがたい、近くへ来たら一度行ってみてください。

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オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
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