最後の晩餐にはまだ早い


堀切菖蒲園「堀切せんべい」

 私が子供の頃、東京下町の商店街には煎餅屋が必ずと云っていい位に一店あった、小学校の同級生に煎餅店の息子が居て、「○○せんべい」と皆で呼んでいたものだ(笑)。
 町中から何時の間にか煎餅店が消えてしまった、消費者の好みの変化やコンビニの出現も大きいが、一番の理由は後継者不足だろう、コンビニスイーツで育った世代に、「俺の後を継いで、煎餅を焼いてくれ」と云っても、難しいだろうなと思う。
 煎餅店が減っていく中で、京成電鉄の堀切菖蒲園駅近くには、不思議な位に専門店が幾つか存在している、全部回った訳ではないが、WEB情報では6店あるそうだ。煎餅店が多い理由を調べてみて、ハッキリした事は分からないが、江戸時代に堀切近辺は水田が多く稲作が盛んだった事と、煎餅の名産地である現在の埼玉県草加市と人や物の交流があったからではないかとされる。
 今回紹介するのは代表的な一店で、堀切菖蒲園駅から最も近い「堀切せんべい」。この店を知ったのはWEB情報で、日持ちがして受け取った側の負担にならない位の手土産になる物が、交通費を使わず(笑)買いに行ける範囲でないか?とWEB上を探していて見つけた、我家から自転車で片道25分位だ。

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 堀切菖蒲園駅を出て、線路高架に沿って「お花茶屋」駅方面へ少しだけ歩き、「クローバー商店街」と云う名の飲食店が並ぶ通り沿いにある。
 此の地で40年以上続けているそうだが、数年前に改装をしたとの事で、店舗は新しく綺麗だ。

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 店正面のディスプレイ、正月料理の重箱の詰め方と同じく、江戸風はこうして隙間なく直線的に並べるのが粋とされる。煎餅一枚の値段は税込で80~130円位、銀座や神楽坂辺りと比べたら安く下町価格だ。

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 懐かしのガラス丸ケース、昔の煎餅屋は焼いた煎餅をこれに入れるのが主流だったと記憶している、今みたいに1枚ずつ個別包装するようになったのは、後になってからだ。
 店主は笹本さんと云う方で、根っからの江戸っ子ではなく福井の出身と聞く、そのためだろうか、元々東京下町の職人は不愛想で口の悪い人が多いのだが、この人は珍しくよく喋るし、愛想がよくて腰が低い(笑)、以下は彼の説明によるもの。

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 大谷石で組んだ、特製の煎餅炭焼き釜、手前の窪みに座って焼くのだが、旧店舗時代の様子がyoutubeに動画UPされている。

 冬場はともかく、真夏は堪らないと思う(笑)、夏に行った時は扇風機が回っていたが、とてもそれだけでは間に合わない暑さだろう。

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 店主の話では、この十年で一番値段が上がったのが、この紀州備長炭だそうだ、現在は10kgで12,000円位するらしい。 
 以下、この店の煎餅商品を紹介したい。
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・割煎
 この店でまず買うべきはこの割れ煎餅、成型や手焼きしている途中で割れたり欠けたりしたものだが、不規則に割れた部分に醤油が染みて、完品とは違う味わいになる、醤油も味の尖った部分を抑えるために、一定期間寝かせて使うそうだ。

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 原材料名表示も「うるち米(国産)」と「醤油(大豆・小麦を含む)」だけ、まさにシンプル・イズ・ベスト(笑)。

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・ミックス
 店を代表する煎餅が7種類入っている、ちょっとした手土産に最適、勿論予算を云えば箱詰めにしてくれるが、受け取った側が恐縮しないで済みそうな簡易包装版。

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・胡麻
 店主が「おまけ」にくれたもの、焼いた後に割れてしまったものみたいだ、胡麻と醤油の香りが絶妙のマリアージュ(笑)、煎餅自体は昔風のガチガチした堅焼きより少し軽めな作りに感じる、今の時代に合わせているのかも知れない。

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 全国で同じような菓子を売っている現在では、「東京下町の味」を最も感じさせるのは、手焼き煎餅かも知れない、最近まで気付かなかったが、自分の身近に名店があった(笑)。
 店は年中無休で営業している、店主は仕事していないと死んでしまう、マグロやカツオみたいなタイプなのだと思う(笑)、幸いにも息子さんが後を継ぐみたいで、交替で煎餅を焼いている。
 葛飾の堀切菖蒲園近くへ行く事あれば、寄ってみる事をお勧めしたい、店主が居たら煎餅の事なら何でも教えてくれます、消えゆく下町の良心や人情を感じさせてくれる店です。
 

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表参道「グラッシェル」(2017年10月)

 札幌食べ続けの記事を書いている間にも、外食には出かけているので、書く予定が溜まってしまった、ただ今回もフレンチだと書くのも読むのも疲れそうなので、此処は一回デザートタイムにしたいと思う(笑)。
 10月下旬に伺った、表参道のスイーツパラダイス「グラッシェル」のランチ記事をUPしたい、ただハロウィン直前だったので、店内装飾はハロウィン仕様、季節限定メニューもあったので、Xmas仕様の現在とは違っている事を了解願います。

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 地下鉄千代田線沿線に住む身内と会うのが目的だったが、この日荒川に架かる鉄橋内で火災が発生し、途中で折り返し運転になった、困った私はつくばエクスプレスの駅まで延々と歩き、南千住で日比谷線に乗換え、さらに上野で銀座線に乗換えて、集合時間には遅刻だがようやく店に到着した。
 雨降りの平日、2階のカフェスペースは空いているかな?と思ったが既に数人の客、女性ばかりだが、さすがは表参道、皆さん自意識美意識が高そうな人達、服装は華美ではなく一見地味だが、あれは「ユニクロ」ではなく、せいぜい「無印良品」あたり、バッグも海外ブランドは野暮になるので避け、一澤等の帆布鞄をさりげなく使う、嫌味にならない存在感が漂っている(笑)。
 
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 ランチの食事メニューは「タルティーヌ」「サラダリヨネーズ」「どろぶたソーセージ」「信州ポーク肩ロースハムサンド」の4種、値段は全て単品で1,000円(税別)、+ドリンクだと1,300円、さらにアントルメグラッセ2種盛を加えると2,400円、パフェを選ぶ時は差額が加わる事になる。

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 この日提供可能なパフェは、「熊本県産和栗のパフェ」(1,600円)、「プリンパフェ」(1,500円)、「かぼちゃパフェ(期間限定)」(1,500円)の三種類。
 まず食事は「ロースハムサンド」に決めて、デザートはシェフ一押しの栗パフェではなく、あえて逆らい(笑)、季節物の「かぼちゃパフェ」にしてみた、前週札幌に居たので「北海道産南瓜使用」に反応してしまった。

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 最初に一口ポタージュ、優しい味でした。

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 続いて「信州ポーク肩ロースハムサンド」メニューの説明では、
「長野県『肉のまる公』さんから届いた、信州ポーク肩ロースで自家製ハムを作りました。たっぷりのサラダと一緒にパンに挟んでお召し上がりください。」とある。

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 料理に付いているパン、北海道から送られて来るとの事。
 サラダはサニーレタス等の葉野菜の上に、薄切りの特製ハムが敷き詰められている、奥はキャロットラペ、オリーブのフライ、カレー風味のポテトサラダ。全体に優しい味付けで万人に受け入れられそう、ビネグレットも穏やか、アルコール類と一緒なら、もう少し塩分・脂分が欲しくなるかも知れないが、ソフトドリンクならこの位の味付けが合うと思う。食感が独特なパンもサラダに合って美味しかったが、「挟んで」食べるには小さい気がした。

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 紅茶、アールグレーだと思う、香りがいい。

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 本日の主役「かぼちゃパフェ」(10月末までの限定)、メニューの説明では、 
「北海道『みなみ農園』さんのメルヘンかぼちゃを使用、メープルのジュレにアーモンド風味の生地、サクサクのフィアンティーヌ、クルミのクッキーをのせ、メルヘンかぼちゃのアイスクリームとメープルのアイスクリーム、仕上げにかぼちゃのシャンティを絞りました。」とある。上部の飾りは月に向かって飛ぶコウモリをイメージしたそうだ。
 まずはかぼちゃシャンティを一口、南瓜独特の風味が口中に広がる、続いて南瓜とメープル味のアイスが加わると、味の積層によって美味しさが増す、そして冷たく柔らかい味の構成の中に、ビスケット系の生地が加わると味が単調にならない。

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 お好みでかけてお召し上がり下さいと、ラム酒が出て来た。
 少しずつ加えて食べると、味わいに深みが増す、甘さの中に奥行きや高さが出る印象、アルコールは弱いのだが、これは加えた方が美味しいと思う。
 あっという間に完食しました、血糖値が一気に上がりお腹一杯になる、「口福に満たされる」とは、この状態を云うのだろう(笑)。

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 一階ブティックの飾り付け、現在はXmasバージョンになっている筈。
 サラダランチにパフェで支払い総額3,024円、この位払えばフレンチやイタリアンでデザート付ランチが食べられる店はあるが、タルトやムース系みたいな、あらかじめ作り置いたものが殆どだ、その場の作り立ての美味しさを感じたい甘味重視の人には、此処のランチをお勧めしたいと思う。
 外は雨だが、センス感じられる空間でいい時間を過ごせた、若いスタッフ達の客対応も良好、日常生活を忘れられる、食のテーマパークに居るみたいでした(笑)。
 なお、「グラッシェル」のシェフパティシェールである本間友梨さんが、インタヴューに応えている記事があります、「お菓子づくり」だけでなく、仕事に取組む姿勢として参考になると思うので、ご一読を。
http://www.kumon.ne.jp/kumonnow/obog/049_1/
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表参道「グラッシェル」(2017年9月)

 表参道のスイーツパラダイス「GLACIAEL(グラッシェル)」にて開催された、2017年グリスマス商品の紹介レセプションに、小規模ブロガーとして招待されたので記事にしたい、9月だが年末Xmas商戦はもう始まっているのだ(笑)。
 まずグラッシェルの主力商品「アントルメグラッセ」について少し説明をしておきたい、仏語の「アントルメ‘entremets’」については、WEB上からの引用になるが、
「西洋料理で昼食や夕食、または正餐献立の終わりにデザートコースとして供されるもの、今日では主として食後の甘味料理を指す。アントルメには冷菓と温菓の2種類がある。冷菓は体温以下の温度で供される菓子類で、例としてゼリー、シャーベット、アイスクリーム、ムース等。」とある。
 広義の意味では冷菓全般を指すが、この店ではアイスクリーム(仏語でグラス)やシャーベット(ソルベ)を主材料にして成型デコレーションした、ホールケーキ状の氷菓を「アントルメグラッセ」と呼んでいる。過去日本では英語で「アイスクリームケーキ」と呼ぶ事が多かったが、名前が変わると印象も違う(笑)。
 レセプション会場は店舗2階のカフェスペース、本間シェフパティシェールの説明により、まずクリスマス用の新作アントルメグラッセ3種がお披露目された。

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 手前右が「クリソン」(Xmasバージョン)、左「クーロンヌ ド“グラッシェル”」、奥右が「レーヌドシャンパーニュ」。残りの2品が従来からの人気商品で、奥中が「バルーンドフリュイ」、左が「フレーズピスターシュ」

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 試食用にカットされた新作3種。左から「レーヌドシャンパーニュ」「クリソン」「クーロンヌ ド“グラッシェル”」の順。

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・「レーヌドシャンパーニュ‘Rine de champagne’」5,000円(ホール、税別:以下同)、Xmasオーナメント付
 デザインは「王妃の王冠」をイメージしたそうだ、配布資料の説明を紹介すると、
「ピンクシャンパンをテーマに、クリスマスを華やかに演出するアントルメグラッセ、従来から展開しているアイテムをクリスマスバージョンで販売します。ビスキュイジョコンドの中には、白い卵黄を使ったバニラアイス、中にはタイベリーフランボワーズをしのばせ、ピンクシャンパンのソルベを絞りました。」とある。
 食べた印象は割とあっさりした食感、アルコール不感症の私にはロゼの香りは今一つ判らなかったが(笑)、全体に繊細で和食の後などにも合いそう。

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・「クリソン‘KURIsson’」4,300円
 「GLACIEL定番商品のハリネズミの形をしたエリソンの栗バージョンで、栗の形をそのままイメージして作りました。中心はマロンのアイスクリームにコンフィチュールカシスを絡めたもので、それをマロンのシャーベットで覆い、チョコレートのアイスクリームを絞りました。」
 従来からの人気商品で、私も好きな「エリソン」の改良版なので、味は定評ある処、栗とチョコレートは「黄金の組合せ」で安心の美味しさ、デザインも面白く子供のいる家庭へのプレゼントに喜ばれそう。

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・「クーロンヌ ド “グラッシェル”‘Couronne de“GLACIEL”’」5,000円
 「クリスマスリースをモチーフにした2017年クリスマス向け新作アントルメグラッセ、タルトの中にはクッキー入りバニラアイス、中央にはクリームチーズのアイスをのせ周りを苺風味のマスカルポーネアイスと苺&フランボワーズのソルベで絞りました。」
 今回、個人的にはこれが一番好み(笑)、下のタルト生地とアイス&ソルベのバランス良好、どちらかと云えば子供より大人向けか、デザインも含めスイーツ好き女性へのプレゼントに最適では?
※以上の3点は、予約期間10月20日~12月15日、渡し期間12月15日~12月25日

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・続いて冬季限定の「アンディヴィデュエル グラッセ ディベール」の紹介
 従来商品のプチアントルメグラッセのセットに、前記の「クリソン」を加えたもの。

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・人気商品の「コルベイユ ド フリュイ‘Corbeille de fruits’」
 写真でしか見た事ないが、ローブ・デコルテを纏った貴婦人みたいに美しいです(笑)。

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 最後にカフェスペースで提供される「熊本県産和栗のパフェ」(1,600円)が紹介された、本間シェフの説明によると「今年は球磨郡山江村のやまえ栗を使用。モンブランをイメージしたシンプルなパフェにラム酒のジュレを合わせ、スッキリとお召し上がりいただけます。」との事。

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 この画像は2016年版、実際に食べた感想で、本間シェフに「パフェグラス(容器)に、この盛付は食べ難いのでは?」と、僭越にも指摘してしまったが改良されていた。

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 今回の試食用だが、味も2016年版に比べて、ラム酒ジュレが入った事により立体的になったと思う、これはフルサイズを食べに行かないといけない(笑)。

 甘い香りに包まれ、凝ったビジュアルに見とれ、予定時間があっという間に過ぎてしまった。素敵なレセプション&試食会に招待ありがとうございました(笑)。


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新御徒町「佐竹商店街」と「中屋洋菓子店」

 東京台東区にある佐竹商店街は、清洲橋通りに沿って南北に並ぶ、全長330mの歴史ある商店街だ。名前の由来は元々この地が秋田久保田藩の江戸屋敷で、久保田藩主は代々佐竹氏が継いでいた事から、昔から「佐竹」「佐竹屋敷」と呼ばれていたらしい。
 明治の廃藩置県により無人となった屋敷跡に、見世物小屋、寄席、飲食の屋台等が並び、これが商店街の始まりとされる。現在ではアーケード(フランス式に云えば「パッサージュ」)型の雨天対応で、客は雨に濡れずに買い物が出来る。 
 商店街の中にも掲げてあるが、「日本で2番目に古い商店街」だそうだ、そうすると「1番は何処?」と気になるが、これは金沢の片町商店街になるらしい。京都の錦市場はもっと古いのでは?とも思うのだが、あそこは商店街でなく市場だからランキングが違うとの事(笑)、まあこうしたものは先に言ったもの勝ちみたいだ。

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 商店街は過去2回程訪れた事があるが、印象は「昭和的で、寂れかけた商店街」のイメージだった、今回真面目に?見学して、なかなか面白かったので、ブログに書いておきたいと思う。
 少子高齢化と大型店舗進出により、日本中の至る処で商店街が「シャッター通り」に化してしまった、私の地元にある商店街も昔は賑わっていたが、現在はゴーストタウン状態になり、屋根も補修せず荒れる一方。佐竹商店街も少し寂れかけた雰囲気あるが、屋根は補修していて雨も漏らない(笑)、中にはシャッターを閉めた店舗もあるが、全体的にはまだ生存中の状態に見える。

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 右端は古くから続いていると見える甘味処、隣はインド・ネパール料理店、その隣は夜だけ営業の酒場、奥にはピザ専門店と多国籍な店舗が並ぶ(笑)。

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 こうした雑貨屋と云うか「何でも屋」は、昔から商店街に一店はあった。

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 洋品店が多いのがこの商店街の特徴、この日営業中は4店舗あった、繊維問屋が多い浅草橋に近い事と関係ありか。

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 元々店舗だったと思われる場所が駐車場になり、その前にズラリと並ぶガチャガチャと自販機、昭和レトロな商店街との対比でとてもシュールな光景(笑)。

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 今回の訪問目的がこの「中屋洋菓子店」、大正7年創業のカステラ&ロールケーキ専門店で、WEB情報で知り興味を持った。

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 販売アイテムはカステラ、コーヒーロールとジャムロールのみ、この他にマドレーヌや期間限定のりんごケーキもあるらしいが、この日は見なかった。

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 ガラスケースはシンプルそのもの。
 店先には誰も居なくて、「すいません」と呼び掛けても返答ない、繰り返したら奥から男性が「ちょっと待ってください」との返事、少し経って白作業着姿の年配男性が出て来た、この方がご主人みたいだ。商品は3種類なので選ぶのも簡単(笑)、カットした物を3つ購入した。男性の話から大正7年創業で、自分で三代目だと云う事を知る。

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 隣が喫茶店で入ってみたかったが「準備中」だった、WEB上では「喫茶室は平日12~13時の一時間しか営業しない」「懐かしのインベーダーゲーム」がある等、まことしやかな話が出回っているが、一度見たいものだ(笑)。

 帰宅してから食べてみた3種類
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・コーヒーロール(1カット税込158円、1本は1,095円)

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・ジャムロール(1カット147円、1本990円)

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・長崎カステラ(1カット145円)

 印象は「なつかしい昭和味」そのもの、食べていると私が子供時代を過ごした、墨田区の小さな町工場が並ぶ風景が浮かんできた(笑)。唸るような美味しさとか、洋菓子コンクールに出る味では決してないが、プルーストにおける紅茶に浸したマドレーヌみたいに、幸せだった少年時代を思い出して涙ぐんでしまう(笑)。
 少ない販売アイテムとこの昭和味で商売を続けているのだから、きっと根強いファンが付いているのだろう、若者向けのコンビニスイーツでは満足できない人は居ると思う。稲荷町の「小山生菓子店」と共に昭和遺産として残したい店だ。
 この店を含め佐竹商店街は昭和的な魅力に溢れている、また訪れたい場所だと思った。つくばエクスプレスの新御徒町駅から至近なので、近くへ来たら一度寄って見る事をお勧めしたい。


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竹ノ塚「三桂 保木間店」

 先月、49歳の若さで惜しくも亡くなった、PARISホテルブリストルのシェフ・パティシェだったローラン・ジャナンは、来日する毎に日本のコンビニへ行き、タマゴサンドを買う事を一番の楽しみにしていたと、インタビューで語っていた。
 三ツ星レストランの天才パティシェが認める位に、日本のサンドイッチのレベルは高くなった(笑)。フランスではバケットを開いて具を挟んだ物が多いが、日本で一般的な三角形の物もスーパー等では売られている、ただ中身の種類は少なくパンもボソっとした食感なので、日本式の繊細なサンドイッチとは違う。
 去年あたりから日本でサンドイッチがブームになっていると感じている、コンビニサンドも人気だが、注目されているのが高級サンドイッチで、ローストビーフ等高価な中身を使い、専門店のメニューには一品千円以上する物もある。
 今回紹介するのは、ブームになる前から地元にあったサンドイッチ専門店、私は初利用だったが美味しかったので、ブログ記事にしておきたいと思った。
 店の名前は「三桂(さんけい)保木間店」、場所は説明し難い処に在り、近い駅は東武スカイツリーラインの竹ノ塚だが20分は歩く、あとはバスか車または自転車で行くしかない、近隣住民か勤め人が対象の店だと思う。道を挟んだ斜め前には「シャトレーゼ足立保木間店」がある。

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 道路に面した店舗で「Sankei」の文字が目立つ。

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 ガラスケース兼冷蔵庫の中に並ぶ種類豊富なサンドイッチ、三角形タイプだけでなくコッペパンに挟んだ物もある、店は三角を「サンド」、コッペ形を「ロール」と名付けている。(撮影は承諾を得ています)
 ケースを見ていたら、奥から店主らしい体格のいい男性が出て来た、調理場で作業しているので、店内で全て作っていると思われる。これだけ種類があると、何を買おうか迷うが、結局4種類を選んだ。
 男性に店の由来を聞いたのだが、元々「三桂」はフランチャイズ制のサンドイッチ販売店で都内にて数店舗展開、この店も系列だったが、その後グループから離脱し現在は独立店舗になったとの事。独立後も「三桂」を名乗っているのは、何らかの「大人の事情」があるみたいだが、それはさすがに聞けなかった。

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 買ったサンドイッチ全部、WEB情報では茹で玉子のサービスがあると聞いていたが、何と2個もおまけしてくれた(笑)、これ全部で1,030円は安いと思う。
 以下、各サンドイッチの紹介、画像は包装を取ってから撮るつもりでいたが、上手く自立しないので、そのままで断面を見せるにした。

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・タマゴサンド(税込250円)
 薄く柔らかいパンでマヨネーズを和えた刻み茹で玉子を挟んでいる、中身とパンのバランス良好、味のまとめ方もいい、他に玉子焼きみたいな厚焼きを挟んだ「オムレツサンド」もあるが、最初に買うのはこのタマゴサンドだろう、これローラン・ジャナンに食べさせたかった(笑)。

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・ゴボウサラダ(270円)
 何故かこれだけ名前に「サンド」が付かない。スーパーの総菜売場に置いてある、千切りゴボウとキュウリのサラダを挟んだもの、とても庶民的でホッとする日常の美味しさ、やはり野菜も食べないといけません(笑)。

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・ハムカツサンド(250円)
 肉系も食べたいと思い選んだ、コロッケはコッペパンが合うが、ハムカツは三角サンドだろう、東京下町育ちの私にはハムカツは何よりのご馳走(笑)。中身のハムと衣のバランスが良好、ソースがピリッとした辛口でいい、このソース何処製の物なのか今度訊いてみたい。

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・フルーツサンド(260円)
 デザートのつもりで買った(笑)。中身はミカンとパイナップルを生クリームで和えたシンプルなもの、パンとのバランス考えたら、この位がいいのでは?と思う。
 以前別の店で買ったフルーツサンドが以下の物だが、

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 見栄えは立派でSNS受けしそうだが、食べている途中で飽きて来て、半分位で「もういいや」と云う気分になる、パンとのバランスも良くない。

 全体的に出来不出来のない美味しいサンドイッチ、値段も下町価格で良心的だと思う。あえて言えば全粒粉や玄米を混入した、黒っぽいパンを使ったサンドイッチがあると、もっといいのだが。
 我家から自転車だと結構あるが、また買いに行きたいと思う(笑)。


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プロフィール

オンクレ・トシ

Author:オンクレ・トシ
店の点数評価等はしません、「食と人」を描きたいと思っています。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。

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